第7話:幼き王女と目覚める聖なる力(第3章・第1部)
二年が過ぎた。動く星々の下で目を覚ました赤子は、今や活発な二歳の王女となっていた。金色の斑点
が入った紫色の瞳には、年齢をはるかに超える深みが宿っていた。
王室の乳児室も、彼女とともに変わっていた。かつて揺り籠と柔らかな毛布の聖域だった場所には、今では低いクッション付きの長椅子、浮かびながら歌う魔法の玩具、そして血統の英雄譚を描いたタペストリーで飾られた
壁があった。昼には高いアーチ窓から日差しが流れ込み、夜にはおなじみとなった動く星座の舞が天井を渡った。
アレイラは、陽光で温められた敷物の上をよちよち歩いた。柔らかなベルベットの靴に包まれた小さな足取りは、安定し、目的を持っていた。父親から受け継いだ金と黒の髪は柔らかな巻き毛となって肩まで落ち、一族の紋
章が刺繍された繊細なリボンで後ろへまとめられていた。身につけているのは濃い藍色の絹で作られた、簡素でありながら優雅なドレスだった。遊ぶのに十分軽く、それでも一針一針に王族らしさがあった。
「ほら、アレイラ!
捕まえられるよ!」と、七歳になったジーヴァが、興奮に明るく弾む声で呼びかけた。ジーヴァは柔らかく光る球を、妹へ優しく投げた。光球は空中で浮かび、楽しげに上下しながら、無害な光の火花を引いていた。
アレイラの顔が、決意に満ちた笑みで明るくなった。両手を伸ばし、指先が光球へ触れると、手のひらから淡い金色のきらめきが波のように広がった。光球はそれに応え、速く回転してから、彼女の手の中へ完璧に収まった
。喜びに満ちた笑い声がこぼれた――澄んで旋律的で、部屋全体を温める無垢な歓喜を帯びていた。
走ること、笑うこと、話すこと――この身体は、もう自然に感じられた。ヒトシの記憶は今も大切だったが、彼女が生きる人生と争うことはなくなった。彼女はアレイラだった。娘であり、妹であり、無条件に愛される王女
だった。
最初の朝の衝撃は、受容へ落ち着いていた。以前の人生は彼女の物の見方を形作り、今の人生は、その見方へ新しい居場所を与えた。
九歳となり、すでに剣術の訓練を始めていたドナヒューは、誇らしげな笑みで横から見守っていた。
「毎日上手くなってる。あの小さな魔法の火花……僕が同じ年だった頃より強いよ」
四歳で、尽きることのない活力に満ちたゲデオンは手を叩いた。「お姉ちゃんの魔法! もう一回!」オノラ王妃は近くのクッション付き長椅子に座り、黄昏の青をした瞳で、一つ一つの動きを愛情深く見
守っていた。エリー王は隣に立ち、堂々たる身体を普段着の王族衣装に包んでくつろいでいた。宮廷治癒師は、家族がすでに分かっていたことを、とっくに確認していた。アレイラの聖流は、前例のない速さで目覚めている
。
「とても上手に光球を扱えたわね、私のお星様」と、アレイラがよちよち近づいて膝へ登ると、オノラは優しく言った。王妃は娘を腕で包み、ラベンダーと幼い子供の甘い香りを吸い込んだ。「あなたの中で、
血統がとてもはっきり歌っているわ」
アレイラは顔を上げ、理解の光を宿した紫がかった青い瞳で母親を見た。二歳でありながら、明瞭で完全な文章を話した――それもまた、彼女の並外れた性質を示していた。「お母様……中が温かいの。星が
踊っているみたい」
アレイラが深い意識の片鱗を見せるたびにそうなるように、オノラは息をのんだ。娘の巻き毛を優しく撫でた。「それがあなたの力よ、アレイラ。私たちの血筋の贈り物であり、それ以上の何か。あなたは二つの世界の光を
中に宿している。決して恐れないで」
エリー王は二人のそばへ膝をつき、アレイラの背中へ軽く手を置いた。「神託者たちは、お前の人生がこの世界にとって大きな意味を持つと信じている。だが、予言はお前の幼年期を奪う許可ではない。強くなりなさい。だ
が、その前に幸せに育ちなさい」
アレイラは厳粛にうなずいた。それから父親の胸へ寄りかかると、明るい笑みを浮かべた。抱擁の温かさが、以前の人生から残る影を追い払った。ヒトシとしての人生は快適だったが、普通だった。ここでは毎日が魔法と愛
、そして運命のかすかなうなりに満ちていた。
