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(49)輪ゴム

 輪ゴムは疲れるとプチン! と切れる。人も疲れると、体調をくずしやすくなる。^^ 人の場合、ケア[手入れ、管理]することでもどすことができるが、それとて、老いれば切れてチィ~~ン! と他の人にたたかれ両手を合わされるのである。^^ 輪ゴムも人も、その意味では同じなのだ。今日はそんな輪ゴムのお話をしたいと思う。^^

 とある普通家庭である。この家の長男で幼稚園児の佑基ゆうきが予期せず切れた輪ゴムをいぶかしげに見つめている。

「妙だなっ? 昨日きのうばしたときは切れなかったのに…」

 そこへ父親の佑介ゆうすけが現れた。

「どうした、佑基?」

「昨日はね、ちゃんと伸びたんだよ。それが切れたの…」

「ははは…輪ゴムさんが疲れたんだ、それはっ!」

「疲れると、切れるのっ?」

「ああ、疲れると切れる」

「じゃあ、疲れないようにすればいいんだね?」

「ははは…それは無理なんだな。必ず疲れるように輪ゴムさんは出来てんだっ!」

「ふぅ~~ん。不便なんだね。パパはお風呂で疲れなくなるのにねっ!」

「んっ!? ああ、まあな…」

 佑介はそれ以上、説明できなかった。俺もいつか切れるんだな…と一瞬、思えたからである。

 物はすべて、疲れると切れるのである。切れると使えなくなる。^^


                  完

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