第64話:爆破まで残り二分――仲間の絆(第22章・第1部)
最初の爆発が東側足場を壁から引き裂いた。
金属が悲鳴を上げた。
画面が砕けた。
六人の工作員を乗せたまま、ウィンターグラスの一区画が貯水槽へ落ちた。彼らのベルトから緊急ケーブルが発射され、水上の梁へ引っかかった。
爆風は拠点を横切り、巨大な見えない手のようにエンクレイヴを打った。アレイラとファランは塔の階段から投げ出された。
ファランは片手で手すりをつかみ、もう一方の手でアレイラをつかんだ。肩が金属支柱へ激突した。
その下では、落下する残骸と生きた氷結電流に黒い水が渦巻いていた。
「順番が間違っていた!」とキャサリンが拠点の向こうから叫んだ。ベネディクトは戦術表示を見つめた。
「違う。僕たちが入った後で、工作員たちが変えた」
混沌の上に、現場指揮官ライムが片手を指揮核へ当てて立っていた。
記録送信は続いていた。二十九パーセント。
残る爆薬の時限表示は二分へ落ちた。
「適応順序」とライムは言った。「すべての装置が、今はあなたたちの動きへ応答する」彼女は、彼らの救助行動そのものを起動条件へ変えたのだ。
アレイラは階段へ戻った。
「なら、別々の班として動くのをやめる」最初に理解したのはベネディクトだった。
「爆薬は、僕たちの間の距離の変化を読み取っている。エンクレイヴが一つの隊形を保てば、順番を再計算できない」
「一緒に立ったままでは、九つの爆薬へ届かない!」とザフィーラが叫んだ。
「届く必要はありません」とジャンプリートが言った。「魔力を接続する。一つの隊形、複数の地点です」
各階から工作員たちが攻撃する中で、計画は形になった。
ジャンプリートとメリザンドが拠点全体へ結界線を伸ばした。
ジャスミンが温かな支援糸を加えた。ファランが力場格子を広げた。
キャサリンとラファイエットは、気流に乗せて線を運んだ。
シーラは離れた錨へ帝国の矢を接続した。
ロニンとヴィットリオは、網を通して剣気を連結した。各員が、一つの魔法の星座の中の一点となった。
アレイラがその中央に立った。爆薬の順番は変化を止めた。
ベネディクトが新しい順番を叫んだ。
「三! 八! 一! 六!」
エンクレイヴは網を通して攻撃した。ロニンが一本の結界線を斬った。
力はジャンプリートの格子を通り、四十ヤード先にある爆薬三の起動線を切断した。
シーラは上の梁へ矢を放ち、メリザンドが二枚の結界鏡を通して軌道を変え、爆薬八へ導いた。キャサリンはオズリックの運動衝撃を風の螺旋へ圧縮し、爆薬一を貫かせた。
アレイラはファランの線に沿って《均衡》を爆薬六へ送り、氷結核を起爆部から分離した。四つの時限表示が消えた。
ライムの工作員たちは、隊形そのものを襲った。
一人がジャスミンの支援糸を切った。
別の一人がメリザンドの結界錨へ発砲した。
三人目は、低く構えたナイフを持ってベネディクトへ跳んだ。
エタナがその前に立った。
両手で工作員の手首をつかみ、腕の下へ回り込み、その勢いを使って戦術端末の向こうへ投げた。ロニンやヴィットリオのような優雅さはない動きだった。
それでも機能した。
「治療師も暴れる患者への訓練を受けます」とエタナは息を切らしながら言った。オズリックが一度笑った。
「薬を拒まないよう、誰か俺に思い出させてくれ」
「五! 九! 二!」とベネディクトが叫んだ。星座が再び打った。
残る爆薬の時限表示は、二十一秒で停止した。爆薬七だけが進み続けた。
それは中央塔の下、ライムと記録核の真下にあった。
「あれだけは手動で固定されている」とベネディクトは言った。「誰かが直接たどり着かなければならな
い」
アレイラはファランを見た。
彼はうなずいた。
二人は隊形の中央をシーラへ渡した。
皇帝の娘は、鋭く息を吸いながら網を受け取った。
異なるリズムと目的を持つ十四の力が、一度に彼女を引いた。重圧で膝が曲がった。
「後悔させないで」と彼女は言った。アレイラとファランは走った。
エンクレイヴが停止させたすべての爆薬を宙づりに保つ中、二人は崩れ続ける拠点を横切った。
はしごやケーブルから工作員たちが降りてきた。
ロニンが銀の弧で最初の道を開いた。
ザフィーラは二人目を手すり越しに叩き込んだ。
キャサリンが風の一撃でアレイラを壊れた足場の向こうへ運んだ。ファランは力場の足場を使い、塔の基部へ到達した。
爆薬七は、主支柱を囲む輪の中に組み込まれていた。
時限表示は十五秒を示した。ライムが上から降りた。
指揮剣が、アレイラと装置の間の床を打った。
霜が完全な円に広がった。
「拠点は落ちる」とライムは言った。「記録は残る」
「今夜は残らない」とファランが答えた。
アレイラが爆薬へ手を伸ばす間、彼はライムと交戦した。ライムの刃は最初の力場構造を切り裂いた。
ファランは角度を変え、交差させた力場輪の間に彼女の武器を挟み、肩で装具へ突っ込んだ。
金属が割れた。
ライムは喉への短い打撃で返した。ファランはかろうじて逸らした。
アレイラは爆薬へ《均衡》を押し込んだ。装置には連結された二つの心臓があった。一つは氷結。
一つはアカデミー結界の力。彼女は二つを分け始めた。
十秒。
ライムはファランを投げ飛ばし、アレイラへ突進した。
床からファランが彼女の足首をつかんだ。
彼女は蹴って振りほどいたが、その遅れによって、ファランは最後の力場壁を形成できた。
七秒。
アレイラは継ぎ目を見つけた。
最初の二つの下で、隠された第三の起動部が脈打っていた。
「ベネディクト! もう一つ核がある!」
「記録送信につながっている!」と彼は叫んだ。「壊せば、塔が一度にすべてを放出するかもしれない!」
四秒。
アレイラは上を見た。
記録は六十三パーセントに達していた。
彼女は選んだ。
「ファラン、拠点を守って!」彼は方法を尋ねなかった。
アレイラは《憤怒》を氷結心へ、《均衡》を結界心へ、《歓喜》を記録核へ打ち込んだ。
三つの力が、三つの方向へ動いた。
爆薬が分解した。
記録塔は蓄えた力を解放した。
ファランの力場格子が、エンクレイヴの星座を通して広がった。
全員が、出せるものを加えた。
結界、風、剣気、治癒光、運動力、王族魔法、戦術ルーン、聖流が、拠点を包むドームを形成した。深紅と白の光柱が塔から噴き上がった。
それは貯水槽の天井、トンネル、アカデミー北側の地面を貫いた。地上の生徒たちは、夜が裂けるのを見た。
光線は雲へ伸び続け、ウィンターグラス記録の断片を、見えない目的地へ運んだ。シーラがその中へ矢を放った。
矢は送信の内側で、帝国の陽光の線となった。アレイラが《均衡》を加えた。
光線が分裂した。
記録の大半は、死んだ火花となって散った。
細い深紅の糸だけが、雲の向こうへ逃げた。




