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馴れ初めを聞かれても困る  作者: 青木りよこ
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俺に振るな

「ママ、陰陽師なりなよー。九ちゃんママの緋袴姿見たい」

「巫女のコスプレか。おっぱいが大きいから似合うじゃろうなあ。我は、メイド服とチャイナドレスがええ」

「ママ、メイドじゃないもん、ママだもん」

「コスプレさせるならじゃろ?後シスター」

「九ちゃんはねー、着物がいいなー。後ねー、ちょっと前の女学生が着てたやつ、絶対似合うよー」

「和装メイドもええものよの。後はカジノのお姉さんじゃな。おっぱいに札束挟んどるやつ」


高月渚の脳裏にグラブルのカジノのお姉さんが浮かんだ。

うさ耳は覚えているが、胸に何か挟んでいただろうか。


「やだよ。恥ずかしい」

「主なら挟めるであろ?使えるものは有効活用せんとな」

「ママ。頑張ろ。九ちゃんも頑張るよ」

「えっ、ホントに着るの?」

「着てほしいなー、酒吞童子も絶対喜ぶよー」

「メイドもチャイナも着物もバニーも嫌いな男なんかおらんわな、のう、忍」

「知らん。俺に振るな」

「忍。お前は彼女に着せたい衣装とかないんかえ?」

「知るか。服なんて動きが制約されなかったらそれでいいだろう」

「ほんにつまらん男よな。せっかく渚が何でも着てくれるというに」

「言ってないよー」

何この流れ?

「でも渚。主も夫を持ち、その夫が無類のコスプレ好きなら、そ奴のためにしてやるであろ?夫には尽くすものじゃ」

「そうだよー、夫と子供には尽くすものだよ」

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