第72話:最終決戦――深紅の座標を撃ち砕く十五の星! 白き終焉を超えて(第24章・第3部)
アレイラが近づいた。
「ほかの人たちと逃げられた」と彼女は言った。
「撤退経路では、全員を運べなかった」
「だから残った」
ライムの目が十二号と降伏した工作員たちへ動いた。
「計算を贖罪と取り違えるな」
「取り違えない。でも、不完全だからというだけで、選択に意味がないふりもしない」
ライムは答えなかった。
降伏は即座の信頼を生まなかった。
アカデミー衛兵は工作員たちを全員分離し、隠し封印を外し、装備を何度も走査した。
現場指揮官ライムは暗号も、作戦番号以外の名前も明かさなかった。
十二号は残る二つの気象水晶の位置を教えた後、両陣営の負傷者が治療されるまで、それ以上の質問を拒んだ。
アレイラは彼を味方とは呼ばなかった。彼は襲撃に参加していた。
彼の選択によって生徒たちは傷ついた。
護符を救い、最後の命令を拒んだことには意味があった。
だが、それ以前の行いを消しはしなかった。
責任と慈悲は、同じものにならずに隣り合って立った。シーラは捕虜たちが連行されるのを見た。
「あなたの優しさが彼らを改心させたと言う者が出るでしょうね」
「違う」とアレイラは言った。「彼らが選んだ。私は、選択肢を持てるまで生きていられるようにしただけ」
シーラはその答えを考えた。
「許容範囲」
ファランが新しい胸の包帯へ片手を当てながら加わった。
「その言葉は、危険なほど愛情深くなってきたな」シーラは歩き去った。
壊れた柱の後ろからキャサリンが現れた。
「口元が動いたのを見た。ほとんど笑っていたわ」
「あなたは何も見ていない」と、シーラは振り向かずに言った。
アカデミーは次の一週間を、損傷の修理、負傷者の治療、捕虜への質問、逃げた工作員の捜索に使った。
授業は仮教室で再開された。
鐘は清掃、修復され、一つの塔ずつ試された。
ホワイトアウト・プロトコルで死亡した生徒はいなかった。数人の衛兵と工作員が重傷のままだった。
ウィンターグラスは破壊された。
記録の大半は失われた。最後の座標は失敗した。
貯水槽の戦いでは、一部のデータが逃げた。
一部の工作員も壁の外に残った。
より大きな敵は、なお彼らの手の届かない場所に存在した。
だがアカデミーはもう、無知でも、孤立しても、受け身で待ってもいなかった。
西の鐘が再び鳴った夕方、ドミナント・レイディアンス・エンクレイヴはテラスへ集まった。
ファランは制服の下に新しい包帯を巻き、アレイラの横に立った。
キャサリンは、修理された手すりには劇的さが足りないと不平を言った。エタナは治癒茶を配り、必要ないふりをした者を脅した。
ロニンとヴィットリオは、どちらの攻撃のほうがきれいだったかを小声で論じた。
シーラは少し離れて立っていたが、ジャスミンが差し出した杯を、何の意味もないと宣言せずに受け取った。
ゲデオンはアレイラの肩へもたれた。
「宮殿へ着く前に、母上と父上はこれの全版本を聞くことになるよ」アレイラはうめいた。
「標識装置より、お母様の表情のほうが怖い」笑いが集団を通った。
下では、アカデミーの灯りが生き返った。
アレイラは手を開いた。十四の光が答えた。
同じでもなく、従順でもなかった。
星座は最初の本物の戦役を生き延びた。
アカデミーのはるか向こうで、一本の細い深紅の信号が隠された中継水晶を通り、正体不明の北方受信機へ届いた。
包は損傷していた。
ウィンターグラス記録の大半は読めなかった。
一枚の映像だけが残っていた。
アレイラ・キアロスクーロが中央尖塔の中に立ち、背後に未完成の輝く翼を広げ、ドミナント・レイディアンス・エンクレイヴが周囲へつながっていた。
映像の下に、自動機構が最終報告を作った。
《アカデミー座標:失敗》
《オーロラ共鳴:不完全》
《キアロスクーロ成長:加速中》
《星座隊形:確認》
受信機は報告を保存した。返答は来なかった。
グランド・アルカナム・アカデミーでは、西の鐘が最後の音を終えた。
アレイラは北の地平を見た。クセニアは見えなかった。
ほかのソヴリンも見えなかった。
《フロストバウンド・クワイア》も、世界の向こうで待つ軍隊も見えなかった。見えたのは遠い雲、普通の星、嵐後の最初の澄んだ夜だけだった。
澄んだ夜になっても、下で待つ仕事は消えなかった。
テラスを離れる前に、エンクレイヴは新しい防衛計画の第一版を書いた。
交代式確認暗号、混成巡回、保護された民間人経路、完璧な隊形ではなく分断を前提とした訓練が含まれた。
ベネディクトは、戦役中のすべての失敗を記録するよう主張した。
キャサリンは、成功した即興の窓突入を教範として分類するよう主張した。それは施設損壊として分類された。
翌朝、授業は修復された天井と仮結界の下で再開された。生徒たちは最初、西橋をゆっくり渡った。
正午までには、新しい手すりの横で誰かが温かい焼き菓子を売り始めていた。普通の会話が断片的に戻った。
アレイラは、片方の壁がまだ工事用結界で覆われた教室で戦闘理論を受けた。教官は、最初の襲撃前に書いたのと同じ文章を板書した。
《恐怖は、目に動きを追わせる。》その下に二行目を加えた。
《信頼は、何を見捨ててはならないかを目に教える。》
アレイラは両方を書き写した。授業後、治療棟を訪れた。
ホワイトアウトで負傷した衛兵たちと、拘束下の捕らえられた工作員たちは、同じ廊下を共有していた。
エタナは同じ落ち着いた表情で両者の間を動いた。
十二号は沈黙したままだったが、薬に意味などないふりをせずに受け取った。現場指揮官ライムは法的代理人を求め、作戦名を一つも明かさなかった。
彼女の不完全な降伏は忠誠になってはいなかった。責任を問われ始める地点になった。
外では、ファランが制服の下に新しい包帯を巻いて待っていた。
「宮殿の馬車は明日来る」と彼は言った。
アレイラは母の顔、父の質問、そしてすでに首都へ向かっている途方もない数の報告書を思い描いた。
「なら、今日はアカデミーのもの」
二人が中庭を歩くと、エンクレイヴの仲間が一人ずつ周囲へ集まった。誰も隊形を組んで行進しなかった。
本、茶、修理された武器、未完成の課題を持っていた。星座は、輝く必要がなくても存在した。
北観測アーチでは、最初の霜の手形が石から完全に除去されていた。
代わりに、生徒たちが小さな太陽と、それを囲む不揃いな十五の星を彫っていた。アレイラは彫刻へ触れた。
次の脅威が見つけるのは、同じ無防備な学校ではない。彼らは喜びを手放さずに訓練する。
信頼を手放さずに見張る。
恐怖を人生の形にさせずに備える。工作員たちは敗れた。
戦争は、まだ本当には始まっていなかった。
だからこそ彼らは、平和な一日一日を使い、準備を整えていくのだ。




