↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者だった最強魔法師  作者: パル猫
一章 『ファルネシア大陸編』
28/52

一章二十ニ話 『告白』

暑くなってきて海が恋しくなりますね。海では泳ぐことよりも砂で何か作っているパル猫です。

今回はリア充回ですね。えぇ書いてて爆発すればいいのになんて思ってましたよ。

 ――――王城・客室


 この部屋が今日リシーとイヴが案内された部屋らしい。中からイヴの魔力の気配がするので間違いなくいるだろう。


「……すぅ…はぁ…」


 なんて声を掛けようか凄く迷う…なんだか有りがちなお義父さんへの挨拶みたいじゃないか……ってそうじゃなくて。

 その瞬間目の前の扉がガチャリと開く。


「ま、マスター?さっきから何してるの?……まさか覗き?」


「ちょっとまておかしいだろ?まぁいいや入ってもいいか?」


「う、うん。」


 イヴは快く入れてくれはしたがさっきの会場のことだろうか、心なしかその顔は未だに仄かに赤くなっている。

 部屋はベッドとテーブルに椅子が三つと質素だがそのどれもが豪華な装飾がされていてとても高価なものだとわかる。


「どうぞ…」


「お、おう…」


 イヴに椅子に促されるがルーク自身もさっきのことを引きずっているのか行動がたどたどしい。


「えっとそれでどうしたのかな、マスター?」


「そ、それがな…」


 いざ言おうとするとこうも難しいものなのだろうか…。世の中の告白する男性は勇気があるものだ。イヴもなんとなく空気で察しているのか顔の赤みが増してきている。


「うん…なんというか…その………好きだっ!お前の…いやイヴっ!君が好きなんだっ。結婚…いや付き合いからでもいいからっ付き合ってくれないか!」


 我ながら物凄いテンパったものだ。一世一代の告白だぞ?というかもしイヴにその気が無くてフラれでもしたらもう立ち直れないかもしれない…。

 日本でもしこの光景を見ている友達がいたら完全に次の日から俺のあだ名がロリコンというあだ名になっているのは間違いない。


「……」


 イヴからは返事がない。まぁ告白の時にありがちなんだが"お願いしますっ!"という風に頭を下げているため彼女の顔が見えていないし反応も見えていない。


「い、イヴ…?」


「や、やだ…」


「えっ?」


 今、嫌だって言わなかったか…?そんな…。確かに知り合ってまだ四ヶ月と言ったところか。ん?よく考えたら早すぎないか?まぁ正直に答えると会ったときには一目惚れしていたと思うんだ。



「付き合うだけなんて嫌だ…僕も結婚する…」


「へ?」


 自分でも間抜けな声が出たと思う。仕方ないだろうイヴにそんな風に言われるとは思わなかったんだ。でも今は言いたい。


「っしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


「ど、どうしたのっ!?」


 もう叫びたかったのだ。人生初の告白でそれも絶世の美少女に対してで受け入れてもらえて嬉しくて!もう日本語とかどうでもよくてただこの嬉しさを行動で示したかったのだ。


「ま、マスターはリシーともけ、結婚するの?」


「まぁそうだな…ダレンにも外堀から埋められ過ぎて逃げられる気がしないからな。こういうときは受け入れるが勝ちな気がする。」


「リシー本人のことは?」


 自分でも詰まってしまった。確かにリシーのことも好きなんだと思う。でも今の自分はダレンにとか外堀がとかで済ませてリシー本人のことをちゃんと考えてはいない気がする。ただ流されるというのはちょっと違う気がするのだ。


「イヴ…告白の後ですまないがリシーにもちゃんと気持ちを伝えようと思う。」


「大丈夫…。でもリシーにもちゃんと気持ちを伝えてあげて。ああ見えてリシーも待ってるはずだから。」


 いつの間にかイヴとリシーは仲良くなってしまっているようだ。なんだかリシーには先を読まれている気がしてならないのだが。


「わかった。またちゃんと今後のことについてもリシーと一緒にはなそう。」


「うん。行ってらっしゃい…あなた…」


 そう言ったイヴはもう今まで見たことのないくらい可愛くてそして真っ赤に染まったその顔を俯かせてしまって……俺はなんとか自分を抑えて部屋を出た。その後部屋からボソリと「意気地無し」聞こえた気がしたが気のせいだろう。


 ――――王城・宴会場


「おめでとうございます、ルーク様っ♪」


 会場のベランダの端の方で一人呑んでいたリシーに近付いたら言ってきた一言だった。


「まるで見てきたかのような言い方だな…。」


「私には曾祖父様がついて居ますから。」


 ダレンか…何故かあいつは隠密に優れていて気配感知の優れている俺でさえ気づけないことがあるくらいなのだ。


「そうかダレンか…後で消そう。」


「ふふっ♪それでルーク様今度はどうなさったのです?何かご用でも?」


 わかっているくせにと言いたいところだが今はそんなことを言うのは無粋だと思うのだ。


「イヴにもいったが…リシー結婚してはくれないか?」


 ニ度目ということもあるのかとてもすんなりと出て来てしまった自分にとても驚いている。


「嫌です♪………と、いつもなら言うのですが正直に申し上げましてルーク様には一目惚れだったのですよ?」


「へっ?」


 本日二度目の間抜けな声が出てしまった。いやだって一目惚れですよ?そんな要素自分にありましたっけ?

 モテない、モテたい、モテさせないの3Mは非リア充の三大要素でありそれを体現したのが俺だったはずなんだが?まぁさっきの告白で一要素消えたばっかりですが。


「正直ルーク様が勇者と知る前からクラリアが私を呼んだあのとき階段の上からルーク様を見た時から一目惚れしてしまったのですよ?」


「いやいやリシーさん?一体何をおっしゃっているので?」


 一目惚れ?リシーが?有り得ないでしょう?だって聞く話によるとリシーさんいろんな貴族の求婚を断っているというぐらいじゃないですか。


「なんと言われようと私の気持ちは変わりませんよ?狙った獲物は逃がさないのがヴェルランド家に伝わる家訓ですので♪」


 そうかもう出会った時から逃げられないと…さすがダレンの血筋といったところか。

 でもこれでリシーにも了解を得たということで!


「ありがとうリシー。」


 俺は感情が抑えきれずリシーを抱き締めていた。この気持ちをどうしても行動で示したかったのだ。イヴの時は叫んでしまったが今は会場なので抱き締めるという形にはなってしまったが。


「えっ?ちょっと旦那様!?そ、そういうのは帰ってからに…は、はぅぅ…」


 以外にもリシーはその妖精の様に白いその肌をかつて見ないくらいに真っ赤にして恥ずかしがっている。その様子がその可愛さに拍車を掛けてさらに強く抱き締めてしまう。

 リシーは受けに回ると弱いらしい。これは今後のためにも覚えておこう。


「はぅ…旦那様…ここではだめです…」


 なにを勘違いしているのか分からないが一つ分かることがあるとすればリシーはむっつりだ。

書いてて思うのは1日投稿の作者さんは本当に凄いなぁと思いますね…。いつか大きな休みでも出来たら書き貯めというのをしてみたいですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。