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(13)発想

 発想が豊かだと疲れることは余りない。意固地いこじに思いつめそうな想いを捨て、他の発想へと移動できるからだ。♪京ぉの五条の橋の上ぇ~~♪ の歌で知られた牛若丸さんの八艘跳はっそうとびのような感じ・・と思っていただければいいだろう。^^ 弁慶さんは四苦八苦しくはっくした挙句あげく、降参して家来になった・・という逸話いつわが残っている。うそまことかは別として、発想のまずしい者が豊かな発想の持ち主に話を合わせれぱ、かなり疲れることは、はっきりしている。^^

 とある観光地へ向かう鈍行列車内の風景である。子供連れの夫婦が話をしている。

「… だから、冷えた茶じゃ美味うまくないだろ」

「そんなこと言っ立ったって、今、買っとかなきゃ、あとから買えるかどうか分かんないじゃないっ?」

「んっ? ああ、そうか…。いや、待てよっ! 次の次は静岡だろっ!? 静岡っていえばお茶じゃんっ! きっと、売ってるさっ!」

「それもそうね…」

「だろっ!? …それにしても、この流れる風景… いいねっ! ずぅ~~っと見ていて、疲れることがないっ!」

「新幹線じゃ、もう着いてるもんねっ!」

「ああ…。早く着き過ぎて、逆に疲れるぜっ!?」

「まあ、お安くついたしねっ!」

「お泊りのクーポン券は当たりくじだしなっ!」

 三人はその後、ゆったり気分の旅を満喫まんきつした。

 このように、何かにつけてゆとりのある気分だと、疲れることから解放されるようである。^^


                  完

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