二章四話 『勇者③』
どうも眠たさで頭がまわっていないパル猫です…。本編どうぞ……ガクリ
魔法すら凍らせる魔法―絶対零度。
三人の勇者は凍ってしまっていた。しかし青髪の子の六芒結界は興味深い。とっさに発動させたのにも関わらずちゃんと発動している、流石に守りきれていないが。
「全く…手応え無さすぎだろう…。」
――聖大天使の光――
天から降ってきた光に三人が包まれる。すると凍ってしまって止まっていた三人の呼吸が聞こえる。どうやら成功したらしい。
聖大天使の光、名の通りルシファーのことでありルシファー自身特定の条件下ではあるが蘇生が行えるのである。ルークはそれを拝借したに過ぎない。
何故天使達の神の力が使えるのかは現状説明が出来ない、自分でも確証がないためだ。
その時光を浴びせたところからもぞりと影が動く。
「……わ、私は…」
「なにがどうなって…」
「……」
三人が起きたのはクレーターの中心、それもクレーター内のみを氷で覆われた場所。
「寒い…」
「俺たちはどうなって…」
「……」
赤髪の女の子は現状をあんまり理解していないようだ、男の方は論外だな青髪の女の子はガクブルと震えているそれがこの寒さからくるものなのか死を直感したからなのか。
「それで現状は理解出来たか?それとももう一回逝くか?」
「「!?」」
「……」
赤髪の女の子と金髪勇者はその一言で先程の出来事を理解したようでガクブルと蒼白な顔で震えている。
「さ、さっきのは…」
「あぁ絶対零度か?」
「あれは極位魔法…。あなたは魔術師じゃ…」
「「零系統魔法!?」」
零系統魔法、いわゆる極位魔法と言われるもので人間が唱えられる属性魔法の最上位のものであり、使える人間はその魔法の属性を極めたものと言われる。
「しかし守りきれなかったとはいえあの六芒結界はなかなかよかったぞ。あれは誰から学んだ?」
「ファルネシウス王国魔術師団団長メルフィア様から、代々団長や副団長となったものが教え伝えられる最強の防御魔法。」
「ぶっはっ!?」
「「「……?」」」
えっ?なにそれ代々受け継ぐ的な?一子相伝的な?うわぁ恥ずかしい…
「あーうん…有意義に使ってね、俺が作った魔法だけど…。」
「「「えっ…?」」」
空気が凍った、まぁ周りも凍っているんですけどね?いや上手いことを言えって訳じゃないけど…。
やっちまった…混乱しすぎだろう…。どうしよう…いや別に隠している訳じゃないけど。
「改めて名乗ろう、俺はルーク=レイン=アルビオン。元勇者だ。」
それを聞いて彼らの蒼白の顔はもっと蒼白になった。




