33.休憩がてらにステータス確認、URE獲得したお
前回のあらすじ
・死神が呼んだのは龍でした
・勝因は【聖魔法】の解析でした
・ティアちゃんの症状が三段階目に入ってしまいました
本来ならここから急がないといけないのだろうが、さすがに死神と龍戦のすぐあとは体が動けない。
というか『過集中』になってしまったのもあり、頭痛が響いて身体が動けないのだ。
「悪いペティ、少し休憩にしてくれないか?動くのきつい」
「……それはしょうがないね。この戦いはすごかった、というより魅入ってしまって参加できなかった」
「まぁこっちもそれどころでもなかったしな。あー集中しすぎたせいで頭痛すぎるわぁ」
「………リアルでもそういうことってあるの?」
「まぁなこれに関しては無意識でおきちまうことだからなぁ。ペティもだろ?多分だけど」
「………うん、そうだね。貴方のようなものではないけどね」
お互い別に話すようなものでもないのでこの話はここまでにした。
それにしても『過集中』になってしまうとは思わなかったなぁ。【神速思考】が補助しても厳しかったのは確かにそうなのだが……。
仕方がないのでここいらで休憩かつステータスの確認をしてみることにする。
【●剣士】はまだわかる。三つの職業が混ざっている職業だからレベルが上がりずらいんだろうと思う。
【星占師】は今回『人馬終弩』や『処浄気』、さらに『双児分裂』を多用していたためなのか多くの経験値が【占星魔法】へ回っているようだ。いろいろな機能の追加や新しい魔法が習得したが一番気になるのは【占星魔法】のレベルアップにより手にしたスキルだ。
【星結】一定MPを消費したアルカナを星の一部として見立てることで【占星魔法】【天体魔法】の力を底上げする。
どうやらこのスキルは【占星魔法】【天体魔法】の力をさらに底上げるためのスキルのようだ。
ただこいつの難しい点は二つの魔法に共通する星座のようにアルカナを設置しないといけないため、星座の知識とかが必要になりそうだ。だが、このスキルを使って設置すると地面だけでなく空中にも設置することができるみたいだ。なかなか面白いスキルだな、今度しっかり調べておこう。
【巴導士】もルカのおかげでレベルが上がってくれるのは助かる。
【巴術】もだいぶ増えてきたので自分でも使えるようなバフやデバフもあるのだが、まぁぶっちゃけルカが【付与魔法】をかけてくれるため多用する機会はないと思う。
さてさて俺が気になっているのは【糸使い】と【道化師】についてだ。
【糸使い】は今回の戦いでかなりレベルが上がった。まぁ『亡龍』との戦いで【神速思考】も使って無茶したためだろう。というかあの龍、意思があるように感じたけど気のせいかね?
で、上級職が解放された。【奏操糸師】と【機甲糸師】というものだ。それぞれ見ていこうと思う。
【奏操糸師】操糸に特化した糸使いの上位職。より複雑でより正確な操糸を行うことができる
これは操糸術に特化した上位職のようだ。確かに今までの俺ならこっちを選ぶだろうが、【操糸術】のレベルアップにより手に入れたスキル【奏操紡糸】により必要性を感じなくなった。だってこのスキルの名前的にこの職業で手に入りそうなやつやん。
次の職業を調べてみて考えることにしようと思います。
【機甲糸師】糸を巧みに操り、人形を操り敵をも一時的に操ることができる。更に糸を駆使して一時的な鎧として用いることもできる
この職業は【人形使い】や【傀儡使い】の職業と【操糸術】【捕縛術】が組み合わさったような職業で、敵をも操ることができるようだ。しかも、こいつの特徴として一時的ではあるが鎧として扱えるということはある程度の防御力を糸に加えることができるのだろうな。
派生職や【操り人形】がでてきたときに調べてみたが、【人形使い】はスキルに人形を作るものがあるらしく【傀儡使い】も同様で傀儡制作というのがあるのでおそらく【機甲糸師】も同様のスキルがあるのかもしれないと考える。
まぁ、なかったとしても『樹岩剣』みたいに魔法で賄うっているのもありだと思うしな。
俺の今の戦闘手段としてはほぼ確立したようなものだし、それの強化だったら【奏操糸師】にするべきなんだろうけどわりかし【機甲糸師】とかも気になってしまう。
今の俺って割とVITが低いし糸で補強できるならかなり便利になると思うし、新しい戦略を考えるとしたらこれしかないだろうな。
ということで転職しちゃいましょうかね。
《職業:【糸使いLv45】から【機甲糸師】へ転職しました》
