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カラフル軍記  作者: ノイズa.k.a.天谷川
北方騎馬民族連編
36/65

三十六話

ふう

 突如として勃発した秘密警察『B3』の新人チタンと近衛部隊小隊長トウジンのぶん殴り合いは近衛部隊長官マスタングの取りなしで決着したものの両者に生まれた溝は想像以上に大きなものであった。『B3』は近衛部隊の面々から一方的に目の敵にされ根も葉もない中傷を受ける事がここ最近では増えた。それらの事に関してはチタン以上に勿論事の発端であるランは責任を感じていた、自分とトウジンとの関係に後輩を巻き込んでしまった事で後輩に怪我をさせてしまったのだから、件の宴のあと『B3』のメンバーは何処となくギスギスした空気が続いていた。



 


 「反応が甘いんだよ、だからあの時お前はトウジンに反撃されたんだ。常に気を抜くな」

 「はい・・・」

 「もういい、次だ、次」

 「はい・・・」




 ニシキ指導の格闘訓練がチタンには苦痛だった、普段通り厳しいのは変わりないのだが何処となく言葉が刺さる様な感じがいたたまれない。ニシキだけでは無い、他の隊員との組み手でもそうだ、特にランとの組み手が一番つらい、まともに目を見ていられない。



 「グッ・・・!」

 「また私の勝ち、さっきも隊長に言われたでしょ?」

 「すんません・・・」



 ランと組み手を行えば早速投げ飛ばされて一本負けした、もう散々だった。格闘訓練が終わって午後になるが重たいのは変わらなかった、昼食を終えて自主練も終えてなんやかんやで日もくれる時間帯になり今日もこんな風に終わるのかとため息をつくチタンに以外にもニシキが声をかけて来た。




 「おい、チタン。今夜空けとけよ」

 「え、でも訓練が・・・」

 「今日は休みにする、良いかお前らー今日休んでていいぞー」




 そう他の隊員に呼びかけて一方的に夜に二人で会う約束を取り付けられた、これまでの流れからしてまた怒られてもおかしくないと考えると身震いするチタンだった。

はあ

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