第71話:最終決戦――深紅の座標を撃ち砕く十五の星! 白き終焉を超えて(第24章・第2部)
崩れる尖塔を支える友人たちを見た。
最後の心臓が、すべてのホワイトアウト水晶へつながっているのを見た。
生の力で破壊すれば、嵐が全員の上へ落ちる。怒りを通して《均衡》が立ち上がった。
《歓喜》が、何を守っているかを思い出した。アレイラの三つの至高表現が整列した。
完成したペルソナ・フォームとしてではない。まだ違う。
完全な目的を持つ一瞬として。
彼女の背後に、三つの巨大で未完成な輪郭が黄金の光から形成された。
輝く翼。
守護する炎の冠。
光と影に分かれた、静かな円環。
その形は尖塔を満たし、映画のように巨大だった。
それでも中央に立つ十五歳の少女と、紛れもなくつながっていた。
エンクレイヴの全員が呼び声を感じた。
十四の力が答えた。
星座が戻った。
異なる色の線がアレイラを塔のすべての友人へつなぐのを、ライムは見回した。
「あなたは依存から力を作った」とライムは言った。
「違う」とアレイラは答えた。「選択から作った」最後の戦いは、一つの隊形になった。
ロニンとヴィットリオは心臓へ力を送る氷結ケーブルを切った。キャサリンとラファイエットは旋風の外流を逆転させた。
ジャンプリートとメリザンドは核の周囲へ結界経路を築いた。
ジャスミンとエタナは、その中に捕らえられたすべての人を安定させた。
オズリックが尖塔を固定した。ベネディクトが時機を叫んだ。
ヤーデンが偽の反響の下にある本物の脈動を特定した。ネスターとザフィーラが核の装甲輪を壊した。
ゲデオンがアレイラの王族の光を補強した。
シーラは、彼らが作った細い開口部へ最後の矢を狙った。
ファランはアレイラの隣に立ち上がった。
制服に血がついていた。
目には愛と決意が揺るがずにあった。
「一緒に」と彼は言った。
「一緒に」
ベネディクトが手を上げた。
「今!」
シーラが放った。
矢は中央心臓を砕かずに貫いた。
ファランの力場格子が亀裂を開いたまま保った。アレイラは開口部へ《均衡》を送った。
心臓の内部には、《オーロラの鍵》から盗まれた共鳴、生徒たちの反応断片、アカデミーの結界リズム、ホワイトアウト網、そして最後に圧縮されたウィンターグラスのデータ包が入っていた。
彼女は分けた。
一つずつ。
ホワイトアウトの力は、キャサリンとラファイエットが逆転させた旋風へ移った。
結界リズムは、ジャンプリートとメリザンドの結界へ戻った。生徒たちの反応は、ジャスミンの温かな光へ溶けた。
盗まれたオーロラ共鳴は、本物の《鍵》へ向けて下方へ流れた。
ウィンターグラスのデータだけが核の中に残った。ライムは、アレイラが何をしているか理解した。
データ包へ飛びかかった。
工作員十二号が尖塔扉を通った。
仮面をつけず、武器も持っていなかった。
その後ろには、監房侵入時に逃げないことを選んだ四人の捕虜工作員がいた。ライムが止まった。
「退け」と彼女は命じた。
十二号は室内の両陣営にいる負傷者たちを見た。
「任務は終わった」
「任務は個人より長く残る」
「なら、全員を消費せずに残せ」
ライムの顔が静止した。
一回の鼓動の間、アレイラは彼女が十二号を襲うと思った。
代わりに、ライムは中央心臓と崩れていくデータ包を見た。
完成しかけた印、壊れた核、包囲された工作員、塔を支えるエンクレイヴを測った。
指揮剣を下ろした。
「全野戦部隊」と彼女は言った。「可能なら撤退。不可能なら降伏。死の封印を起動するな」
普通の工作員たちはためらった。その後、武器が床へ落ち始めた。
全員が降伏したわけではなかった。
三人が上階窓へ脱出線を撃ち、嵐へ逃げた。
二人が下部保守経路へ消えた。現場指揮官ライムは残った。
アレイラは分離を完了した。
ウィンターグラスのデータ包が黄金の灰へ燃えた。
中央心臓は音もなく割れた。
キャサリンとラファイエットは、逆転させた旋風を上へ解放した。
無害な白い雪の柱が屋根を破って噴き上がり、夜明けの空へ広がった。最後の線が閉じる前に、深紅の座標は消えた。
ホワイトアウトが終わった。陽光が尖塔へ入った。
数秒間、誰も動かなかった。
その後、損傷した中央足場が崩れた。ファランがアレイラをつかんだ。
ロニンがファランをつかんだ。 オズリックがロニンを固定した。
キャサリンの風が集団を持ち上げ、ジャンプリートの結界が仮の床を形成した。
エンクレイヴ全体が、手、魔法、叫び、必死の笑いが連なる鎖となって、互いを安全な場所へ引き上げた。
尖塔は持ちこたえた。
グランド・アルカナム・アカデミーは持ちこたえた。外では、春の中庭に積もった雪が溶けた。
現場指揮官ライムは衛兵の監視下に立ち、指揮剣は床へ置かれていた。
仮面も拠点もない彼女は、無敵ではなく疲れ切って見えた。




