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第二話 不穏な動き……

チュン…チュン…ピヨピヨピヨ


「うぅーん…」

一体どれほど寝ただろうか。

いつもは苦しいはずの朝が、妙に心地よく感じる。


目を閉じていても感じる綺麗な太陽の煌めき。肌を撫でるのは暖かい微風。

「いつもなら妙に腐った匂いのする朝のはず…」

鳥の鳴き声が、風が吹き抜ける音と綺麗なハーモニーを奏でる。

「ってか、マジで清々しい匂いだなぁ!」


上体を起こして目を開けると、そこには綺麗な草原が広がっている。

どこまでも続きそうな緑、透き通るような蒼い空。俺は、少し小高い丘の木の麓にいるらしい。

「って、なんでだよ!?」


少し混乱して数分間周りを見て固まっていたが

「こういう時は、情報収集が定石。」

ずっとここにいて見渡したところで得られる情報は、緑と青色の種類の多さだけである。

「どっかに都市とかないかな」

見渡すと、背後の方に建造物のまとまりらしきものがある。

「あそこに行けば少しぐらいは現状がわかるだろう。」


「ここら俺の新たな一歩が始まる!」

なんて言いながら、一歩踏み込むと少年漫画みたいでかっこいいよな。


ーーーーピロンーーーー


「ん?なんか音が鳴った気が…」

ぐるぐると見回してみるけど…

「気のせいか」

何にも見当たらん。どーせ気のせいよ、ちょっと見慣れない景色に動揺してるだけかも。

さて、都市っぽいところに向かいますか。


『『『『ドカン!』』』』


音が鳴り響いて揺れた地面を見つめた。少し後、背後から打ち付けられるような爆風と、熱風が襲う。

「今度は何ぃ!!??」

緑の草原の少し向こうで、煙が上がっているのが見える。

付近が赤くなっているのを見ると、ただ事ではないと感じる。


「一体何が…?」

都市も気になるけど、そんなことより今はあの爆風の原因を突き止めるべきだと感じる。こんな時は直感を信じるのがゲームでは大切。二択とか外す覚悟で進まなきゃならないときあるからなぁ。

俺の足はいつの間にか煙の方へと向かっていた。


ーーーーピロンーーーー

タイトルは「アマガミ」をオマージュしています。

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