第6話:死の先に待つ第二王女への転生(第2章・第3部)
ここでは何もかもが……生きているように感じる。空気の中の魔法も、光がほんの少し違う曲がり方を
することも。ここは地球じゃない。もっと大きな何かだ。
そんなある朝、エリー王もバルコニーへやって来た。珍しく一時間だけ王務を脇へ置き、広い肩には家紋――絡み合う剣と星々に囲まれた輝く王冠――が刺繍された軽いチュニックをまとい、くつろいでいた。
「この子を見てごらん」と、彼は静かに言い、大きな手を差し出して、アレイラの小さな指が一本を包めるようにした。「まるで、すでに世界の秘密を理解しているかのように見つめている」
オノラは娘を包む柔らかな絹を整えながら微笑んだ。「理解しているのよ。私たちが想像できる以上に。昨日、宮廷魔術師たちが最初の祝福の儀式を行ったとき、聖なる炎は私がこれまで見たどんなときよりも高く舞い上が
ったわ。血統が、この子のために歌っているの」
一歳になる頃には、アレイラの精神は小さな身体よりもはるかに速く成長していた。最初の言葉も早く、オノラ王妃は彩色された一族の歴史書を読み聞かせ始めていた。ある朝、バルコニーで、王妃は銀の留め具がついた本
を開いた。彩色されたページには、枝分かれする家系図の背後に立つ、巨大な男女の対が描かれていた。
アレイラは、生きた夜明けそのもので形作られた王冠の女性と、守護する夜に囲まれた黒い鎧の男性の絵へ触れた。指先がページへ触れた瞬間、内側の異常なゴッド・リンクが静かに脈打って応えた。知識が彼女の中へ流れ
込んだ――完全な記憶としてではなく、魂が初めから知っていた真実として。
「すべての帝族、王族、貴族の血統は、一柱の男神と一柱の女神につながっているの」と、アレイラはゆっくり言った。幼い声はまだ柔らかく不完全だったが、その一文は両親を沈黙させるほど明瞭だった。
「別々の神様じゃない。結婚した一組。二つの力が、一つの家系になるの」
エリー王は彼女のそばへ膝をついた。「《原初永遠神聖配偶神》だ」と、注意深く彼女を見つめながら言った。「最初の夫婦となった男神と女神の対。彼らが聖流を生み出し、結合した本質の断片を、選ばれた血統へ託した
」
オノラは次のページをめくった。二つ並んだ玉座から、彩色された紋章へ銀の糸が垂れていた――帝国の鷲、王家の王冠、公爵家、侯爵家、伯爵家、子爵家、男爵家の印章。小さな太陽のように燃える糸もあった。月光を受
けた絹のように細い糸もあったが、途切れているものは一つもなかった。
「認められたすべての名門は、その糸の一つを持っているの」と、アレイラは小さな指で糸を追いながら説明した。「帝族は王族よりも澄んだ流れを受け継ぐことがあり、王族は多くの貴族よりも多く受け継ぐことがある。
でも、つながりはつながりのまま。静かな糸であっても、一柱の男神と一柱の女神へ戻っていくの」
エリーはうなずいた。「そして静かな糸が、予想もしなかった後継者の中で強く目覚めることもある。階級は、その血統が配偶神たちと通常どれほど近いかを表す。個人の魂へ限界を定めるものではない」
その答えはアレイラにとって重要だった。それは、血筋を運命と取り違えかねない世界に、驚き、努力、
そして人格が入り込む余地を残していた。
アレイラは彩色された枝をもう一度見た。今では構造が理解できた。名門が持つ恩恵は、偶然の奇跡ではなかった。血統能力、ペルソナ・フォーム、儀式による覚醒、聖流への親和性は、あの神聖な結合から受け継がれたこ
だまだった。帝族は通常、最も濃縮された糸を持ち、次に王族が続き、貴族もそれぞれ神聖なつながりを所有していた。だが階級が測るのは継承の鮮明さであり――受け継いだ者の善良さではな
かった。
「力が純粋でも、心まで純粋とは限らない」とアレイラはつぶやいた。「だから、家格が高い人が自動的に優れた人になるわけじゃない」
オノラの表情は誇りに柔らかくなった。「そのとおりよ、私のお星様。その違いを理解できない大人は、とても多いの」
アレイラの注意は、キアロスクーロの家系図の背後に立つ二柱へ戻った。「私たちの女神様は、《原初の輝光と聖なる歓喜の女神》」と、紋章の金色の半分を指でなぞりながら言った。「そして私たちの男神様は、《原初の
闇と聖なる憤怒の男神》」光と闇が交わる場所へ触れた。「二柱が一緒になって、キアロスクーロの永遠均衡を生み出した。歓喜。憤怒。均衡」
最後の言葉とともに、三つの小さな光が手のひらの上へ現れた。一つは温かく輝き、一つは暗い縁を持ちながら守護的で、もう一つは二つの間で完全に静止していた。それらは一度の鼓動ほどしか存在せず、きらめく粉とな
って消えた。
エリーとオノラは、畏敬と心配の入り交じった視線を交わした。一歳の娘は、ただ教えられたことを繰り返したのではない。まるで魂の古い部分が初めから知っていたかのように、この世界の法則を説明したのだ。
アレイラは消えかけた光を包むように指を曲げた。ヒトシは、家名が富と歴史を背負う世界で育った。ここでは、家系図が生きた神性の断片を背負っていた。その発見によって、王国はさらに広大で、さらに美しく――そし
てはるかに危険な場所に感じられた。いつの日か出会う強大な生徒たちは皆、それぞれの男神と女神へ戻っていく神聖な糸の先端に立っているのだ。
だが、左右から伝わる両親の温もりが、その理解を恐ろしいものにさせなかった。キアロスクーロの血統の中にどんな神聖な力が待っていようとも、彼女はまず二人の娘としてそれを学ぶ。武器としてでも、象徴としてでも
ない。
その言葉に、アレイラは胸の中へかすかな温かさが咲くのを感じた――抱かれている肉体的な心地よさだけではなく、もっと深い何か。異常なゴッド・リンクの淡い火花が揺れ、宮殿に満ちた魔力へ応えた。ほんの一瞬、家
族の周囲の空気が、夜明けに目を覚ました蛍のような金色の微粒子で輝いた。
王の目がわずかに見開かれたが、何も言わなかった。代わりに身をかがめ、アレイラの額へ口づけた。
「お前は強い、小さな子よ。この古い王国が受けるに値しないほど強い。神々がお前へ与えたどんな重荷
も、私たちがお前と共に背負う」




