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Knowledge Is Power  作者: 菜種
7/8

No.7

「座れってとこか」

指差されるまま俺はカウンターに設けられた椅子に座った。


「$€%>¥@/&!」

おっさんは懲りる事もなく俺に話しかけてくる。俺が返答に困っているとおっさんが壁にかかっている木の板を指差した。俺は壁にかかっているそれを見て、言葉を失った。


その板にはヘタクソな字で"Menu"と書かれていた。


急いでその下を読む。"Beer"や"Wine"、"Sausage"などの単語を読むことが出来た。


俺が顔を戻すとおっさんはまた話していた。相変わらず何を言っているのかわからなかったが俺は意を決し、スマホを取り出しメール画面に"Please speak more slowly."と打つとおっさんに見せた。


おっさんはそれを見ると少しだけ話す速度を遅くした。まだ聞き取れない。今度は自分の口で言ってみた。さらにゆっくりに成る。まだ速い。…


2、3回そんなやりとりを繰り返すうちにようやく聞き取れるようになってきた。こっちのカタコトも通じているようだった。


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