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OFW〜Old Free World〜にて我は記憶する  作者: しぐれ煮と甘露煮
【●剣士・糸使い】編
26/61

24.【道化師】で50階層までの攻略

前回のあらすじ

・実は【斥候】意外と必要なかったのだ

・【道化師】を選ぶなんてどうけしてるぜ!‥‥‥‥すみません、忘れてください…

・41階層からは砂漠のようです


 【道化師】という職業を選択して41階層へ突入していったお。





 そういうわけで41階層からの魔物について説明していこう。


 まず、41,42階層に現れたのは『シルトマオ』という猫と『ルサフール』という狐であった。

 恐らくだがミーアキャットやフェネクスなどの砂漠に生息する生物がモデルになっているようだ。

 

 こいつらの特徴としてこの砂漠の階層に対し、絶対的な優位性を持っているという点であろう。

 

 通常の猫や狐はこういった高温地帯・砂漠地帯には基本生息しないようなものである。それはルカを【帰還】したことにもつながる。


 しかし、『シルトマオ』と『ルサフール』は砂漠という環境に適応された魔物である。

 これが魔物の特性ともいえるようだ。



 その攻撃は基本体当たりや爪の攻撃である。

 だが、注意してほしいのはそこではない。こいつらはこの砂漠という環境に適応しているため、この砂漠での行動は圧倒的に優位である。なにより小さいため的が絞りずらいというのとこの砂漠地帯だっているのに素早いんだよなぁ。



 今までならこいつらの動きに翻弄されていたであろう。


 しかし、【道化師】のアビリティにある【アクロバット】は軽業の意味を成すアビリティとあらゆる環境でも曲芸ができるようにするためのアビリティのようで環境適応というのが含まれた複合したアビリティである。


 そのため、この砂漠地帯でもいつも通りに戦うことができてくる。



 「さて、検証していきますか!【クラウン生成】」


 まず【クラウン生成】で赤い球を生成した。


 「ここに一つの赤い球があります。これは腕を振ると………二つに!さらに振ると三つに!これをなんやかんやしてみると………両の手に八つに増えました!!……………うん、なんで言わなあかんのやろ」


 

 なんで俺がこんなこと言いながらやっているかというのは、この【奇術】はレベルが低いときは話しながらやることで成功率が高いということ。逆を言うならレベルが高い【奇術】は話さずとも成功することができる完全にピエロのような存在になれるということだ。


 しかも、この【クラウン生成】で生成した赤い球はたったの一つだけ。


 つまり、この量産した赤い球は【奇術】により生まれたものである。ちなみにこの【奇術】は【剣術】と同様MPに寄与しない技術的なアビリティである。


 そのため、【クラウン生成】は似たようなスキルである【アルカナ生成】よりもMPをかなり消費してしまうのが難点である。



 「じゃ、ほいよっと」


 量産した赤い球を『シルトマオ』に向けて放り投げた。


 シルトマオはそれに怪しみながら寄ってきた。


 その瞬間、赤い球のすべてが爆発しシルトマオを巻き込んだ。



 「その球、消えるよ?」

 

 物理的にだけどなw



 この爆発は実は魔法ではなく【クラウン生成】時に仕込んでいたものだ。これは先ほど言っていた難点の理由でもあるのだが簡単な生成はMPをそこまで消費しない(【アルカナ生成】の最低値と大体同じかそれ以上)だがこの仕込みのレベルで【クラウン生成】に必要になるMPが変わってくる。


 なら魔法陣で付与すればいいのではないのかという意見もあるだろう。

 だが、資料には魔法を解析するまでには至らないが魔法の有無を調べることができる魔物や人もいるということで魔法を仕込むとばれてしまう可能性がある場面が今後起きる可能性がある。


 しかし、この【道化師】は騙し惑わすというのが神髄である職業である。

 それにより、魔法を介さずとも魔法と同様のものを発揮することができるというのだ。


 

 そのため、【道化師】にとって一番重要な【クラウン生成】はMPによってできる幅が変わってくるのだ。



 

 そんな解説をしていると、シルトマオを倒していた。



 なお、こいつらがこの敵である俺が放り投げた赤い球へ寄ってきたのか。

 

 その理由は【誘導】というアビリティである。レベルに応じて対象を誘導するというものだが、その条件にジョブレベルや【誘導】のレベルさらにはキャラクターレベルが該当する。

 俺のキャラクターレベルは54なのでその対象もかなり引っかかるようになっている。

 

 その結果、こいつらはあっさりと赤い球へと誘導されていったのであった。


 「こんなあっさり倒すことができるのか………。案外こいつって戦闘向けなのか?」



 ここまで低レベルであるはずの【道化師】がここまで活躍することができることがゲシェムは驚いていたが現実は異なってくる。


 

 本来【道化師】はDEXとLUKに補正がかかる職業であるため【クラウン生成】にMPを持ってかれてしまう。それにより、低レベル帯の者や戦闘向けの者だとしても戦闘手段として利用することができない職業である。

 せいぜい、街の曲芸師としてやっていくのが精いっぱいであったりする。

 それなら経験値補正のある【曲芸師】や【遊び人】のほうが優秀である。


 

【道化師】にしかない【クラウン生成】には主にMPがかなり有している上級者向けの下級職であるため不遇職の一つであったりする。


 しかし、こいつがうまく扱うことができると戦闘手段として魔法よりも優秀になりえる職業でもある。

 だが、上級者の魔法使いがこの職業を選ぶこともない。なぜなら魔法のほうが慣れているからというのもあるが魔法のほうが詠唱の補助システム一つで行使することができる。またMP管理もあるためリソースに割くことを割けてしまうからだ。

 その点、【道化師】は【奇術】の技術的補助はあるものの成功率があったりするので確実な戦闘手段をとる上級者にとっては選択外の職業になってしまうということになる。




 なら、彼がここまでうまいこと扱えるのか?


