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OFW〜Old Free World〜にて我は記憶する  作者: しぐれ煮と甘露煮
【機甲糸師】編
37/61

35.次の地は空の上

前回のあらすじ

・使い魔は元から存在しているものや、0から発生したものです

・武闘大会は悪魔襲撃イベントの身の傘です

・運営は泣いていいと思う(私も泣きたい)



 さて、61階層へついたのはいいんだが辺りは空一面。


 「これってもしかして雲の上なのか?」

 「……うん、そうみたいだね」

 


 いやはやまさかだと思ったが、今度は空が舞台なのか。

 ダンジョンって摩訶不思議だと思ったが、ここまでとは思わなかった。


 「なぁところどころ穴が空いていたりするけどさ、もしかして落下する恐れがあるかもしれないよな」

 「………わかんないけどその検証はできない。もし落下ダメージとかで即デスだとデスペナの時間がでてしまう」

 「そうなりますと、妹さんの命はないと考えられますね。今は無茶はできませんね」


 

 そこら辺の検証は今度誰かがすると期待しておこう。



 

 さて、この61階層で現れたのは鳥だった。

 

 『グルー』という鷹と鷲を足したような大きな鳥だった。

 こいつらの特徴は集団行動メインで常に飛行しているのだ。

 

 「………私は魔法斉射するけど、ゲシェムはどうする?」

 「うーん、せっかくだしこの装備スキルを試してみようとは思うよ。ファウストはどうする?」

 「この格好でお忘れかとお思いですが、わたくし悪魔ですので。はいっと」


 と、ファウストは背中から羽をはやした。

 てかこの悪魔、自身の格好わざとかよ。


 

 「まぁいいか。じゃあ俺らは空中でグルーを狩るから、ペティはここで援護よろしく。護衛としてルカは置いておくから」

 「……ん、じゃ二人とも頑張って」

 「ええ、勝利をペティ様の元へ!いざゆかん!」


 といってファウストは飛翔した。

 なかなか痛いやつだなぁ、と思いながら俺も浮遊した。

 

 浮遊してみたがこれは浮かぶのにはいいのだが空中戦闘にはいまいち向いていないな。

 とりあえず、魔法陣をつかい動きたい方向へ風を送ることで空中移動を行っている。

 【立体機動】もあるから姿勢を意識しなくても問題なさそうではある。


 個人的には【軟糸】を使った【立体機動】のほうが楽しいからそっちのほうが使いたいです。まぁ空しかないこの階層帯では残念ながら使用できないってのが残念である。 


 「だけど、相手を捕縛するのには使えるしな!【軟糸・縛】!」

 

 で、これで【抜魂幻糸】を試せるな………と思ったが


 「お先に失礼!『波紋脚』!」

 

 ファウストが捕縛していたグルーどもに向かって蹴った。すると波紋のごとくエフェクトが入ったと思いきや捕縛していた奴ら全てを倒していた。

 

 「いや!速すぎだろ」

 「さすがに人間としてのあなたに空で遅れを取りたくはないんですよね。それぐらいは悪魔としてまた私としての誇りがあります」

 「まぁ、それもそうだ、な!」


 そんなことをいいながら大鎌を投擲してグルーを狩る。


 「お見事、というよりも大鎌なんてなかなか珍しい武器をお使いになられますね」

 「まぁさっき出た奴だけどな、こいつについているアビリティがそこそこレベル高いみたいだわ」


 ぶっちゃけそんなに使えないと思っていたが、そうでもないみたいだ。

 【剣士】の時の【剣術】の時とは大違いであったりするなぁ。


 「そう、い、えばなん、だけど!ファウストっ、てLv1の状態、で召喚される、んだよな?」

 「そう、ですが、なにか!」

 「じゃ、ああの時魔法と!脚闘士っ、ていっ、たんだ?」

 「それ、は!っと、それは私が悪魔だからですよ」

 


 どうやら悪魔の種族スキルに【悪魔魔法】というものがあるそうだ。

 【悪魔魔法】というのは闇魔法の系列らしいがなかなか攻撃性のある魔法が多めなんだとか。


 つーか、戦闘中に話するようなことではないよなぁ。


 

 と、61階層は前衛の俺とファウストが『グルー』を片付けていった。

 ペティの出番はほとんどなかった。







 62,63階層はグルーの上位種が現れた。安定ですな、ダンジョンに傾向がないっていうことが。

 『グルー』に関しては『フロストグルー』と『ウィンドグルー』という上位種が出てきた。

 

 『フロストグルー』は氷の魔法を使ってくる。かなり精密な射撃をしてくるのが厄介だが、ぶっちゃけ俺は問題ない。【神読み】さん便利っす!

 ファウストは黒きオーラを足に纏わせて蹴っていた。

 おいおい、魔法でも蹴れんのかい!何でもありだなこいつ。

 

 「いえいえ、これに関してはわたくし個人ができるものでして他の悪魔どもができるような芸当ではないのでご安心を。まぁ基本悪魔も武器とかもっているでこういった悪魔はあまり見ないタイプなんですよ」

 

 とのこと、ファウストは手を使うことにひどく嫌っているらしくそのため脚を使う【脚闘士】という格闘家の派生職へたどり着いたのだとか。


 まぁどうでも良かったりはするけど、つまりは彼が特殊であるということだろう。

 【使い魔】の性質上として普通ではないのだろうとは思ったけども、また変に歪な悪魔を持ってきたもんだ。


 

 で、『ウィンドグルー』については以下同文。

 ぶっちゃけ攻撃手段もほぼ同じようなものなので特に触れるようなものでもなかった。


 

