第三話 出会いは偶然
見知らぬ世界に舞い降りた主人公は、爆発があった場所へと向かう。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「こんなっ、ことにっ、なるなら、もっとっ、運動しとくんだったっ、なっ!!」
走るたびに肺が重くなるのがわかる。腹の下あたりが痛くなってくる。
それと同時に煙がだんだんと近づいてくる。
よく見てみると、煙の近くに人がいるようだ。
「そりゃ、誰も、いない、ところに、煙はぁ、ったたないよなぁ」
「ふぃーーーっ…はぁーーーっ」
人が無事そうなのを確認して呼吸を整える。
「ふぅー‥落ち着いてきたな」
人のいる方に近づいてみると、どうやらその人は女の子だったようだ。
太陽に当てられ、キラキラと輝く白に似た長い金髪。腰あたりまで伸びている髪のせいか、はたまた本当にそうなのか、身長が低いように感じる。
「だいたい140ぐらいか…?」
「何が140なのですか?」
少女がこちらを振り返った。全体が白いセーラー服のような服装をしており、膝上ほどのスカートを翻す。整った顔立ちをしており、瞳は少し赤っぽい透き通った色。例えるなら赤色に染まった氷晶石。みたことないけど。
「あ、聞こえてた?」
「ええ、聞こえてますよ。それで、どうしたのですか?」
「いやぁ、爆発してたみたいだから少し気になって…」
ってか、それ以外にこんな草原のど真ん中に訪れる理由がないのだが。
「少し…s…tだけです…」
消え入りそうな声で少女は答える。
「え?な、なんていった?」
「少し!コントロールを間違えただけです!!!」
「おぉっと!!」
急に大声を出した白髪の少女に驚き、後ろに転けてしまった。
「あ、す、すみません…。大丈夫ですか?」
こちらを心配し、手を差し伸べてくる少女。ってか、下から見上げても可愛いとか最強か?なんて思いながら手を取る
「ありがとう、大丈夫だよ。」
立ち上がって、煙の方に目を向ける。
さっき、コントロールを間違えたって言ってたよな…。実験でもしてたのかな。
実験でこの煙の量…。炎は消化したのか、少し周囲の草が濡れているが…。
「何のコントロールを間違えたの?」
ガソリンのような燃料の量でも間違えたのだろうか。
「わ、悪かったですね!魔法が下手で」
「ん?なんて言った?」
「ま!ほ!う!が!下手で!悪かったですね!!!」
ーーーーピロンーーーー




