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ある者の騎士物語【序】  作者: 灰色人生
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04

更新遅れました。


すいません。


この話は多分1ヶ月に一回の投稿ペースになる予定です。



楽しみにしてくれてる方本当に申し訳ありませんm(_ _)m

 


 なんとか逃げる準備が間に合い村人たちは逃げ出した。


 村に残ったのは20人の男衆だ。


 彼らの目的は以下にゴブリン達を足止めし時間を稼ぐ事だ。



 1分1秒でも多くの時間が稼げるかで生存率が大きく変わるのを理解しているのだろう男衆達の顔は引き締まっていた。



 バンは残ってくれた男衆達を一人一人見て「よく残ってくれた、まずは感謝する。ありがとう」


「これからは言うことをよく聞いてくれまずは村の柵を出来るだけ補修する班と村の広場に食料を設置する班それと村中に油を撒く班の三班に分かれてもらう」



 バンの指示によって三つの班ができそれぞれにリーダーを決めバンはその総指揮をとる事になった。



「では皆準備に取り掛かってくれ!」


 男達は一斉に動き出した。



 まず補修する班はこれはとにかく村の中に入る時間を稼ぐ必要がある為家々の家具を集め簡易のバリケードをそこら中に設置し少しでも時間を稼げる様にする。



 次の食料を設置する班は村の中心の広場に食料を置きその周りに簡易の落とし穴を作り少しでも食料に到達する時間を稼ぐ。



 最後の油を撒く班は村の隅々まで油を撒き最後は丘の上まで一本の油の線を引き完成だ。



 斥候に出てた男が走って戻ってきた「おぉいもう直ぐ奴らが来るぞ!!」



 その言葉を聞いてバンが「よし!みんな丘の上まで避難するぞ!」



 バンはみんなが避難するのを確認してから自分も丘の上に避難した。




 暫くするとゴブリンの群れが見えてきた。



「おいおいなんて数だよ」

 ミダスは今まで見た事のないゴブリンの数に思わず声が漏れてしまった。


 他の男衆達も同じ様なもので口々に「マジかよ」


「多過ぎだろ」「逃げ切れるかこれ」


 と不安を口々に言い士気がだいぶ下がってきたそれを見たバンは「おい!確かに奴らの数は多いがそこまで奴らは賢くないだから十分に逃げ切れるだがここで俺たちが弱気になってこの仕掛けを失敗させたら追いつかれるかもしれんだから気をしっかり持て!」その言葉に男達は「おう!そうだよなよし!やってやるぜ」とやる気をだした。



 バンは声には出さなかったが内心(この数は冒険者時代でも見た事はないな、やはりゴブリンキングが誕生したか?)と冷や汗をかいた。



 ついにゴブリン達が村に到着した。



 どうやら攻めてくるのはゴブリンだけでゴブリンナイト達は後ろで待機しているだけだった。


 バン達は出来ればゴブリンナイト達に掛かって欲しかったがこの際贅沢は言えない。



 沢山のゴブリンが村に群がり各々の武器で柵を叩いた。



 約5分の柵が軋み出しついに一部が倒壊しゴブリン達が雪崩れ込んだ。



 だが村のあちこちにバリケードがありそこでまたしても時間がかかりなんとか村に入れたが獲物の人間達がいなくゴブリン達は激しく怒り狂った。


 だが一体のゴブリンが食料の事に気がつき走り出しその事を見た他のゴブリン達も食料の方に群がって競争し始めた。


 最初一体がもう直ぐで食料に到達する手前で落とし穴にはまりその下に設置されてた竹槍に貫かれ絶命した。



 前を走っていたゴブリンはその事に気がつき止まろうとしたが後ろから押され次々とゴブリン達は落とし穴にはまり命を散らして行った。


 そして50体ぐらいがその罠で死んだがそれで落とし穴はゴブリンの死体が積み重なったのでそれを踏み他のゴブリン達は食料に到達し食べ散らかした。



 それを見ていたバンはミダスに「今だ火をつけろ」


 ミダスはその言葉に従って火打ち石を使い火をつけてそれがあっという間に村まで油の道を伝い燃え広がる。



 村に火が到達し村を焼いた。



 村の中にいたゴブリン達は火達磨になった。



 それを見たバンは「よし引き上げるぞ、長居すると俺たちの事を気付かれる行くぞ!」



 男達はその場を後にした。









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