二章六話 『元勇者、冒険者となる①』
どうも今年は雪がほとんど降らなくて幸せなパル猫です!寒いのには変わりませわけどね!?
ではでは本編どうぞ!
「あー、やることないなぁ」
ソファに座りながらそうぼやく。
「冒険者になられてはどうでしょうか?」
そう返して来たのは左側で頭を撫でられてエルフ耳をピコピコ動かしながら喜んでいるリシーだった。
結局ギルド宵闇亭ではダレンの登場などがあったためギルドカードの制作は出来なかった。作れていないために今まで勇者時代に貯めた魔物の素材も売れずに収納に残ったままである。
「結局僕も作れなかったからね…。」
そう呟くのは右側で撫でられて嬉しそうに抱きついているイヴだ。にへら~と幸せそうな顔で頬ずりしている…これがあのツンツン娘なのかと不思議なくらいだ。
そして目の前反対側のソファに両側を取られて羨ましそうに指を咥えながらこちらを見ているフィーネがいる。
「…フィーネこっちに来なさい。」
一旦リシーを撫でていた左手で膝を叩く、一瞬名残惜しそうにリシーが見たものの直ぐに戻って来たのでまた嬉しそうに耳がピコピコしている。
フィーネはパァッと音が鳴りそうなくらいの笑顔の後に膝に座りに来て座る。背中をルークに預けて幸せそうにしている。
――小一時間後
「すぅ…」
「んぅ…」
「ゆにゅ…」
三人とも寝ていた。みんなルークに寄りかかっているためルークは身動きが取れずにいた。
「仕方ないか…」
―重力操作―
三人を宙に浮かせてベッドまで運ぶ。並べて寝かせると上から優しく毛布をかぶせてやる。そして一人づつ優しく髪を撫でてやると三人とも嬉しそうに身をよじる。
「これ以上はこっちが持たんな。さて、冒険者ギルドにでも行きますか。」
ルークは庶民が着るような服をきて町へと出掛けた。
町へでてまずルークがしないといけないことそれは……変装だった。今アルビオンにいる住人の9割はルークの顔を知っている、そんな人物が冒険者になるなど普通許してくれるわけがない。
しかしルークには頼れる魔法がある。
―変身―
次の瞬間ルークがいた場所にいたのは白髪で青い目をした青年だった。
この魔法はルークのオリジナルの魔法であり、見た目ならず声まで変えてしまうという優れものだ…なんなら性別だって変えられる。効果もルークがオンオフ切り替えるだけで戻れるといった規格外間違いなしの能力である。
一つ難点を言えば変身を使っている間は魔力が減っていくといったことぐらいか、まぁルークの魔力回復量を上回っているわけではないので魔力が減ることはないが。
―鏡―
「問題ないな。」
空中に鏡を出して自分を見てみるが問題なく変身は発動したようだ。
「よし、これでいこう。」
軽やかな足取りでルークは冒険者ギルドへとむかった。




