二章三話 『勇者②』
どうも今ですら寒いのにまだまだ寒くなると聞くと絶望で目のハイライトが消えるパル猫です…。
今回は短めとなっております。では本編どうぞ♪
辺りに冷気が漂う。先程までグツグツと煮たっていたマグマも冷気により冷やされ固まっている。
先程まであの男がいた場所には男を中心に半径10メートル程、高さにして5メートル程の巨大な氷塊が出来上がっていた。
「あっけない…」
サーシャは完全に倒した手応えを感じていた。そもそも勇者であろうが最禍氷獄で瞬殺だ。だってドラゴンでさえ一撃だったのだから。
「勇者とは聞いていたが…この弱さは…」
「勇者なんていっても魔術師なんてこんなものよ。」
「私達のように強いものだけじゃ………!?下がってっ!」
魔力の気配っ!?なんであの男は倒したはず!それに最禍氷獄を受けて死なないはすがないっ!
この魔力量…私の撃った最禍氷獄より上?
「ユウト、エリ!あいつは生きてる!ユウトはクロスファイア、エリはテンペストウェーブの準備を!私はもう一度最禍氷獄を撃ち込む!」
「わ、分かった!」
「分かったわ。どうせ瀕死でしょうけどね?」
違う、瀕死なんて…。嫌な予想だけどもしかしたら無傷まであり得る…。最禍氷獄を受けて生き残る生物がいるとは思えないけどそれでもあの氷塊の中心から感じる魔力はあの男のものであるに違いない。
ジュウウウゥと音を立てながら最禍氷獄の外壁が熔けていく。そして何事もなかったかのように男は出てきた。
「勇者というのに不意打ちとは随分と卑怯な真似をするな。」
――クロスファイア――テンペストウェーブ――
「ユウト、エリ待って!」
一歩遅く男が出てくるのと同時にユウトとエリの技が完成して男に放たれる。あの男の纏っている魔力量から見て何かしてくるのは分かっていた今は攻撃でなはく防御に専念するべきだったのだ。
ユウトとエリはあの大魔法の反動で今はなにもできない。それもそのはずあの魔法は二人の魔力量では一度しか撃てないくらい強力なものである。そして魔力の消費が激しいとその反動も大きい。
――絶対零度――
サーシャはすぐ駆け出して反動で動けなくなったユウトとエリの前に立つ。
――六芒結界――
そして世界は白く染まった。
時間が欲しい。誰かドラゴ○ボールをください…シェ○ロンに頼むので誰かドラゴン○ールを!




