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聖女騒動~聴取の音声記録と調査官の日記  作者: マツモト和磨


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聴取記録:リノリー・ベルモンヌ子爵令息~3月19日 午後2時30分 王城内聴取室

―突然お呼びして申し訳ありません。王太子殿下から貴方がアリサ・フィール子爵令嬢を『聖女』であるとおっしゃったとお伺いしましたので、そのことについていくつか質問いたしたくお呼びいたしました―

そんなことよりアリサは、聖女さまは無事なんですか?

どうして聖騎士が聖女様を?

どこに連れて行ったんです?!


―落ち着いてください、フィール子爵令嬢は無事です。教会が『聖女』と認定していない者は『聖女』判定が終了するまで教会で保護される決まりになっています。ですから、彼女は現在、教会内で保護している状況です―

そうなんですか…?

まぁ、無事なら良かったです…


―お尋ねします、何故貴方はアリサ・フィール子爵令嬢を『聖女』だとおっしゃったのですか?その理由を教えてください―

聖女さまが聖魔法を使ったからです。


―本当にソレは聖魔法でしたか?聖魔法だと考えた根拠は何です?―

人体の欠損した箇所を再生させることができるのは聖魔法だけですよね?


―フィール子爵令嬢が誰かの身体の欠損部を聖魔法で『復活』させるところをご覧になられたということですか?―

治癒する瞬間を見た訳ではないのですが


―見た訳ではない?でしたら…―

でも僕の

肉が抉れた僕の腕を…聖女さまが再生してくれたんです。


―再生?どういうことですか?詳しく話してください―

はい、実は!

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