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怪談集「暗中」  作者: にとろ


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肝試し以前の大事なこと

 退屈していたときにスマホを操作していたときのことだ。偶然スマホのメッセンジャーに通知が届いた。ちょうどサブのスマホを弄っていたのでなにかは無しが入ってきたのかと思いアプリを開いた


 そこには行ってはなんだが良くある話が書いてあった。なんでも、昔すんでいたところの墓地へ肝試しに行ったところ、友人がおかしくなったという。


 そこにはある程度詳細が書いてあったのだが、気になることがあったので話を聞いてみた。


 都会へ出ていたのに、お盆に帰省したときに、旧友に出会ったので、友人を誘って肝試しをしようということになった。


 その某所にある墓地へ夜中に忍び込んだのだが、これといって怪異は起きなかったので皆してくだらないと言いながら強がって車に乗り、帰った。


 その時は何も起きなかったのだが、翌日、車を墓地まで運転していた男がおかしな事を言い始めた。突然生肉を食べ始めたり、風呂には居るのを拒否したり、夜になると奇声を上げるようになってしまったそうだ。


 原因を皆に彼の奥さんが聞いて回っていたようだが、誰もハッキリと言わないので、責任を取れとは言わないから原因を教えてくれと言われた。


 一応そこへ肝試しに遊びに言ったと入ったのだが、それと友人の突然の奇行が関係あるのかどうかは分からない。一見関係ありそうだが、ハッキリ関係あるとは言えなかった。


 だが、その奥さんは友人を寺から神社、教会まで連れて行ったがさっぱり改善しなかったのだと言う。そこまで来ると心当たりが他にないかと効かれてもお手上げだった。


 彼を見てくれというので、まだ滞在している間に彼の所へ行ってみた。ただ要領を得ない言葉やうなり声を上げてこちらを睨んでくるので話にならなかった。


 泣きそうな奥さんには悪いのだが、アイツに子供がいなくて本当によかったと思える有様だった。


 そんな状態でも彼を助けられるはずもなく、そのまま地元から都市部に帰ってきた。相談出来る相手もいないので、どこか高名な霊能者か、力のある神社を知らないかと送られてきたのだが、私はそこで一つの疑問を書いて送信した。


 それは『○○は有名な場所ですけど、再開発で何年も前に無くなっていますよね? 本当は何処を訪れたんですか?』と送信した。


 そこは元々有名な心霊スポットだったが、迷惑な来訪者が後を絶たず、墓地としての敷地も足りなくなってきていたので、開発と共に全面移転をした。だから最近になってそこを訪れたというのはおかしい。


 それを指摘したのだが、途端にメッセージはまったく返ってこなくなり、やんわり訊ねてみたのだが、それに既読のマークは付かなかった。調べてはいないがおそらくブロックされたのだろう。


 彼の本当の目的は不明のままだが、何処までが本当で、何処までウソかは分からない。ただただ謎の残るだけの話だった。

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