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元勇者だった最強魔法師  作者: パル猫
一章 『ファルネシア大陸編』
23/52

一章十七話 『結末』

前回の予定通り投稿が遅れましたパル猫です!

他作者様の作品を何作か読んでいました…が勉強するより読み更けちゃいました…。

勉強とは一体?だって面白いんですよ?私も面白いと思ってもらえる作品にしたいですね♪

 ギルド宵闇亭でリシーとダレンに制裁を与え、勇者の子の様子を確認するとルークはギルド宵闇亭を後にした。

 因みに勇者の子の意識はまだ戻ることはない。予想では明日中には覚めるとは思うが。


「ルーク、ルーク、こっち」


 ギルドを出るとギルドの脇の林から手招きするダレンの姿が。ちゃんとダレンには手加減せずに飛ばしたはずなのだが。


「なぜもうここにいるんだ?」


「まぁあえて言うと僕も成長したと言うことだね?」


 ダレンは昔変わらないその澄ました顔で言う。一発殴ってもいいだろうか?その顔には困らされてばかりだったんだが?


「まぁいい…んでリシーは?」


「飛ばされて気絶していたのでね部屋に転送したよ。」


「怪我がないならいい」


 リシーを投げた後に魔法無力化空間(ブレイクマナーフィールド)を発動したままなのに気付いてすぐ解除したが「ふぁぁぁぁっ!?」という悲鳴と共にべちゃっという音も聞こえたので怪我がないか心配になったのだ。


「柄にもなく心配するんだね?まぁあの子も魔法の腕には自信があるからね。自分の身ぐらい守れるさ。あ、でもこの場合は傷物になった(怪我をした)から責任をって言った方が…………うん何でもないよ?」


 何かダレンがほざいていたようだが手に魔力を集めると黙った。最初から言わなければいいのに。


「でも……なんでさっきの戦闘本(・)気(・)で(・)戦わなかったんだい?」


「……」


 やっぱり気付いていたか。先程の戦闘のことと本気で相手と戦わなかったことに。


「昔の君はもっと強かった…いや魔法師でありながら肉弾戦をするぐらいには強かったよ?」


「俺には先日のことのようだがね。……戦闘のことだが理由をあげるとアイツは多分自分の意思で戦ってなかった。いやあの強さ自体もアイツ本人の力じゃない。」


 本気で戦いたい相手とアイツは違った。ただそれだけの理由で本気で戦わなかった。途中までの表情は演技だアイツに…いやアイツを操っているやつに俺を弱いと思わせるための。


「確かあの時次元に落としてからルークは3ヶ月くらいしか経ってないんだっけ?」


「あぁ…短くて長かったよ。なぁ予想なんだが…もしかして…」


「言いたいことは分かるよ?でも今は確証がない。だから無闇にその名前は口にしようとしないほうがいい。」


 言葉を被せられてルークは押し黙る。確かに今あの…アイツらの事を言うべきじゃない。何処で聴いているか分かったもんじゃない。


「それより君の彼女さんの所に行った方がいい。」


「彼女じゃねぇよ!それよりそんなにヤバいか?」


 いや彼女じゃねぇよ!と心で二回突っ込んでおく。大事なことだ。


「いや?ただ衛兵っぽいのが来ててね。あの子には対処出来なさそうだなぁと思ってね?」


「確かにな。んじゃ行ってくるわ。またな。」


「またねルーク。」


 別れの挨拶をして立ち上がる。ダレンはずっと浮かんでいたが…本当に幽霊だな…。なんて思いながらダレンを後にする。世話の焼ける元死神の所に行くために。



 イヴは驚いていた。だって殺す気で振りかぶった鎌を片手で止められるなんて…といった顔だ。あのままいったら衛兵長の頭は胴体とおさらばしていたことだろう。


「マスター?なんで止めたの?」


「はぁ…分かれよ。仮にもあの王様の兵だぞ?今回の依頼者の部下だ、わかるな?」


「あ、そうだった…今、王様から依頼?を受けてるんだったね…」


 本気で忘れていたようだ。戦いに夢中になっていたからだろうか?確かに自分もそういう事がある時があった、なにせ全く争いのない世界から日常で争いが普通な世界へ来てしまったのだ。

 それに自分が勇者として召喚されるなんて二次元好きな自分にとっては夢みたいな話だった。


「き、君達は一体…」


「わかったか?なら王様んとこに行こうか。」


「いや明け方だけど…まだ起きてないんじゃない?」


「いや流石に王を起こす訳には…」


 衛兵長の言葉は流している。見るからに融通が効かなそうな顔をしてるしな。面倒だがスルーするしかない。


「起こせばいいだろう?それよりあの女逃げてるからな?」


「えっ!?ちょっと!?うそっ!?ほんとだ!」


 イヴはこっちに気をとられ過ぎてちゃんと見ていなかったようだ。仕方ない追尾(マーキング)でもかけておくか。

 しかしあの壁に刺さっている黒い槍…そう簡単には抜けそうにないが無理やり抜いたのだろうか?常人には痛みで抜けそうにはないが。それにあの槍はイヴのだろうか?


「追いかけなきゃ!」


「イヴ大丈夫だ。」


 どうせ追いかける事になる…と心で呟く。どうしても調べたい事が出来てしまった。それは自分達勇者一行がしてきた事が覆されるかもしれないが。


「それはどういう…」


「また後で説明する。それで王の所に案内してくれるよな?」


「は、はは…」


 ルークは有無を言わせない笑顔で衛兵長にそう言った。

1万pvありがとうございます!こんなに早く達成出来るとは思ってもいなかったので驚きです!

お目汚しだとは思いますがこれからも書いて行きますので良かったら読んでみて下されば嬉しいです!

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