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(96)アイデア

 今までになかったことを考え出すアイデアに頭を使えば当然、疲れることになる。出された新しいアイデアは発明や発見と呼ばれるが、このアイデアが社会をよりよくする現動力になるのだから、疲れるなどとは言っていられない。どんどんアイデアを出していただき、ウイルスや病気に打ち勝って欲しいものだ。^^

 とある医学研究所である。医学博士の教授と助手が、なにやら話をしている。

「そうなんだよっ! 君もようやく講師だなっ!」

「そうですかぁ~~っ!? 僕の言う通りなんですねっ!」

 助手は褒めてもらえたのがうれしいのか、ニンマリと相好そうこうくずした。

「ああ、まあな…。アイデアとしては今一だが、その発想の方向は正しいように私には思える。私と同じミクロ理論だっ!」

「ミクロはミクロでやっつけるしか手はないっ! という考えですっ!」

「そうっ!! マクロの我々がミクロな微生物をやっつけられる訳がない・・ってことだっ!」

「相手は見えない犯人ですからねっ!」

「そうっ!! 逮捕出来んのだよっ!! 問題は、そのやっつけられる具体的なアイデアなんだが…」

 20年後、この医学博士はノーベル賞に名を残してこの世を去り、助手は医学博士の教授として後進の養成に当たっていた。

 とっ! まあ、これは理想的な現実を推し進めたSF的なアイデアです。SF的とは現実的とも言えるのです。^^


                  完

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