家族は午後を宮殿の庭園で過ごした。そこは、月光の下でも日差しの下でも咲く光る花々、結晶の噴
水、風に葉を揺らしながら秘密をささやく古木に満ちた、広大な驚異の世界だった。アレイラは、ジーヴァの遊び心に満ちた魔法が生み出した光る蝶を追い、笑い声を生垣の間へ響かせた。
あるとき、つまずいて魔法の苔の上へ柔らかく転んだ。泣く代わりに起き上がり、服の埃を払い、本能的に手を伸ばした。小さな夜咲きジャスミンの蔓が、触れた瞬間に花を開き、その花びらは金色の光にきらめいた。内側
の魂は、その容易さに驚嘆した。
聖流はまだ謎に満ちていたが、その中に三つの異なる傾向を感じられた。何かを生み出したいと願う喜び、守りたいと願う怒り、そしてそのどちらにも自分を支配させない静かな中心。
ドナヒューは彼女を立たせ、兄らしい優しさでドレスの土を払った。「いつか、僕たちの中で一番強くなるよ、アレイラ。絶対そうなる」
ジーヴァは二人の周りでくるりと回った。「それに、一番きれいになる! 命名式の記念日には、おそろいのドレスを着ようね!」
ゲデオンは、優しく抱きつくように彼女へ飛びついた。「お姉ちゃん、大好き!」
太陽が地平線へ沈み始め、空を薔薇色と金色に染めると、家族は首都を見下ろす広いテラスへ集まった。使用人たちは軽い飲食物――新鮮な果物、蜂蜜を使った焼き菓子、大人たちのための温かな薬草茶――を運んできた。
アレイラは両親の間に座り、柔らかなベリーをかじりながら、二人の静かな会話を聞いた。
会話は、遠方の家門、古い同盟、神聖配偶神から祝福を受けた一族が担う責任へ移っていった。アレイラは口を挟まずに聞いた。より広い世界が、初めて予言というよりも、選択が重要な意味を持つ人々で満ち
た場所に感じられた。
その夜、黄昏が深まると、オノラ王妃はアレイラを乳児室のバルコニーへ連れていった。頭上の動く星々
は、幼い王女を迎えるかのように、見慣れた模様へ並び替わった。
「最初の日々を覚えている、お星様?」と、オノラは彼女を優しく揺らしながらささやいた。「瞳に浮かんでいた衝撃……新しい身体を初めて理解したとき、真っ赤になったこと」
アレイラは母親の肩に頬をつけたままうなずいた。「うん、お母様。怖かった……でも、もう怖くない。これが今の私。アレイラ。お母様の娘」
王妃の瞳に、静かな喜びの涙が輝いた。「そして私たちは、あなたを心から誇りに思っているわ。どんなことが来ても――力も、運命も、これからの試練も――私たちは一つになって向き合うの」
エリー王も加わり、きょうだいたちが後ろから続いた。家族は一緒に、最初の星が現れるのを見た。アレイラの周りへ柔らかな金色の輝きが集まった――大げさな前兆ではなく、家族の中で感じる安全へ静かに応えたものだ
った。
もしゲデオンが、吹き抜けの扉の上に止まっていた銀の翼を持つ機械仕掛けの鳥へ気づかなければ、その日の教訓はそこで終わっていたかもしれない。それは玩具であると同時に教材でもあり、時刻が変わるたびに部屋を一
周するよう作られていた。ゲデオンは、誰かが意図へ気づく前に、その下へ足台を引きずった。
「ゲデオン、待て」とドナヒューが呼んだ。
警告は、鼓動一つ分だけ遅かった。ゲデオンは飾り鎖の端をつかんだ。鳥は固定具から大きく傾き、結晶で作られた月の模型を一緒に引き落とした。
吊り下げられた装飾品が下へ振れた。床の下に安全ルーンがあったとしても、彼を傷つけるほど重かった。
アレイラは考えなかった。暗い縁を持つ金色の力が、小さな両手から爆発した。守らなければならないという欲求へ憤怒が激しく応え、近くの窓ガラスが枠の中で震えた。落下する月はゲデオンの頭上数センチで止まった―
―だが、それを支える力は増え続け、結晶を圧縮し、表面へ一本のひびを走らせた。
「アレイラ、私を見て」とオノラが言った。
母親の声が、アレイラの耳の中で鳴る轟音を突き抜けた。ゲデオンは無事だった。危険の形が変わったのだ。憤怒を上へ押し続ければ、結晶が破裂し、部屋中へ破片を飛ばす。
アレイラの腕が震えた。歓喜は全員を温もりで包もうとし、憤怒は脅威を破壊しようとし、均衡はもっと単純な問いを投げた。次に、何をしなければならない?
