6.手に入れててしまったバグ
前回のあらすじ
・【神読み】すげー
・魔法陣ってただのエフェクトではありやせん
・なんかまたやっちまったなw
今話よりステータスポイント(SP)を記載
はい、ログインしましたよっと。
とりあえず、泣きわめいているであろう運営に黙とう。
では、恒例にはなりたくないがログの確認を行いましょうか。
《研究結果の検証終了。判定は「大成功」です 報酬は別途に送られます》
これはまぁ無視、したいことだけど「大成功」ってなんだろ。
この「大成功」という判定は運営の手で行われたため最大級の匙を投げたものである。
じゃ次の確認と。
《ジョブ:【学者Lv1】から【学者Lv50】へ上がりました》
《ジョブ:【学者Lv50】となりましたので上級職【軍師】、派生職【巴導士】【星占師】を選択することが可能となりました》
前者は分かる。おそらく課題難度SSSによる経験値の高さと【祝福の卵】による獲得経験値の倍化により上級職まで上がったのだろう。
で、上級職となんだこの派生職について調べてみるか。
【軍師】学者の知識を最大限もちいて他の者を動かし、戦場を勝利に導く
ふむ、これは支援系の職業かな?おそらく諸葛孔明みたいな戦術を考えることができる職業なんだろな。
たしか指揮官みたな奴もあるはずなんだけど、あんましメリットを感じないなぁ。
ほかの派生職?てのを見てみるか
【巴導士】巴術と呼ばれる秘術を用い、使い魔を操る魔導士。算術を源流とし、独特の幾何学模様「魔紋」で精神力を制御する。数々の魔紋が描かれた魔器「魔道書」を携行しており、これに己の魔力を奔らせ魔法に変換する。また、宝珠の神秘を解き明かした魔紋を用いることで、 使い魔を生み出し、使役するという
説明が長いがこれはまた面白いな。似たような職業に【召喚士】という下位職業があるが、それは自身には力がほかの職業ほどあるわけではなく、すべて召喚獣任せになってしまう。まぁスキルポイントやステータスポイントの割り振り次第では自力でも戦闘することが可能ではあるが、それでも【召喚士】は基本後衛職であることには間違いない。
その点、この【巴導士】に関しては巴術と呼ばれる特殊なものを使用している。この巴術は数学的なモノと「魔紋」を利用して魔法みたいなものを制御しているようだ。さらにこの職業に選択すると自動的に「魔導書」を手に入れることができ、レベルに応じて会得できる巴術が増えていくらしい。
この巴導士は就いた時点で一体だけ使い魔を手に入れることができる。その使い魔は完全にランダムではあるものの【召喚士】と少し異なる存在である。召喚士が手に入るのは魔物であり、系列進化というものがあるもので一つの種だけでも数千は軽く超える。しかし、この使い魔は魔物ではない、が人というわけではない。そのため進化というものはないが成長というものがある。さらに特定の職業に就くこともできる。またこれは魔物にもいえるがスキルやアビリティを獲得することができる。魔物のほうは戦闘経験とと種族によって変わってしまう。しかし、この使い魔は魔物と同じような性質があるがプレイヤーと同様にレベルアップによりポイントも取得されプレイヤーが割り振ることができる。
いやこれ普通に優秀過ぎるね。感謝、感謝。
もう転職するとしたらこれでいいと思うんだが、まぁこの後のログも気になるところがあるので一旦保留。
さぁ次の職業みてみましょー。
【星占師】天に座す「星座」と己の魔力を結びつけ、奇跡を成す「占星魔法」が確立した。「天球儀」を回し、星座を暗示する「アルカナ」により運命を切り開く者
ほう、これは意外枠としておもろい。
【星占師】というのは特殊な魔法「占星魔法」というものがあり、謎の札「アルカナ」をもちいて発動する。札の組み合わせ次第では強力な魔法を発動したり、長時間の支援をかけることができる。また「占星魔法」のレベルをある程度上げると派生上位魔法である「天体魔法」を取得することができる。この「天体魔法」かなり強力らしいがあまり記載されていなかった。
また「天球儀」とよばれる特殊な魔道具の水晶を就いて時点で送られる。この「天球儀」は【星占術】という一種の占いを行うための魔道具である。【星占術】とはその名の通り星の動きとその者の動きを照らし合わせ、その日もしくは指定した期限までを占うことができる。
最後のほうは分かりずらいがまぁ、意外性を求める人としてはかなりほしいもんだと思う。
でも、この組み合わせの検証を行わないといけないしその組み合わせを覚えないといけないからかなり癖のある職業ともいえるな。
