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ディジーと愉快な子分たち

今日のミッションは尾行だ。

何せ手足になる子分は山ほどいる。

彼の匂いのする場所に芽を配置する。

道端に埋まったら待機。

さわさわ風が静かだ。

あ、ますたーと目が合った。

ぷい

知らんぷり 知らんぷり

「ディジー?」

にょき

引っこ抜かれた。

ますたーに抱っこ。

抱っこ♪

ますたーとおさんぽ

おさんぽ♪

スライムはますたーの頭の上。

さあ、エンカウントですよ!

ますたーのお部屋をドンガラしたお仕置きです!

あれは敵!

簀巻きにして見ました。

ますたーは植物使いの称号を得た!

「で、ディジー」

おや?

何故か連行された。

あれは誰でしょう?

「ディジー、出来れば子分を洞窟に戻して欲しいのだが」

ぷい

誰だか知らないけれど、我らはますたーの心にしか従わない。

「ディジー」

さわさわ

ますたーに撫でられるとトロントなります。

「小さい子達に外は厳しいだろう?」

ますたーが用意してくれた鉢植えに入れた土は洞窟の中のもの。

魔力たっぷり含んだもの。

我らはそれが足りないと只の植物になる。

だから、魔力の地域から遠くに行かないのが普通だ。

例外に、魔力供給があれば大丈夫。

と言うことで契約して?

ますたー?

すーりすり

「ディジーって押し掛け女房気質……?」

もう一押し。

餌付け。

スライム、お前じゃないよ?

餌付け!

この実はますたーと同じぐらい良い匂いで獲物を呼び込むのだ!

シャキーン♪

私を見ろ!


☆ ☆ ☆


今日のミッションは昼寝だ。

ますたーは、絵を描いている。

うとうと

うとうと

お日様はますたーと同じぐらい温かい。

…………?

スライム?

罠にかかってますが?

あのこは馬鹿ですか?

おっと、抜け出て来ました。

ほむ?

罠作り教室でもあったのでしょうか?

あちこちありますよ?

罠抜けなら私も得意です!

ジャジャン!

「ディジー、なにしているの?」

あ……。

ぶっ壊してみたら怒られた。

と言うことで、ますたーは私を描いている。

後ろで網を持った人間がスライム追い回しているけれど?

追いかけっこ?


☆ ☆ ☆


本日は、お風呂です。

何時もお留守番をしていましたが今日は一緒です。

ザバーン!

スライムが流れていきました!

あれ?

「ス、スライム!」

さらば、スライム♪

どんぶらこ。

どんぶらこ。

どんぶらこ。


☆ ☆ ☆


僕はスライム。

気が付くと、ザバーンと流れた先はどこですか?

とりあえず、隙間から這い上がりましょう。

ニョン?

ええと、お風呂ですね。

湯気か立ちこめ、あれ?

「いゃぁ! 何か居たわ!」

うん?

に、逃げねばっ

ペチョンペチョン

ノポンノポン

ポヨンポヨン

ますたーどこですか?

まーすーたー


「それでスライムが女子寮にいたのね」

マロンがこめかみを押さえている。

ビィは笑う。

「で、スライムは?」

「逃げたわ」

マロンが微笑んだ。

「あのこ素早くて誰にも捕まらなかったの」

「は?」

スライムの足は遅いはず。

「と言う事で許可が降りたわよ」

ペラッと紙を差し出す。

「女子寮立ち入り許可書」


女子寮は秘密の花園のままが良いとビィは思う。

「ゃだ、マロン。連れ込んだの?」

「あら、ビィ 後で寄ってかない?」

何か本当に秘密のままがーー。

いや、兄上もアッシュもぶるぶる震えて断った。

と言うか、行くのを止められた。

荒む。

スライムが逃げるはずだ。

下着姿の乙女が溢れている。

なるほど、兄上も来たがらない。

「フフフ」

シュタン!

ますたーの心のままに!

ディジーがポーズを決める。

ウネウネ

うねうね

「ちょっとマロン! ナンテモノ教えたのよ!!」

「し、知らないわよ!」

ウネウネ

ますたーは(ディジー)の!

うねうね

「ちょっ、ディジー!?」

ウネウネ

「さすが、魔王様」

離れた場所にいた取り巻きが呟いた。

「触手攻め」


「疲れた」

無事部屋へ戻ってディジーを鉢植えにおろす。

見かけた場所を探し回り、しかし見つからなかった。

「スライム」

部屋のたらいにそれはいた。


ちゅどーん♪


後日談

「兄上、触手攻めってなんですか?」

ゴホゴホ咳き込む。

アッシュは視線を向けられただけで逃げ出した。



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