表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/100

(83)備品と消耗品

 タオルは備品なのか? あるいは消耗品なのか? などと考えれば、心底、疲れる。^^ ティッシュ・ペーパーなら一も二もなく消耗品! と答えられるが、タオルは少し迷うところだ。^^ 長く使えば消耗してダメになるから消耗品と言えば消耗品だし、ある程度は使えるから備品といえば備品と言えなくもない。^^ こんなタオルのような曖昧あいまいさで迷うことは他にもいろいろとある。今日は、そんな迷って疲れるお話だ。^^

 とある家庭の洗面台である。

「おいっ!! ここに置いた俺のカミソリ知らないかっ!?」

「な~~にっ?」

 大声で呼ぶご主人の声に驚かされた奥さんがキッチンからあわただしくやって来た。

「カミソリだよっ! 俺のカミソリっ!」

「俺のカミソリって、…どこにでも売ってる消耗品じゃないっ!」

「いやいや! アレは消耗品じゃないっ! れっきとした俺の備品だっ!」

「あなたにすりゃ備品だろうけどさっ! 私にすりゃ消耗品よっ、アレはっ!」

「はいはいっ! 考え方には個人差がありますっ!」

「なによ、その言い方っ!」

「もう、いいからっ! で、どうしたんだっ!?

「昨日、燃えないゴミで出したわっ!」

「ええ~~っ!!」

「そんなに驚くことないでしょ。また、買えばいいじゃないっ!」

「アレは2316番目の備品だというのにっ! お前ってやつはっ!!」

「2316番目? 2315番まではっ!?」

「ちゃんと物置に保管してあるさっ! 備品としてっ!」

 奥さんはあきれ返り、ご主人は無言のまま疲れたような顔でキッチンへUターンした。

 備品と消耗品の違いは疲れるから考えない方がいいようだ。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