8.次なる目標とその準備
前回のあらすじ
・ようやくライセンスを取得したお
・バグ無双したよ
・これで戦闘職ないんだよ、やばいね
カズの追及が終わったところで俺らは【訓練室】を退出した。
「なんだかなー、チート野郎っというかバグの塊みたなものだなぁ」
「あぁ、それに関しては否定できん。が一応弱点も分かった」
「はぁ?そんな弱点あったか?」
カズは攻撃をほぼすべて躱せる眼とどんな魔法でも独自の魔法をも瞬時に発動することができる魔法陣、更には対正面であればほぼ必ず貫通することができる【蠹魚召喚】、それが超数召喚できる。攻防完璧にこなすことができるような存在にどんな弱点があるのかと思っている。
「まぁな、まずは近接攻撃だ。必要かと思えば必死こいてとることもないんだが、こんなバグの塊だと間違いなくソロ専になるだろ?そうすると近接攻撃を持っていていたほうが集団戦の手数を増やせることができるしな」
「なるほどな、そう考えると必要になってくるな。で?もう一つはなんだ?『まずは』なんていってたしな」
「あぁ、今はそこまで優先度が高くはないがレイドやパーティの指揮や支援の充実化だな」
「?今の状態でも恐らくプレイヤートップであることに間違いないがなんでだ?」
「いやな【学者】になって、図書館で調べていた時に気になる文書があってな。そのうちそこへ行ってみようとおもってな」
「へぇ、どんなとこなんだ?」
「…今は俺もいけないから行くにはワールドクエストを進めないといけないかな?」
別に行こうと思えば行けるんだが、今カズに教えても圧倒的にレベルが足りない。ついでに俺もスキルをフル活用してぎりぎりいける可能性があるってぐらいだから、強化しておこうとは思っているのだ。
「なるほどな。じゃあしばらくはレベルあげをしないといけんな。どのみち今の俺だと足手纏いになるだけなんだな」
「まぁな、わかってもらえると助かる。実際情報があやふやだから今の俺でも微妙な感じなんだ」
「は!?マジかよ、そんなところがあるんだなぁ。……で、お前はしばらくはソロで動くのか?」
「まぁそのつもりだがな。そんな公に見せられないしな」
「そうだよなぁ。じゃあ今度、ユンもさそって俺らだけで行かないか?」
ユンとは優羽、つまりは一樹の幼馴染のことである。
「あぁ、あいつだったらこうなっても理解してくれるか。まぁいいけどお前らはパーティ組んでるんだからそっち優先にしてくれていいんだぞ?」
「おっけ、じゃあ時間がある程度決まり次第連絡するから。また『あれ』なるんじゃないぞ?」
「おう、わかってるって。じゃ、またな」
そうして、俺とカズは別れた。
やってきましたよ、神殿に。
目的はもちろん職業です。
上級職の【軍師】を選択するには神殿に一度行かないとできないからね、しょうがない。
てことで神父さんのへ行きパパっと終わらせてきた。
《ゲシェムは職業:【軍師】を選択しました》
《【軍師】を第五職業へ設定しました》
《職業:【軍師】選択によりアビリティ:【兵法】を習得しました》
《職業:【軍師】選択によりスキル:【大局視】を取得しました》
ステータスウィンドウのジョブの欄の部分を確認すると
JOB:1: 2: 3: 4: 5:軍師Lv1
となっている。【軍師】に関してはそこまで重要でもないので一旦第五職業として設定した。
それよりもほかの職業を優先して伸ばそうと思っているからね。
で、確か次は神殿でなくてもできるみたいだから今度はそっちでやってみるか。
えっと、ジョブのウィンドウをタップすればいいんだよな?
と、押してみると真っ白い空間に神殿の時と同じような魔法陣と水晶があった。なるほど基本的には同じような構造なんだな。これよく見ると解析できない紋様がいくつかあるんだな、そのせいで再現ができないようだ。これと似たような魔法陣がいくつかあれば解析できるんだけどなぁ。【魔導黙示録】も解析したものが記録されるからこの魔法陣は見るだけで覚えておこ。
話を戻してさっそく、選択していこう。
《ゲシェムは職業:【巴導士】を選択しました》
《【巴導士】を第一職業に設定しました》
《職業:【巴導士】選択によりアビリティ:【巴術】を習得しました》
《職業:【巴導士】選択によりアビリティ:【魔紋制御】を習得しました》
《職業:【巴導士】選択によりスキル:【使い魔】を取得しました》
《職業:【巴導士】選択により特典:「魔導書」を獲得しました》
一つ目は【巴導士】だ。今回出てきた派生職の中で一番気になっていたし、なにより巴術は図書館に存在していなかった分好奇心が止められなかったというのもある。反省はしていないよ。
この際、全ての詳細はすべて無視するがあとで【使い魔】と「魔導書」については調べておこう。
さぁまだまだあるからアップテンポで進めよう!