《職業:【機甲糸師】選択によりスキル:【抜魂幻糸】を取得しました》
《職業:【機甲糸師】選択によりスキル:【機甲召喚】を取得しました》
《職業:【機甲糸師】選択によりアビリティ:【機甲術】を習得しました》
《職業:【機甲糸師】選択によりアビリティ:【操糸紡術】を習得しました》
ふむふむ、面白ねこの職業。
詳しい話はまた今度するが【抜魂幻糸】は敵の意識を刈り取り操るためのスキルで【機甲召喚】は今は使うことはできないようだがジョブクエストを達成すると機甲人形なる専用のアイテムを獲得できるようだ。
まぁこの依頼が終わってから是非とも見に行こうとは思う。
さて、でラスト【道化師】だ。こいつも龍戦においてかなり活躍してくれた。
最後の龍が光線にうまいこと引っかかってくれたのにはタネがある。まぁわかるであろうが【誘導】だ。
確かに【神速思考】と意図せず『過集中』になってしまったが【妖糸】の操作に熱中していた。俺もかなり厳しいところではあったが予測を重ねて、奴がここに来るというところに空間を開けて【誘導】を発動させ続け、【妖糸】を正確に操作しきってなんとか『聖なる浄化』を龍へ浴びせることができたという算段だったのだ。
そのためかなり頭痛がしているが、強制ログアウトがされていないようだし案外フロアボスとかはそういった制限が緩和しているのかもしれないよなぁ。
で、話を戻すがやはりトリッキーな動きとしてアルカナを瞬時に引き出したり【誘導】を使って相手を翻弄させてかき乱すのにかなり適している。ただ、あくまで複数の職業を持っている者に限ってのことだな。しかもかなりピーキーなところがあるから他人に進められるような職業ではないだろうなぁ。
さて【道化師】の派生職の【道外師】だが、どうやら意味合いとしては道化師と同義のようだがここでは少々本質が異なるようだ。こいつの特徴として外道の法というような人道はずれたようなものが存在しているようだ。
だが、個人的にこの上位職も似たようなもんだと思うんだよな。だって【道化師】って確か愚者の意味合いがあったしな。その上といったら外道の道だと考えてるよ。
それだったら上位職を選んだほうが優秀なスキルとかあると思うし、今の状態で問題はないからしばらくはこのままでいいかな。
新しく獲得した称号に関しても今回は文句のつけようのないぐらいはっきりしたぐらいのもんだし、まぁよしとしましょうかねぇ。
「………称号っていうのはね普通そこまで付くものではないんだよ?はっきり言ってそれは異常」
「だよなぁ、そんなにつくとは思えないぐらいのやつだしなぁ。明らかに喧嘩売ってるような称号とかあるし」
「………確かに私も【魔を極めし者】は分かるけど【外さない女】ってなんで?」
「それはまぁわかるから何も言わねぇよ?」
絶対運営のいたずらだと思うんだ、個人的に。
で、だ。ここまではまぁいい、つかもう慣れたなぁこういうことは。
問題があるとするならばこの目の前にあるもんだ。
「宝箱……だよな?つか今までこういうのはなかったよな」
「………うん、フロアボスでもドロップしかなかったと思う。現にここにあるよ?」
と、死神が落とした骨と龍の牙を見せてくる。
そう今までもフロアボスでも今までの魔物と同様にドロップしかなかった。レアドロップとして何かしらのアイテムが落ちることがあったがそれでも宝箱が落ちるようなことはないのだ。
「一体どういうことなんだろうか………………あぁなるほどな、ていうことはあの龍の登場も本来ならあり得ない状況っていうことなのか」
「………え?それってどういう……あぁなるほど」
どうやらペティも視たようだな。
この宝箱を【鑑定】した結果このような文章が出てきた。
《初回特典!ちなみにこれは特殊な条件下のフロアボスを倒せたものにのみ贈られるものです。いいものが入っているのでよろこんでね》
つまりはこのフロアボス戦は特殊な戦闘パターン限定で亡龍が出現し、それを倒したことでこの宝箱が出てきたということなんだろうな。
この中身に入っているのが防具と魔導書と大鎌であった。
とりあえず魔導書は彼女のモノになる。というかどういうやつなんだろうか。
「……これは【龍魔法】について書かれてるみたい。ただ【言語学者】のレベルの問題でまだ使えそうにないかも」
「へぇおもしろいねぇ、まぁ魔導書は俺はいいかな。でこの防具と大鎌はどういうやつだろうか」
防具について調べてみると《死神のローブ》と書かれているがこれ全身装備だわ。持ってみると軽い?
