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(75)やり遂(と)げるっ!

 何をするにも、やりげるっ! と行動を続けるには、疲れるから相当な意気込みが必要となる。普通の場合は、まあ、食べてからでもいいか…などと中断することで、お釈迦さま[ダメ]になるケースが多い。手術の途中で中断し、患者さんを放っぽらかしてお店の美味うま鰻重うなじゅう頬張ほおばっていては、助かる命も助からないだろう。^^ 釈迦如来さまではダメで、疲れることを覚悟して、そこは薬師瑠璃光如来さまっ! と、いきたいものだ。^^

 緊急事態宣言が発せられ、七都府県は震撼しんかんしていた。とある親子の会話である。

「どうなんだろうね…?」

「なにがだ…?」

「ウイルスのワクチン…」

「ワクチン? ああエビ…いや、あれは美味かった。…アビガンとか総理がおっしゃってたな…」

「そう! 出る弟子…違った! デフデシベル? とかの話も出てたよっ!」

「ああ、いずれにしろ、一過性いっかせいだなっ!」

一家性いっかせい?」

「ああ、一過性。今回は終息したとしてだ。それに打ち勝つ抗ウイルスが出てきたらどうするんだっ! 耐性菌っ!」

「耐性菌っ!?」

「ああ、耐性菌。完全な一件落着じゃないだろっ!」

「医学の研究開発にかかってる訳だ…」

「発想の転換が必要になるんじゃないかっ…」

「発想の転換!?」

「ああ、発想の転換! おさえるってのはなっ! 死滅させなきゃ!」

「疲れる研究だねっ!?」

「ああ、疲れる研究だが、頑張ってもらわんとなっ!」

「そうだねっ!」

 二人は疲れる会話をやめ、熱い茶をすすりながら店屋物てんやもの特上鰻重うなじゅう頬張ほおばった。

 疲れることにスタミナは欠かせない。^^


                  完

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