 それは称号の【未知の探求者】と【例外の選択者】による不遇職や他プレイヤーが選択しない職業に補正がかかっているという点。

 またスキル:【魔の権威】によるMPの超節約ができるためMP管理に心配することもないし、そもそもゲシェムは【魔導陣】によりMPなしで魔法を行使することができるため【アルカナ生成】【クラウン生成】【巴術】にMPを集中させることができるのだ。


 

 まさにゲシェム向きの戦闘手段になる職業といっても過言ではない状態だったということである。



 「さて、先に進むとしようか」








 ということで50階層までの魔物についてを説明しよう。


 41,42階層は『シルトマオ』がメインで一部の『ルサフール』が出てくる。


 シルトマオは物理特化の猫のようで、主に爪や噛みつきが攻撃手段として用いれれているようだ。


 ここは先ほどと同様の手段を用いることにした。


 爆発する赤い球を【奇術】で量産、【誘導】で自発的に動かす。その間に先へ進む。


 を繰り返していくことで効率よく攻略していった。

 


 43,44階層は逆で『ルサフール』がメインの『シルトマオ』がちょいちょいでてくるようになった。


 このルサフールはシルトマオが物理型に対してこのルサフールは魔法に特化している魔物である。


 比率順でいうと【火魔法】【土魔法】【風魔法】【水魔法】となっていて、7割以上が先の二種類を扱っている。


 さらに言うと、ルサフールは一種類の魔法しか使ってこない。


 だが、これは『シルトマオ』『ルサフール』に言えることだが基本こいつらは集団行動をしている。

 そのため、だいたい二種類ぐらいの魔法が常に襲ってくる。



 その攻撃は大体【神読み】と【アクロバット】を駆使して躱しながら、同様の手段を使い駆け抜けていく。




 

 

 45,46階層ではその上位種が出てきた。

 

 『シルトマオ』は下位種の他に上位種の三種類が出てきた


 『シルトマオ・ナックル』というのは拳に特化した猫

 『シルトマオ・シュート』は蹴りに特化した猫

 『シルトマオ・スロー』は投擲に特化している猫


 この三種類はマンキーやエイプとは異なり、違う上位種でも同じ集団として行動している。


 そのため行動に多様性が生まれてより厄介になっている。


 ここでもほぼ同じなのだが、今度は『樹岩剣・ソードビット』と【クラウン生成】を混ぜて樹岩剣に爆発する赤い球(以後爆破球ということにしよ)を埋め込んだ剣を使って速度を上げていく。

 

 【誘導】を用いたことで、剣に群がる猫という歪な構図が生まれてしまったのだがまぁ気にしたら負けということでスルーしていく。



 


 47,48階層では『ルサフール』の上位種である『ハイ・ルサフール』が出てきた。


 この『ハイ・ルサフール』は上級魔法が扱えるルサフールであり、ルサフールと異なる点は自身の反属性の魔法耐性を持っているというところにある。


 普通なら火魔法なら水魔法には負けるという互換性が寄与されているが、この魔法耐性には若干ではあるがそれを軽減することができる。



 まぁ、俺に関しては相手の魔法より上回る出力の魔法陣を構築すればいい話なので大した問題ではない。


 ということで、『樹岩剣・ソードビット』を最高硬度にした状態で先ほどと同じ戦法を使っていった。



 49階層ではそのリーダー格が出てきた。


 ………………以上!!

 

 だってこいつらもともと集団で行動していた奴らだし、そこに指揮が加わったとしてもたいして変わらないというのが俺としての感想ではある。もちの論ではあるがこいつらの攻略手段は先ほどと全く同じでしいて言うなら訓練として『樹岩剣・ソードビット』を形を変えたり、硬度をいじって相手に合わせて斬るというやり方をしていた。





 その結果


《職業:【道化師Lv2】が【道化師Lv20】へ上がりました》

《アビリティ:【奇術Lv3】が【奇術Lv28】へ上がりました》

《アビリティ:【アクロバットLv1】が【アクロバットLv22】へ上がりました》

《アビリティ:【誘導Lv1】が【誘導Lv10】へ上がりました》


 

 なかなかのレベルアップではないのだろうか?

 経験値補正込々のやつだとしても結構なものではないのだろうか?

 

 ただ【誘導】に関してはキャラクターレベルが異様に高かったためそこまで上がることができなかったようだ。こればっかりはしょうがないっていうか今の状態でも集団戦とかでも問題なく戦えている時点で優先度は低いけど………。







 さてさて【道化師】についても深く知ることもできたし、50階層_フロアボス戦と行きましょうか!

今話のまとめ

・40台の階層は猫と狐です

・【道化師】はMPさえあれば何でもできる職業です。あくまでMPさえあればですけど

・めちゃくちゃあがったけど、この先はボス戦です

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