「うわっ!これ初期装備よりVIT値高いし、軽いし装備スキルがあるのが便利だなぁ」
「……私もこの装備はいろいろついてるよ?どんなのがあるの?」
「見てみると【鑑定妨害】【浮遊】【透過】てのがあるみたいだ」
「………さすがにいいものが多いね。たぶんそれUREってやつだね」
「ん?URE??」
「‥‥‥‥ UniqueRarityEquipmentの略。恐らく世の中に一つしかないレア装備っていうのまぁ鍛冶師が創るものもそれに該当したりするけど大抵はUEって言われるの」
「はぇ、そういうのがあるんだ。じゃあこの鎌もなのかね?」
「……多分ね。だいたいUBEってその敵に対しての装備であったり、手にするプレイヤーに対して求めるような装備が与えられるの」
なるほどねぇ、じゃあこの大鎌はどういうのだろうか……。
見た目は大鎌だけど、手元にチェーンのようなものこれ鎖だな。
鎖鎌でもあるのかぁ、面白いなネタ武器かね?
名前は……【死を運ぶ鎌】って痛いな!
ふむ、【大物狩り】【首狩り】というスキルに【投擲術】【大鎌術】【呪術】のアビリティと書かれているな。スキルの嫌がらせを感じる。
「へぇ、結構面白いじゃん!これ装備しとこ」
「………そんな気軽に装備するんだ…。まぁいいと思うよ?」
「まぁな、なによりアビリティがしっかりしているから問題なく操作できるようだし。なにより武器持っていたほうがよさそうだしな」
「………それは一理あるね、見た目完全に初心者なのに頭おかしいほど強いし」
「いや……あぁ、否定ができん」
そういえば、ペティが言っていたがLv50とかいないんだっけ。
うん、頭おかしいなぁ。このレベル帯の人来ないかなぁ。
「………まぁ私も今の戦闘でLv40超えたし、新しい職業追加しとこ」
「あ、第五職業でマックスだから気を付けなよ」
「…おけ」
どうやら彼女も第五職業を追加したようだ。
さてさて、俺も先へ行くために休憩と大鎖鎌の練習でもしておこうかね。
こうして、休憩をはさんで彼らは61階層への準備を進めるのであった。
三の章 【●剣士】編 終了時ステータス
nemu:ゲシェム (人族)Lv60
job:1:●剣士Lv12 2:星占師Lv25 3:機甲糸師Lv1 4:巴導士Lv15 5:道化師Lv36
HP:700
MP:700
STR:97
INT:252
VIT:97
MND:97
AGT:135
DEX:184
LUK:110
SP:0
CS:【改文曲筆】
Skill:4p
【研究】【神読み】
【蠹魚召喚】【魔導陣】【魔導黙示録】【魔の権威】
【多重思考】【神速思考】【神童】
【使い魔】【アルカナ生成】【星結】
【大局視】【創剣】【鑑定】
【クラウン生成】【愚者】
【操奏紡糸】【抜魂幻糸】【機甲召喚】
【祝福の卵】【●●●●】
装備スキル:【鑑定妨害】【浮遊】【透過】
【大物狩り】【首狩り】
Ability
【速筆】
【巴術Lv14】【魔紋制御Lv12】
【占星魔法Lv28】【天体魔法Lv13】
【剣術Lv25】【危機察知Lv5】【索敵Lv3】【罠解除Lv1】【兵法】
【双剣術Lv15】【創剣術Lv15】【操剣術Lv15】
【軟糸Lv34】【硬糸Lv30】【妖糸Lv32】【操糸術Lv52】【捕縛術Lv23】
【奇術Lv42】【アクロバットLv35】【誘導Lv31】
【機甲術Lv1】【操糸紡術Lv1】
装備アビリティ:【投擲術】【大鎌術】【呪術】
称号
【本の虫】【蠹魚】【稀代の天才】
【魔導の神髄に触れし者】
【領域の第一人者】
【例外の選択者】【未知への探求者】
【龍殺し】【弄ぶ戦略者】
nemu:ルカ (狐)Lv20 進化可能
job:1:幻影術士Lv17 2:付与魔術師Lv9 3:斥候Lv1
HP:250
MP:350
STR:29
INT:64
VIT:32
MND:34
AGT:85
DEX:40
LUK:90
SP:0
CS:【福禍鬼霊】
Skill:0p
【幻影】【狐火】【魅了】【立体機動】
Ability
【火魔法Lv15】【付与魔法Lv21】【回避Lv15】
【疾走Lv23】【見切りLv22】
【索敵Lv1】【危機察知Lv1】【罠解除Lv1】
称号
【ゲシュムの使い魔】【妖狐】【幸狐】
今話のまとめ
・機甲糸師は俺(煮もお)の好みです
・UREというのはめったに落ちません。彼女のもソロ特典とかであったりします。
・ルカの進化はまた次回!(もう疲れたのだBy煮もお)




