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(88)検査

 ちまたでは新型ウイルスの蔓延まんえんで人々が震撼しんかんさせられている。私も震撼させられている一人だが、目に見えないだけに、どぉ~~しようもない…と思えるだけだ。各地では感染予防のための検査が行われているが、この対処法で感染拡大が止まる? とは、私には到底、思えないのである。

 ツベルクリン反応という天然痘検査の注射を、ご幼少のみぎり、学校で打たれた記憶が残っているが、^^ 今回発生のウイルスは待ったなしで、死者も相当数出ているのだから、今、PCR検査かいっ!? …と疲れるようなダメ出しを言わざるを得ない。^^

 とある市の市民二人が歩道を歩きながら話をしている。

「もう少し、大きな声で言ってくれっ!! 車の騒音で聞こえやしないっ!」

 感染防止の手段からか、誰が言ったのか知らないが、互いに片手を横に広げた距離を保つ・・ということで、二人は間隔かんかくを少し開けて話をしている。

「検査より予防接種だろっ!! と言ったんだっ!!」

「ああ、銀で予防接種なっ! とにかく感染拡大を食い止めんとっ!」

「そうだっ! 銀っ! 銀っ! 抗ウイルス剤っ!!」

「確かに…検査じゃ金[守り]だわなっ!」

「先に人類、まされちまうぜっ!」

「ウイルスに竜王で王手だっ!」

「そうそう! 逃げたところへ銀[抗ウイルス剤]打ちで詰みっ!!」

「そういきたいもんだっ!!」

「ああっ!! じゃあなっ!!」

 二人は間隔かんかくを開けたまま左右に分かれ、消え去った。

 新型ウイルスに限った話ではないが、将棋のように病気を詰ますには、王様[人類]を金で守るだけの検査ではダメで、竜王で王手し、逃げた相手王に銀[抗ウイルス剤]で王手することで確実に詰みとなる。^^


                  完

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