表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

146/147

情報共有という名のただの確認

私達は長い間話し込んだ後、夕飯の時間になったので美子に連れられて食堂へ向かった。


食堂に着くと20人くらいの人達が既にご飯を食べ始めていた。


「あ、美子!こっちこっち」


食堂の奥の方からののさんが手を振って呼んでいた。


「あ、じゃあみんな先にご飯取りに行こっか」


美子はののさんに手を振り替えしてから私達にそう言った。


「メニューは基本的に日持ちするメニューを順番に回してるの。今日は唐揚げみたい」


「日持ちの唐揚げってことは冷凍してるってこと?」


「そうだよ」


「久しぶりだな冷凍食品とか」


「そうだな。俺等いつも新鮮なもの食えてたから」


「まぁとりあえず暫くはこれで我慢してよ」


私達は唐揚げ定食を受け取って、ののさんと陸さんのいる席へ座った。


「みんな、遅かったね」


「そりゃ、こんな状況で奇跡的な再開したんだから話すことも沢山あるだろうよ」


「情報共有とかは出来たの?」


「う、」


話してた話の半分は4人の能力とかそっちの話だったなんて言えない。


「ちょっと昔話が盛り上がちゃって、、」


「そ、そうなんですよ」


「そうなのね。じゃあ今から情報共有をしましょう」


「私達は研究とかに没頭してるからゾンビの生態とかの情報はあるけど、今の世界の情勢とかは全然分かんないよ」


「じゃあまずは俺等が世界の情勢中心に話すか」


そうして私達は3人に香川の安全地帯のことや桜島のこと、仙台基地のことなどを話した。


「なるほどね。思ったより外は崩壊してないようね」


え?充分崩壊してない?


「俺等の予測じゃもう日本には人はいないと思ってたからな」


「いても相当田舎の方とかだと思ってたよ」


まぁみんながいなければ壊滅してたし、実質3人の予想は合ってるんだよね


「外の情勢で光達が知ってることはこれでほとんどだよ」


「よし、じゃあ今度は俺等の番か」


「ゾンビの生態についてですよね」


「うん。じゃあまず基本的なところからおさらいしていこうか」


「まずゾンビとは人としての知性を失い、人を襲うようになる状態のこと。そしてゾンビは死んでも復活し、かつ知能も身体能力も向上する」


これは二日目には分かってたことだったよね


「次にゾンビには時々、特殊な個体が現れることがある。俺等で確認したのは他のゾンビに指示を出す個体、異様に再生速度が早い個体、異様に身体がでかい個体かな」


それ全部ショッピングモールゾンビじゃん


「俺等はそれに加えて飛行するゾンビも見たぞ」


「空を飛ぶゾンビか、、、」


「ますますややこしくなってきたね」


「とりあえず一旦話を戻して、次にゾンビ化の条件について」


「私達は最初ゾンビに噛まれたらゾンビになると思っていたの。けどこの大学にいた1人がこの状況に病んで自殺しちゃってね。しかも驚くべきことにその子がゾンビになっちゃったの。このことから私達はゾンビ化の原因はゾンビに噛まれることではなく、死ぬことだとわかったわ。その後研究しているうちにゾンビが噛みつくのはゾンビの歯に即効性の毒が大量に含まれてることが分かったの」


「あーそっか。だからあのショッピングモールゾンビは噛まずに自衛隊の人を殺したのか。噛む必要もなく殺せるから」


「それじゃ最後に何故こんな状況になったのか」


「突如ゾンビが現れたからとかじゃないの?」


「間違ってはないんだが正確には、ゾンビウイルスのようなものが瞬時に世界中に広まり、それ以降に死んだ人がゾンビとなっていった」


「じ、じゃあつまりもうみんな感染してるってこと?」


「そうなるな」


「じ、じゃあそのゾンビウイルスの感染をとめる方法は、、、」


「それはまだ分かってないわ。勿論治療薬もね」


「なんだか、光達の持ってた情報とあんまり変わんないね」


「ゾンビの歯に毒があることくらいか?新情報は」


「そうなの?てっきり私達だけが知ってる情報だと思ってたわ」


「案外外はもう少し研究が進んでいるのかもしれないな」


「い、いや、そういうわけじゃなくて、私達が色んなところを回ってるから知ってるだけですよ」


「そうなのか?まぁいいか」


「とりあえずこれであらかた情報は共有できたね」


「じゃあ今日は一旦ここで解散するか」


「美子、せっかくだし今日はみんなと過ごして来なよ」


「確か、5061教室ならまだ誰も使ってなかったはずだからそこを使いな」


「じゃあお言葉に甘えて、みんな行こっか」


こうして私達は6人で就寝、せずに夜通し遊んだのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