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私事について  作者: 賽
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⑧有給休暇、賞与

・アルバイトについて⑧有給休暇、賞与


・有給休暇


 私はアルバイトの身分だから有給休暇はもしかしたら少ないのかもしれないと思っていた。ただ、実際にはそんなことはなかった。労働基準法第39条によると、正社員、パートタイムに関わらず、条件を満たせば有給休暇が与えられるそうだった。


 私はこの間働き出してから、『6カ月』が経過し、『週5』でだいたい『週40時間弱』働いていた。また全労働日の8割以上出勤していた。この場合、有給休暇は『10日』付与されるようだ。というか、付与されていた。

 詳しいことは皆さんで調べてみて下さい。その方が間違いがないです。


# 


 私は以前、派遣で働いていた時、会社都合でクビにされたことがあった。当時は新型ウイルスが問題になっていた時期で、次の派遣先も決まっていない状態で辞めることになった。

 そういうわけで有給休暇は使い切ってしまいたかったのだけれど、「使いたいんですけど……」と派遣先の人に言うと、無視されたことがあった。私は(いくらなんでもそりゃないだろ。今までちゃんと働いてきたのに)と正直呆れた。


 ただ、その人の態度はともかく、仕事量的に、私がガッと有休休暇を取ってしまうとこなせない感じになるかもなあ、とクビにされる人間が心配する必要のないことを考えて我慢した。のだけれど、やっぱりおかしいだろ、と思いなおし、最後の2日だけ有給休暇を取った。

 どうやって通してもらったかというと、無視された人とは別の人に伝えた。この人からは想像通り嫌味を言われた。なんというか、あの会社に長くいるべきではなかったと、今は思う。


 愚痴っぽくなったけれど、この話の教訓としては、有給休暇の取得が通してもらえなかった場合、他の人に言ってみるといいということだ。どんな会社であっても、常識的に考えれば有給休暇の申請を断るのはまずいと判る人が、一人はいるはずだ。いてほしいと思う。


#


 改めて有給休暇の規定を見て思ったのだけれど、この条件であれば、私が学生の時にしていたアルバイトでも有給休暇が付与されないとおかしいことになる。2年ほど週20時間程度働いていた。


 けれど有給休暇をもらった記憶がない。当時給与明細は紙でもらっていたけれど、それにもとくに有給休暇のことも書いてなかったような……気がする。まあとにかく、付与されていなかったのは間違いない。どうなんだろう、本当はもらえるはずだったんだろうか。

 今、アルバイトで働いている方で、有給休暇もらったことないなあ、と思った方は調べてみるといいと思います。


――――


・賞与


 私は梅雨頃には辞意を伝えたけれど、繁忙期が終わるまでは働くことになった。繁忙期が終わるまで働くというのは冷静に考えると大変なだけで、腰も消耗するし、私にはメリットがない。それでもまあいいか、と思えた理由の一つは賞与がもらえると思っていたからだ。思っていただけで、結局もらえなかったけれども。


 今の仕事の求人票には『年2回 賞与あり(金額は多い場合でも20万円以下)』と書かれていた。アルバイトでも賞与がもらえるっていいなあ、と思い応募したところもあった。


 6月の給与明細には賞与については書かれていなかった。


 7月も同様だった。そもそも賞与の明細と給与明細は普通別なんじゃないか。私はもう10年以上賞与をもらっていなかったのでよく分からなくなっていた。


 私は悩んだ。夏のボーナスが8月ということはあるのだろうか。調べるとそういう会社もあるようだった。ただ、なんというか、もうもらえないんだろうな、という気はしていた。


 インターネットで調べていても判るわけないよなあ、と思いつつ見ていると、匿名掲示板にアルバイト先のものがあった。こういう場所では、みんな不平不満や思ったことを率直に書くだろうからボーナスについての情報もあるかもしれないと思った。その考えは正しかった。どうやら7月半ばに賞与は(もらえる人には)振り込まれているらしかった。私に振り込まれていないということは、そういうことなのだろう。


