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第63話:闇に潜む敵――地下迷宮への潜入(第21章・第3部)

その下で、拠点が語った。ヤーデンの目が開いた。

「七が始める。二が答える。九が帰還波を運ぶ。四が第一回路を閉じる」

ベネディクトは戦術表示へ数字を書いた。氷結弾が彼の頭の横の結界へ当たった。オズリックが前へ出た。

「聞き続けろ」 静止が終わった。

エンクレイヴは再び動きへ爆発した。

ロニンとヴィットリオは組んだ防御を交差斬りへ変えた。

ネスターは目の前の盾持ちを持ち上げ、ザフィーラはその足元の足場を打った。

シーラは矢を放ち、爆薬九の上にある中継レンズを破壊した。

塔からライムが見ていた。

彼女は彼らが何をしたか理解した。片手で三つの鋭い合図を送った。

工作員たちが拠点の動きの型を変えた。足場が逆転した。

時計回りに動いていた歩廊が停止し、反対方向へ急旋回した。

二基の支援昇降機が中央から上がり、新たな工作員を戦場へ運んだ。爆薬表示が乱れた。

「リズムを変えた」とゲデオンが言った。

「違う」とベネディクトは答えた。「表面の動きを変えただけだ。基礎の脈動は彼女の指揮系統より古い。ヤーデン、その下を聞け」

ほかの者たちが分析を守る間、アレイラとファランは中央塔へ進んだ。一人の工作員がケーブルで二人の間へ降りてきた。

ファランが力場の刃で線を切った。

アレイラは落下する相手を《均衡》で受け止め、運動を変え、貯水槽へ落とさずに武器を失わせるだけの強さで空の足場へ置いた。

端末の背後から、小型拳銃を持つ技術者が現れた。

手が震えていた。

同じ黒い制服を着ていたが、野戦装甲は何も身につけていなかった。

ファランは武器を少し下ろした。


「撃つな。記録装置から離れろ」

技術者はライムを見た。

ライムは振り向かなかった。彼は撃った。

アレイラは狭い盾を掲げた。

弾は黄金の光に当たって砕けた。

技術者が再び撃つ前に、キャサリンの風が拳銃を手から奪い、天井へ縫いつけた。

「作業端末のために死ぬ必要はない」とアレイラは言った。

技術者は、その考えが訓練に一度も含まれていなかったかのように彼女を見た。工作員たちが彼の周囲を閉じ、避難経路へ引いた。

ベネディクトの表示が安定した。

「七、二、九、四で鎖が始まる。第五応答は水圧に隠されている」ラファイエットが壊れた管へ空気流を送った。

返ってきた振動は貯水槽を横切り、爆薬一の下側を打った。

「一」とヤーデンが言った。「次が六」

記録送信がさらに一パーセント上がった。ライムは塔全体の副画面を起動した。

生徒たち、授業予定、結界地図、エンクレイヴの隊形が拠点上空へ映った。記録は逃げ出す前から、すでに武器となりつつあった。

アレイラは分離した目標を見て、どちらか一方を選ぶことを拒んだ。

「各班、準備。順番どおりに爆薬を止める。その間、ファランと私が塔を取る」

ベネディクトはヤーデンの感覚を通して拠点を聞き続けた。最後の三つの数字は姿を見せようとしなかった。

爆薬五は、貯水槽の門が開くたびに脈打った。爆薬八は記録塔へ応答した。

爆薬三は暗いまま、まだ起きていない出来事を待っていた。

「死亡確認位置ね」とシーラは言った。「指揮階層が落ちたと拠点が判断したときだけ、順番が完成する」

ライムは聞いていた。

彼女は指揮剣を塔の手すりへ突き刺し、すべての足場へ氷結信号を送った。拠点はその打撃を、指揮障害と解釈した。

爆薬三が点灯した。


突然の振動で、ヤーデンは崩れかけた。

ジャスミンが受け止め、温かな支援魔法を肩へ通した。

「三が八へ答える」と彼は歯を食いしばって言った。「八が一へ返す。六が第二回路を閉じる。五、九、二で外輪が完成する。七は始まりであり、終わりでもある」

ベネディクトは順番を組み直した。数字を結ぶ線が二重螺旋になった。崩壊時限は四分を切った。

工作員たちは防御を強めた。

二枚の重盾が、爆薬七への経路を閉ざした。上層では氷結砲が展開した。

通信担当者たちは、アカデミーへ回収させまいと自分たちの水晶を砕き始めた。

ロニンとヴィットリオは西側線へ向かった。

キャサリンはネスターとザフィーラの下に風を集めた。シーラとゲデオンは中央支柱を調べた。

ジャンプリート、メリザンド、ジャスミン、エタナは第四経路の周囲で結界班を作った。

オズリックはベネディクトとヤーデンの横へ足を固定した。

アレイラとファランは塔の階段へ向き直った。

記録送信を背後で深紅に燃やしながら、ライムが頂上で待っていた。

「開始したら、ほかの班が危険に見えても、どの班も止まらない」とベネディクトは言った。「隊形は、順番を完了することで自らを守る」

ファランはアレイラを見た。

彼女はうなずいた。

信頼は、視界より遠くまで届かなければならなかった。拠点が揺れた。

一つの時限表示が十秒飛んだ。

ベネディクトは戦術表示の上に手を上げ、息を吸った。そして爆薬の順番を叫び始めた。

「七、二、九、四……」各班が拠点へ散った。

ロニンとヴィットリオは衛兵たちを斬り抜け、爆薬七へ向かった。

キャサリンは風流にネスターとザフィーラを乗せ、爆薬二へ飛ばした。

シーラとゲデオンは中央支柱を登り、九へ向かった。


ジャンプリート、メリザンド、ジャスミン、エタナは重なり合う結界の下で四へ進んだ。

オズリックはベネディクトのそばに残り、戦術地点を守った。

アレイラとファランは塔へ向き直った。

上でライムが待っていた。記録送信が上昇した。

二十パーセント。

崩壊時限は四分を切った。

ウィンターグラスは、災害と暴露のどちらが先に到達するかの競争となった。

上層の工作員たちは、自分たちの作業端末を破壊し始めた。

水晶核が槌の下で砕けた。

紙の記録が薬品の炎で消えた。

それまで武器を取らなかった技術者たちさえ、記録を守るために戦い、小型結界をデータ端末の前へ展開した。

エンクレイヴは、組織が完全に動く姿を見た。

医療担当者たちは負傷した工作員を遮蔽物の後ろへ引いた。

二人の工作員が、意識を失った技術者を避難昇降機へ運んだ。

通信担当の女性は氷結弾が周囲の端末へ当たる中も席に残り、ロニンが彼女ではなく電力ケーブルを切るまで送信を続けた。

「向こうの規律は保たれている」とヴィットリオが言った。

「私たちのも保つ」とアレイラは答えた。

現場指揮官ライムは中央足場を横切り、手信号で分隊を方向転換させた。倒れた工作員へ視線を向けることはなかった。

それでも三人の技術者の下で足場が折れたとき、彼女は一つの防衛線全体を変え、彼らに脱出路を与えた。

アレイラはそれを見た。

ライムは任務を個人より上に置いていた。

だが、個人が見えていないわけではなかった。その矛盾のどこかに弱点がある。

あるいは、ライム自身がまだ認めていない選択がある。ベネディクトの戦術表示が、変化する線で満たされた。

「爆薬の順番は拠点の動きと連結されている。足場そのものを起動条件に使っているのかもしれない」

分析を終える前に、一つのカウントダウンが跳ね進んだ。

最初の爆薬が、予定より早く爆発した。

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