二章五話 『勇者④』
こちらの方では明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします!パル猫です!
こちらも今年はちゃんと?投稿していきますのでよろしくお願いしますですっ!
「ルーク=レインって、あの…?」
「うそだろ…そりゃ勝てねぇわ…」
あ、俺のお話読んだのかな?あれめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど…。
三人はこそこそと話し合っているが丸聞こえである。頭隠して尻隠さず…あれここで使える諺だっけ?まぁいいや。
「えっ…魔法勇者は死んだはずじゃ…」
「なら目の前のはなんなんだよ…。」
「本当は、生きてた?」
あ、そうか伝記の方じゃ命と引き換えに邪神を倒したことになってるんだっけ?
「でも死んだ人間が生き返る?」
「うーん…この世界じゃなんともなぁ…。」
「なら確かめればいい、魔法勇者ならあれがある。」
「「あぁあれか…いいんじゃないか?」」
お?話がまとまったかな?ちょっと待ちくたびれて後ろの氷塊でイヴやリシー、フィーネやルシファーの氷像を作ってしまったが。
「…あれは?」
「後ろにいい氷塊があったんでな嫁さんや知り合いの姿を作ってみたんだが、なかなかいい出来だろう?」
「凄い…わかったちょっと待ってて。」
「お、おう……?」
また俺は除け者らしい。仕方ないダレンやロイター、アストレアや王様も作ってみるか。
「やっぱりあれは本物。最禍氷獄を素手で触るとか人間技じゃない。」
「「うわぁ…」」
なんだろう後ろから冷たい視線を感じる…。
その後三十分ほど話し合いが続いたようで俺はずっと氷像作りに明け暮れていた。
「えっと…ルークさん?様?」
「別に好きな呼び方でいいさ。それで話し合いは終わったのか?」
「ああ、まず無理な訪問と殺そうとしたことを謝罪する。そして命までは取らないでいてくれたことに感謝を。」
そう言って頭を深く下げる金髪くん。ごめんね最後殺しちゃったんだけどね?ちゃんと生き返らせたけどさぁ。
「こちらも名乗り遅れたがこっちの青髪の子がサーシャ、こっちの赤髪の子がエリ、そしてリーダーである僕、ユウトだ。」
「あぁよろしく、ともいえないかもしれないがよろしくな。」
「すまない、神の啓示で勇者討伐を命じられていたのでね。だからといって許されることではないけどね。目を覚まさしてくれてありがとう。」
神の啓示に転生または転移時に記憶に刻まれる"勇者を殺せば力が手にはいる"というあれか…本当にこの世界の神は世界の危機から救ってほしいのか?
「それで君達はどうするんだ?」
「まずはパーネル王国に戻ることにする。そして後日ちゃんとルークさんとファルネシウス王国に謝罪することにする。」
「別に黙っていればいいとか思わなかったのか?」
「それも考えてはしまったが恩人に恩を仇で返すような真似はしたくないからね。」
こいつも根は真面目なようだ、まるでアストレアのように。
そんなことを考えていると、ぐぅ~とかわいらしい音が鳴った、その音の主は顔を真っ赤に染めてうつ向いている。
「ふふっサーシャったら。」
「まぁいつも通りだな。」
「魔法は使えば腹が減るからな、うちに食べに来るか?どうせ今ぐらいから昼だろうしな。」
多分セルジオが最高の料理を作ってくれている。なんでも昔、大臣をする前は帝国の宮廷調理師だったらしい、正直有望過ぎて怖い。
「なら行くか。」
「「「はいっ」」」
―強制転移
凍ったクレーターに残されたのは7体の氷像、精巧な出来で見たものは本物と見間違えるレベルの出来である。
そしてここは先の大戦があった場所でもある、ルークのせいで一瞬で決着がついてしまったが。だから敵がまだ居ないかなど偵察している者もいる。
「あ、あれは?……た、隊長!大変です!」
「どうした!」
「氷で出来た人がいます!」
「何をいっているんだ?」
誰だってそんな反応になるはずだ。氷で出来た人など存在しないそれは凍っている人ぐらいしかないのだから。
「本当なんです!」
「どれ………あ、あれは!?お、王様!?」
この日砦は大騒ぎになったのだとか。