では、次のログを………ってそこまで気にするようなものでもなさそうだけどね。
《ゲシェム様のレベルが50上がりました》
《キャラクターレベルが10を超えましたので第二職業を選択することが可能となりました》
《キャラクターレベルが20を超えましたので第三職業を選択することが可能となりました》
《キャラクターレベルが30を超えましたので第四職業を選択することが可能となりました》
《キャラクターレベルが40を超えましたので第五職業を選択することが可能となりました》
《これ以上職業を増えることはありません》
これはキャラクター、つまり俺自身の成長なんだろうね。【学者】自体が戦闘職ではないためレベルアップには【研究】とかで上げるしかない。そしてその研究難度が高かったのと【祝福の卵】により、頭のおかしいほどの経験値が流れ込んだのだろう。いやほんとカズには申し訳ねぇな。
で、40までのログに職業の追加があるのだがこれは一体どういうことか。これは文字通り最大で5つのジョブを選択することができ、その全てがジョブレベルを上げることができる。さらに、神殿に行くことによってこの第〇職業の順番を入れ替えることができる。でもなぜ、入れ替える必要があるか。これは番号が大きくなるにつれてレベルアップに必要な経験値の量が増加するからである。なので、基本的には第一職業は下位職業か一番育てたい職業を選択し、第五職業に選択するものは自分のもっとも強い職業にすることが多いようだ。
だがしかし、ゲシュムは知らない。このキャラクターレベルで全プレイヤーの中で最も高いのはLv29。
つまり第四職業も解放されていないのだ。これもまた課題難度SSSと【祝福の卵】が関与する。もし、彼に【祝福の卵】なしで課題難度SSSの経験値でもLv25である。まぁそれだけでも十分高いためが、【祝福の卵】により上がりずらいキャラクターレベルを底上げしていたのだ。そのため、この一回の【研究】による結果のみでここまで爆上がりすることになってしまったのだ。
ほかのプレイヤーが知れば羨ましがること間違いなしだが、実は本来の【研究】では課題難度もD~Cが妥当でその成功経験値は微々たるもの。大体Lv1からLv5まで行けばよいほうなのである。
まぁ、そんなことはゲシュムがあずかり知らぬことであるが。
じゃあ、職業に関してはあとで考えることにして先に残りのログを確認しておこう。
《研究結果からスキル;【魔法陣LvMax】を取得しました》
《スキル:【魔法陣LvMax】がスキル:【魔導陣】へと昇華しました》
うん、前者は今回の【研究】のメインテーマであることであるから理解はできる。でもなんでLvMaxで取得されてるんだろ?スキルの確認もしないとね。
【魔法陣】魔法の行使を魔法陣を描くことにより詠唱や他の魔法系スキルを取得せずに発動することができる。レベルに応じてその権限が上がる。
【魔導陣】スキル:【魔法陣】の上位スキルであり、自作の魔法をも魔法陣を描くことで発動できる。
なるほどね、この【魔法陣】の権限が俺が書いたレポートには参考程度に独自に考えてみた魔法を作ってみた。たぶんこれが【魔導陣】の取得になったのだろう。その下位互換である【魔法陣】の権限は段階的に【魔導陣】そのものを取得するための工程があったのだろう。しかし、【研究】で示した結果がそれを超えてしまった結果、いろいろすっ飛ばして【魔導陣】を取得してしまったのだろう。
また、【魔法陣】のスキルにはいくつかの効果がある。
・魔法陣の紋様を正しく把握していて、描くことができればどんな魔法も発動可能
・その際に必要なMPは虚空に描くためのMP1は必要(【魔導陣】によりMP0で発動可能)
・特定の魔法陣の作成では触媒を用いて魔道具のように扱うことができる
特出してあげるとするとここら辺になる。簡単に言ってしまえば俺は魔法系スキルなしで魔法を発動することができるようになってしまったということだ。まぁ魔法の威力に関してはINTが関係するため、そんなに威力は出ないと思う?…………まてよ、今回のレベルアップで【学者】補正でINTが爆増しているかもしれない。INTって知能指数とも呼ばれているからな。
あとは、魔法陣を書くにはそこそこ時間がかかるため【魔法使い】のように連発して魔法を行使することが難しい…………いや?【速筆】のアビリティがあるからもしかしなくとも連発も可能になるかもしれないのか。
うん、結果的に魔法系統で職業を選択する必要性がないというのがわかってしまったね。
なんか、【魔法使い】プレイヤーの皆さん。申し訳ない。
さぁ切り替えて次!