#


 おそらくは社内の規定で私はまだ(?)もらえない、ということなのだろうけれど、その規定というのが私には探し出すことができなかった。そういうわけで社員の人に聞いてみることにした。最初からそうすればいいのに、と思われますよね。うん……私なりに頑張ったけれど、はい。


「あの、私って賞与もらえないんですかね。まあ、今もらえてないってことは、そうなんでしょうけど」


 あーあ……、厚かましいこと言ってるやつがいる、みたいな空気になっちゃった。


 そもそももらえないんじゃないか、と言われて、え、そういう認識なの? と驚いた。


「いやでも、求人票には年2回賞与ありって書いてあったと思うんですが」


 その後、社内規定を調べてくだっさたのだけれど、はっきりとしたことは分からない、気になるなら本部に問い合わせた方がいいと教えられた。


 ……私がやらないといけないんですよね。まあそうですよね。というか社員の人が調べても見つけられないような部分に書かれた規定によって、私は賞与もらえてないのか。こんなの、毎年全国で私と同じ境遇の人が問い合わせしてそうなものだけれど。それとも、私が金にがめついだけなのか。いや、でも普通気になると思うんだけどなあ。大切なことだと思うんだけどなあ。まあ普通はこの際どうでもいいとしては、私は気になる。


 電話して聞いてみた。聞く内容をメモ紙にまとめて、クレーマーっぽくならないように心がける。もらえないのは間違いないのに、もうやらなくてもいいかな、とも思った。なんだか惨めだな、と思った。

 本部に電話して聞いてみると、賞与の査定期間(6ヶ月間)、すべてに在籍していないともらえないということだった。私はその期間の途中から入社したので、もらえるとしたら次の賞与から、ということになる。ただ私はもう辞めるので賞与をもらうことはない。


 かなり楽しみにしていたので、残念だった。


#


 いろいろ考えたけれど、やはり求人票の記載の仕方がよくないと思う。賞与に規定があるなら、その規定まで書いておかないと、誤解を招くと思うのだ。もしくは書いていなかったとしても雇い入れ時に説明しておくとか。だから今度職安に行った時でも、こうしたほうがいい、というだけ言っておこうと思う。問題になったら面倒だし、その方がお互いにとっていいと思う。


――――


・複利


 近年、投資ブームのせいか複利という言葉をよく耳にするようになった。でもこれはエコーチャンバーというやつで、私がそういうのばかり気にしているから、そう感じるだけかもしれない。


 賞与が入ったら、全て使おうと思っていた。たまには気兼ねなく、欲しいものを買おうと思っていた。


【欲しかったもの】

・車のボックススピーカー

・電子書籍用のタブレット(スマホだと漫画は読めるけれど、本の字が読めない)


 もっと沢山あったような気がしたけれど、いざ書いてみると2つしか出てこなかった。(あとは引っ越しもそうかもしれない)この2つを買えないほど困窮しているとか、預金がないとか、そういうわけではないのだけれど、別になくても問題ないと言えば問題ないものであって、そしてそれなりに高い、だからおいそれと手が出なかった。

 でも本当に欲しいのなら、ゴチャゴチャ言ってないで買うべきなのだ。どちらも長く使えるものだし、自己投資にもなる。ただやっぱり貧乏性なんだろうな。そういう考え方がなかなかできない。


 結局、今回も賞与はもらえなかったけれど、やはり賞与があるかないかで、全然気持ちが違うと思いました。基本給にもよりますが、賞与があるに越したことはないなと思いました。


 賞与があって(というよりは金銭的な余裕があって)いいものとかいい経験、あるいは心に余裕ができたり、そういった人たちは雪だるま式に成長していくのかなと、なんとなく思いました。私はといえばずっとカツカツで、ずっと同じ大きさのまま転がり続けているような感覚があります。


(終)


読んでくださってありがとうございました。


私は最近柄にもなく、夏風邪を引いてしまいました。皆さんもお気をつけ下さい。

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