最先端を生きている
この間、腕にできた1センチくらいのしこりをサクッと取りました。肘の近くだけど骨っぽくない、肉にくしい、ふくよかな、たふたふの、えーとそんな部位です。皮膚科で取りました。
診察したその日に手術できるよってことで、午前中に行ってお昼頃には帰る簡単さ。
でも、切除したしこりが良性か悪性かは、とって検査してみないと分からないと言われまして、今は検査結果待ちです。→今日結果出ました。良性でした。血管脂肪腫、というものだったそうです。
4針縫いました。
もう随分前から、コリコリしてんなぁ、ってほっといたんだけど、気になって検索したら、自己判断しない方がいいよ、って書いてあったので。サクッと気になるところがとれて、良かったぜえー、と思っています。
それはまあおいといて、その手術をした後に、看護師さんに、痛かったですかぁ〜、って聞かれたんですね。
手術自体は全然痛くなかった。なぞってるなー、って感覚があって、なんか麻酔が足りない?ってお医者が思ったらしく、痛いですか?麻酔足しますね、ってバシャっとなんかかかった。縫う時のひっぱりも分かります。痛くはなかった、痛くは。
腕だけど、手術台に寝転がって施術で、自分で見る事はできない、という体勢だったので、なんとなく感覚だけで鈍く感じつつ。無事手術は済みました。
「麻酔の方が痛かったですよー。」
「あー、そういうもんですよねぇー。」
と、やり取りした後。
「でも、麻酔しないと、気絶するくらい痛いです。」
ひえっ
そ、そうなのか。そうだよね。
筋肉まで切った訳ではないけど、それでも、別に膿んでも傷んでもいない場所を、それなりにざっくり切るんだもんね。縫うんだもんね。
「そう考えると、昔の人は大変でしたねえー。」
と私が言ったら。
「そうですねえ。でもきっと、昔は、そのまんまだったりして切ったりしなかったんじゃないかな。」
へー。あー、そうかも……。
治療の歴史を調べた訳ではありませんが、切った後、水や空気、抗生剤の軟膏を通すテープを貼ったり、糸で縫ったり、膿まないようにするあれこれ。麻酔もだし、そして、手術後に、もしかしたらの可能性として、ケロイドができることもありえます。
実例の写真を手術前に、こんな事もあるぜ、って治療ルートの了解を得るために見せられるのですが、もこもこして赤くて、こんなの治療するの、現代医療じゃないと難しいよね。
ケロイドの治療の歴史、で検索すると色々書いてあるけど、昔をどこまでととらえるかでまた違うかなー。
本当、今に生きていて良かった!
いつでも今、生きている人が、時代の最先端です。
医療の今、っていうところで思い出すのが、昔のテレビ番組で観た、あるエピソード。
ある夫婦がいました。
そこそこの熟年です。
夫は、仕事から帰ってくると、もうぐったり疲れて、休みも寝てばかり。
専業主婦の奥さんは、アクティブで、そうやって寝てばかりいる旦那さんが、なんかもー、もー!って感じ。
バラエティだったのですが、そこでテレビ番組に依頼して、旦那さんをあの手この手で、無理矢理活動させようとして。
番組的に、そんな旦那さんをどうにか矯正しようという立場で、奥さん側の立ち位置で。具体的に何をさせたのかは忘れてしまったんですけど、バラエティですから、笑いをとりつつ、けっこう無体なこともしてたような、おぼろげな記憶です。
これって、今、考えると。
旦那さん、色々と、治療が必要な症状だったかもしれないよね。
更年期障害。
軽度のうつ。
そこまでいかなくても、旦那さんは年齢がそれなりでしたから、身体に精神に、そこそこ、ダメージがあったのかもしれない………。
元気で家で家事をして、きっとエネルギーがいっぱいある奥さんと、決定的に波の高さが合わない旦那さんは。その時、これからはちゃんと頑張って休んでばっかりいるんじゃないんですよ!ってことで、テレビ番組も、奥さんも、当事者の旦那さんも、まあなんとなく、そーだね、って感じに無理くり納得して、まとめられていた。
その時は、何とも思ってなかったけど……。
番組は一応の解決、まとめで良いけれど、その後まで追う訳ではありません。責任は、まあ、負わないよね。
旦那さん、その後、どうなったんだろうか?
奥さん、その後、どうなったんだろうか。
奥さんだって、いつまでも元気とは限らないよね。夫婦としてずっと一緒にいたら、あの時はね……ごめんね、なんつって時が経ってからこそ分かる歴史になるかもしれないけれど、どうなんでしょうねえ。
今、現在なら、成立しない番組であったかもしれないなあ、と思います。知らないって、こわいね。そうやって、知らない犠牲は、過去も今もこれからも、きっとずっとあるんでしょう。
そして、今反面、色々な負の可能性を知ることで、不安にもなります。あの病気じゃないか、それとも、なんてね。
けど、知れば、広がった現実に対処できる力にもなる、良くできる力になる。
全てを落とさず拾って生きる事は難しい。今なら今、できる事を精一杯に皆、生きている。
人の人生を俯瞰して、流れのように波を感じます。行き着くところは、どこか、きっと良いところだと信じて。
けど、自分もその波の中で、どんぶらこっこと流れている最中は、ひえっ!とか、ええ!?とか、へー、とか、おお!とかいっぱい、ドキドキのハラハラなんだよね。自分ごとになれば、高みの見物なんてしていられない。
今回の血管脂肪腫も、良性だと分かるまで、ちょっと考える事もありました。悪性だった時、どうなるか分からんけど、この先どういう気持ちで生きていこうかな、ってとこを、モヤモヤとね。
歯も痛くなるし。
歯医者に行ったら、もう随分前に治療したところが限界で、歯の根っこが折れてポキッとなっていて、噛むたびにそれが圧迫されて痛かったようです。
歯医者さんはやはり素晴らしい、噛むたびに当たる歯の頭部分を、ガーッと削って応急処置、当たらないようにしてくれました。
何日か薬を飲んで、腫れがひいてから抜歯をする予定でもう予約していますが、なんですかね、もう。
今年は、色々と、身体のメンテナンスをがんばる年!
そして、その間も、小説の更新をし、私生活もそこそこ繋いでいって、継続していけるよう頑張りたいです。
私は、最先端の今を生きている。
痛みも、表現する喜びも、知ることも。エピソード全てが、ひっくるめて私の最先端。
ひええ、と思ったりも、結局面白くしてしまえば、経験値。まだまだ深く、面白くなりそうなんだぜ。って思っています。