《研究結果からスキル:【魔導黙示録】を取得しました》
うん、これも魔法について【研究】したからだよな。で、効果は何だろうね?
【魔導黙示録】全ての魔法についての目録であり、調べたい魔法を瞬時に知ることができる。
あー、うん。これは俺はいらないかな。ほかの人が【魔法陣】を取得した際にはこの上ないスキルかもしれないけど、俺は全部覚えてしまっているから使わなくても問題ないんだよな。というか、たぶんだけど思い出す工程のほうが早いんだよな。
一度実際に使ってみたが、やはり俺のほうがワンテンポ早かった。やはりお蔵入り確定となったな。
【魔導黙示録】君には申し訳ないが次に進もう。
《研究結果からスキル:【魔の権威】を取得しました》
【魔の権威】MP消費関連の事案に関して10分の1まで軽減できる。
ほう、これはMP節約には便利だが使うとこなさそうなんだよな。だって【魔導陣】により必要MP0だし。まぁ【蠹魚召喚】のコスト軽減にはありがたいな。てか【蠹魚召喚】で召喚できる蠹魚?(魚なんだけど)が100体になるとか、なんだそりゃ。俺が言うのもなんだけどチートすぎて実質バグのようなものやんけ。
運営には申し訳ないと思いつつ、称号について調べていこ。
《研究結果より称号:【稀代の天才】を獲得しました》
《研究結果より称号:【魔導の真髄に触れし者】を獲得しました》
《研究結果より称号:【領域の第一人者】を獲得しました》
【稀代の天才】この世界において類まれなる天才にささげられる称号。INTが激増
【魔導の神髄に触れし者】称号:【魔導の神髄】の獲得者の第一人者である者にささげられる称号。魔導系統スキルの取得率を上昇する
【領域の第一人者】とある領域に侵入したものとして証する称号。
…………まぁいろいろ理解したくないようなものがあるが、この際全部無視して次見てみよ。
《称号:【稀代の天才】によりスキル:【多重思考】【神速思考】【神童】を取得しました》
【多重思考】スキル:【並列思考】の上位スキル。同時に複数のことに対し考えることができる。
【神速思考】スキル:【高速思考】の超位スキル。光をも超える思考速度は体感時間を長くすることができる。
【神童】天才のみに許された称号スキル。INT、DEXに関わる事案に極大補正が掛かる。
これはもはやバグだなバグ。そんな感想しか出てこないんだけど。
で、気になるのは【神速思考】。これは拡張された思考能力で体感時間が長く感じるというのは一種のゾーンと同じようなものなのだろうか?そこらへんは戦闘などで試してみないとわからないかな。
で、ようやく最後なんだが
《称号:【領域の第一人者】によりスキル:【●●●●】を取得しました》
【●●●●】解読不可能
……うん、なんもいえねぇ!
一体何なんだろうか?こういうのって悪いイメージが強いからやめてほしいランキング一位なんだよな、俺的なやつだけど。
で、これで俺のステータスはどうなってしまっているのだろうか。
みたくねぇ………。でも見ないことには現実を受け入れられないのでステータスを開いた
name:ゲシェム (人族)Lv50
job:1:学者Lv50 2: 3: 4: 5:
HP:600
MP:600
STR:70
INT:200
VIT:70
MND:70
AGT:70
DEX:62
LUK:70
SP:100
CS:【改文曲筆】
Skill:5p
【研究】【神読み】
【蠹魚召喚】【魔導陣】【魔導黙示録】【魔の権威】
【多重思考】【神速思考】【神童】
【祝福の卵】【●●●●】
Ability
【速筆】
称号
【本の虫】【蠹魚】【稀代の天才】
【魔導の神髄に触れし者】
【領域の第一人者】
これはカズにいっといたほうがいいのだろうか?
俺はメッセージへ「緊急速報、やっちまった。ヘルプ求む」と送っといて、司書さんのところへ報告へ向かった。
今話のまとめ
・新しい職業面白そうだね
・取得したスキル、まじやべー
・実質MP使わない魔法使いの完成
・ステータス頭おかしいね
なお、レベルアップに関しては以下の通りになっています。
基本は上昇レベル×1.2
補正アリだと×1.5(職業補正はこちら)
極大時×2.3
HP、MP、SPは×10
そのため、歪なステータスとなっております。ご理解よろしくお願いいたします。