《ゲシェムは職業:【星占師】を選択しました》
《【星占師】を第二職業に設定しました》
《職業:【星占師】選択によりアビリティ:【占星魔法】を習得しました》
《職業:【星占師】選択によりアビリティ:【天体魔法】を習得しました。なおアビリティ:【天体魔法】は現在使用不可能です》
《職業:【星占師】選択によりスキル:【アルカナ生成】を取得しました》
《職業:【星占師】選択により特典:「天球儀」を獲得しました》
二つ目は【星占師】だ。これもけっして【占星魔法】、【天体魔法】が図書館の蔵書に存在してないから好奇心でとったというわけではない。決してないゾ。
あと、【天体魔法】が使用不可能というのは【占星魔法】のレベルに応じて使用可能するんだろうな。
なんで、この二つが先なのかは後で説明しておこう。だから次いってみよー。
《ゲシェムは職業:【剣士】を選択しました》
《【剣士】を第三職業に設定しました》
《職業:【剣士】選択によりアビリティ:【剣術】を習得しました》
三つ目は【剣士】だがすくないな!い、いや下級職だからそんなもんなのかもしれないしな。あんまり気にしないでおこう。
これに関してはカズに話したことが理由だ。
では最後はこれだ
《ゲシェムは職業:【斥候】を選択しました》
《【斥候】を第四職業に設定しました》
《職業:【斥候】選択によりアビリティ:【危機察知】を習得しました》
《職業:【斥候】選択によりアビリティ:【索敵】を習得しました》
《職業:【斥候】選択によりアビリティ:【罠解除】を習得しました》
最後に選択したのは【斥候】だ。この際普通の魔法系職はとる意味がないからね。スルーしていきます。
で、【斥候】にしたのはしばらくソロで動いていくため索敵も自分でしないといけない。まぁ【使い魔】で賄えるかもしれないけど罠解除は俺がやらんといけないと思うし、結局【斥候】はとっておいて損がないんだよね。意外枠でもう一個気になる職業があるんだけども、それは【斥候】が上がり次第取ろうかなぁって思っている。
でだ。なぜ近接戦闘を優先したいのに【剣士】が第三職業に設定しているのか。それは【剣士】が下級職であるためレベルアップに必要な経験値の量が俺の選択したほかの職業より少ない。さらに俺には【祝福の卵】により獲得経験値が5倍になるため、【剣士】のレベル上げは優先度が低いのだ。
それよりも、【巴導士】や【星占師】などの派生職はレベルアップに上級職と同様量の経験値が必要であるのだ。ならば第一、第二職業に設定するべきなのはこの二つであろう。ん?【軍師】はなぜ第五職業なのかというと、今のところソロで動いていくためあまり必要性を感じない。さらに言うとジョブのレベルを上げるにはそのジョブに関する行動をした時の行動経験値なるものでレベルが上がる。そのため【軍師】みたいなパーティ支援向けの職業はパーティプレイをしない限りレベルを上げずらいのである。そういうことで上級職でも【軍師】はレベル上げをする優先度がかなり低いのだ。
ということで、当分は【巴導士】と【星占師】を育てていきながら俺の中での【剣士】の型を見つけようと思う。一応ある程度は決めているんだけどね。
さて、街の外へ行ってみようか!
こうして、ようやくゲシェムは始まりの街『ビリーブ』の外へとくり出すのであった。
バグ級の力を携えて。
一の章 【学者】編 終了時ステータス
name:ゲシェム (人族)Lv50
job:1:巴導士Lv1 2:星占師Lv1 3:剣士Lv1 4:斥候Lv1 5:軍師Lv1
HP:600
MP:600
STR:70
INT:200
VIT:70
MND:70
AGT:70
DEX:62
LUK:70
SP:100
CS:【改文曲筆】
Skill:5p
【研究】【神読み】
【蠹魚召喚】【魔導陣】【魔導黙示録】【魔の権威】
【多重思考】【神速思考】【神童】
【使い魔】【アルカナ生成】【大局視】
【祝福の卵】【●●●●】
Ability
【速筆】
【巴術】【魔紋制御】
【占星魔法】(【天体魔法】)
【剣術】【危機察知】【索敵】【罠解除】【兵法】
称号
【本の虫】【蠹魚】【稀代の天才】
【魔導の神髄に触れし者】
【領域の第一人者】
今話のまとめ
・当面はソロ行動します
・職業決めました
・ようやく外へ動きます
一応ここまでで一章となります。
次章からはようやく外へ動きますので、楽しみにしていてください。