 もちろん攻略は俺とファウストによるツーマンセルプレイで終わってしまった。

 先ほどと同様ペティは暇だったようで俺らに【巴術】をかけて【巴導士】レベル上げにいそしんでいるようだ。

 







 

 64,65階層では『グルー』系統の魔物以外に新種の魔物が現れた。

 

 『ウォーハーピー』という魔物だ。見た目は普通のハーピーなんだが、こいつらは武器を有している。

 なんで、手がないのに武器を持っているんだ?足はしっかりしてるのになぁ、OFWの七不思議に入りそうな感じだと思うんだよね。



 『ウォーハーピー』の持っている武器に関して言えば、千差万別ともいえよう種類がある。

 片手剣に大剣、刀などの刀剣に斧や槍に変わり種としてハルバードやモーニングスターなどの近接武器。

 遠距離武器として弓の他になんと拳銃があるのだ。


 「いや、あるんかい!銃なんてものが」

 「おや、ご存じありませんか?恐らくですがこの階層帯にも銃が宝箱に入ってるかもしれませんね。いやぁわたくしも使っていたのであれ欲しいですね」

 「へぇ、いいねぇ。いつかあんたとも戦ってみたいとは思うわ」

 「それは……わたくしも同じですね。……悪魔時代としての血が滾っているぞ。とはいってもわたくしのレベルがゲシェム殿に近くならないといけませんね」

 「………いい感じに話してるけど、私の心労が増えそうで困る」 


 と、嘆いているが俺もファウストもかなり楽しみにしているので悪いけど頑張ってくれぺティ。

 まぁ彼の戦力アップのためにも宝箱から銃が出てきたらとにかくペティに渡すことになった。


 ていうか、ここの階層帯に入ってきてからというもの新情報がたくさん出てきてるよなぁ……。

 まぁ銃に関しては正式にわかってはいないので情報屋に売ることができないかなってペティが言っていたのでカズ達にも話さないほうがいいかもしれないな。


 

 


 え?『ウォーハーピー』についてって?

 まぁあれですわ、俺とファウストのボコデスワ。

 

 

 一応言っておくと、大鎌に関しては今は使っているけど進んでいるときは装備していることに慣れないので使うときだけ【奇術】を使って手元に出している。


 ほんとに便利なんですわ【奇術】。汎用性があっていいね!

 ファウストも【道化師】を戦闘に昇華していることに驚いていた。そんなに珍しいかね、いやよくよく考えたら珍しいわw


 

 そんな感じで今までよりも速いペースで進んでいった。

 さて、66階層はどんな感じになっているんかね。


 と、3人と一匹はさらに先へと進んでいった。





《武闘大会開始のお知らせ》


 一方、カズたちは武闘大会について備えていた。


 「なぁ、ゲシェムが言っていたという悪魔の襲撃ってホントにあるのか」

 

 と、フィーロ


 「あぁ、そうらしい。ちなみにあいつは武闘大会とそのイベントには参加できないみたいだわ」

 「誠でござるか!残念でござる、拙者もようやくLv30になったというのに」

 「まぁ仕方ねぇだろ、緊急クエストだっけか?それでダンジョンにこもっているようだしな。てかあいつのほうは大丈夫なんか?」

 

 時雨とガン鉄がそんなことを言っている。

 俺たちはレベル上げに専念して俺はLv40を超え、他のメンバーもLv30を超えてかなり強化できたと思う。

 まぁ、そんなこと言ってもゲシェムにはまだ勝てないんだけどさ、つかあいつランクSの中層までソロで攻略してたとか言ってたけど俺だったら無理だわ。


 「でも僕たちはこれから武闘大会に参加しますがどうしますか?『ビリーブ』に残れませんよ?」

 「一応、馬を借りたけど襲撃イベントが発生してからだと到底間に合わないが……」

 「まぁ、ボスはスキルを使ってりゃすぐに『ビリーブ』にはつけると思うが……メンツが足りないだろ」

 「一応は【着ぐるみ野郎】【閃光戦機】たちには頼んでいるが、あとは【朱肉樹林】のメンバーも『ビリーブ』が拠点だから守りはまだましだが……なにせ悪魔の強さがいまいちわかっていないのが問題なんだよな」

 「しかも、数も未知数なのがなぁ。ほんとにあいつ来れないんか?」

 「みたいだな」


 確かにあいつが参加すればまさに一騎当千ツーことだよな。

 

 てか、あいつのメッセ見てみて気づいたが


 「あいつのところに【魔導女王】もいるみたいだぜ?てことは【魔導女王】も参加できないのか」

 「マジかよ!?武闘大会に参加していないと思うと嬉しいが悪魔襲撃イベントに関しては悲しいな」

 「だが、【魔導女王】のおかげでその情報が出てきたようだが?」

 「……今度どこからそんな情報が出てきたのか教えてほしいものだ」


 それはほんとに思うことだな。


 とにかく、悪魔襲撃イベントも気にはなるがとにかく武闘大会にも意識は向けないとな。

 あいつらが参加するんだしなぁ、なぜかライバルって認識になっているが……まぁいいかね。



 こうして【蒼聖】たちは『ビリーブ』を離れ『オルカン』の地へたどり着くのであった。

今話のまとめ

・61階層からは空階層帯です

・ファウスト(メフィストフェレス)はかなり強い悪魔でした

・この世界には銃があります


番外編

・カズたちは悪魔襲撃イベントに備えています

・武闘大会開催




お知らせ

今話執筆段階にて……

遂に100人アクセス超えました!ほんとありがたき幸せ!!今後もよろしくお願いします!

今度はランキングにのってくれたらいいなぁ(まだはやいだろ……)

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