彼女は力の片側を弱め、その全重量と戦う代わりに、装飾品を横へ導いた。ドナヒューがゲデオンを引き離した。ジーヴァのリボンが、色彩の網となってひび割れた月を受け止め、結晶がついに砕ける前に、エ
リーが透明な結界の中へ封じた。
破片は王の障壁の中へ無害に落ちた。その後、沈黙が訪れた。
ゲデオンは泣き始めた――怪我をしたからではなく、自分が皆を怖がらせたと分かったから。アレイラは彼へ急ぎ、自分の顔が濡れていることに気づいてから、初めて涙を知った。
「あなたの上で、壊してしまうところだった」と彼女は言った。
「でも、助けてくれた」と、ゲデオンはしゃくり上げながら答えた。
「どちらも真実だ」と、エリーは二人のそばへ膝をつきながら言った。「最初の反応は、ゲデオンを守った。次の反応は、全員を守った。強い本能と、完全な判断は同じではない」
アレイラは、結界の中で宙に浮く壊れた月を見た。成功とは、明るく清らかな感覚になるものだと思っていた。だが実際には、安堵と恐怖と責任が同時に存在していた。
落ちた鎖から自由になった機械仕掛けの鳥が、困惑したような金属音を鳴らした。最初にジーヴァが笑った。ドナヒューも続き、ゲデオンさえ涙混じりの小さな笑い声を出した。
その後、アレイラは宮殿の魔導技師が、修復した装飾品のためにより安全な固定具を選ぶのを手伝った。ルーンはどれほどの重さを支えられるのか、二つの呪文が互いに対抗すると何が起きるのか、なぜひび割れた月は一方
向より別の方向へ強く抵抗したのか――忍耐強い女性が一午後で答えきれないほど多くの質問をした。
魔導技師はついに微笑んだ。「才能のある子供の多くは、どうすれば魔法をもっと大きくできるかと尋ねます。あなたは、どうすれば正確にできるかを尋ねているのですね」
アレイラはゲデオンを見た。今や、監督なしで何かへ登ることを禁じられていた彼は、すでに『登る』という言葉の定義について交渉しようとしていた。「大きくしても、役には立たなかったもの」
それが、彼女の三年目における本当の教訓となった。強さは一瞬で訪れることがある。判断力は、その一瞬が来る前に練習しておかなければならない。
夕方が近づくと、オノラ王妃は娘を抱き上げ、休ませるため乳児室へ向かった。「よくお眠りなさい、私のお星様。明日には新しい冒険が待っているわ」
母親の腕の中で、アレイラの瞼は重くなった。二度目の人生が始まって三年。家族は、ただの安心以上の存在となっていた。自分の中で目覚める力を習得したいと願う理由そのものだった。
運命は宮殿の壁の向こうで待っていればいい。今夜、星々は、自分の居場所をついに知った子供の上で調和して回っていた。
翌朝、アレイラは朝食前に吹き抜けへ戻った。壊れた結晶の月は低い作業台へ運ばれ、宮殿の魔導技師が黒いベルベットの上へすべての破片を並べていた。髪の毛ほど細いひびが、銀色の表面を何十もの破片へ分けていた。
アレイラはそれを見つめ、自分の力の下で結晶が締めつけられた音を思い出した。
「元と同じにできる?」と尋ねた。




