第61話:闇に潜む敵――地下迷宮への潜入(第21章・第1部)
頭上でトンネルの入口が閉じた音は、墓が封じられる音に似ていた。
アレイラは下降路の先頭に立ち、鉄扉の向こうでアカデミーの最後の光が消えるのを見た。
前方では、古い階段が湿った闇へ消えていた。どこか下で、水がゆっくりと深く動いていた。霜が壁に細い矢印を描き、アカデミーから遠ざかる方向を指していた。
地下隊にはドミナント・レイディアンス・エンクレイヴ、シーラ、ゲデオン、アカデミーの上級衛兵四人、そして古い基礎構造について並ぶ者のない知識を持つ結界師長ソレルが加わっていた。
ヴェイル学長は地上に残り、《オーロラの鍵》を守りながら校内防衛を指揮した。この任務を「攻撃」と呼ぶ者はいなかった。
敵性装備を破壊する権限を伴う偵察であり、圧倒的抵抗の最初の兆候があれば撤退することになっていた。
キャサリンは扉が閉じるのを待ってから、小声で言った。
「つまり、慎重な語彙で呼ぶ攻撃ね」ソレル結界師長が振り向いた。
「エルヌシュト令嬢、その語彙こそが勇気と愚かさの違いです」
「この人、好き」とキャサリンは言った。彼らは三つの隊形で進んだ。
ロニンとヤーデンが前衛を率いた。
ヴィットリオ、ネスター、ザフィーラが両側面を守った。
ジャンプリートとメリザンドは、エタナ、ジャスミン、ベネディクト、装備の周囲に静かな結界を維持した。
アレイラ、ファラン、シーラ、ゲデオン、キャサリン、ラファイエット、オズリックは機動対応班を形成した。
最初の一マイルにあったのは、古い石、錆びた管、水の音だけだった。
二マイル目には証拠があった。埃の上を靴跡が横切っていた。
天井には新しいケーブル痕が刻まれていた。
壊れた弁の下に、捨てられた氷結弾薬筒が落ちていた。エタナはその横に暗い染みを見つけた。
「血です」と彼女は言った。「人間の。数日前のもの」
「橋から逃げたときに負傷した工作員の一人だろう」とファランが言った。
アレイラは通路の奥を見た。
敵はもう抽象的な網ではなかった。
傷ついた人々がこのトンネルを通り、前方のどこかで治療され、再び彼らを襲うために戻ってきたのだ。
通路は、同じに見える五本の道へ分かれた。
ベネディクトがライムの杖から得た地図を広げた。
地図に載っているのは一本だけだった。
「四本は幻影だ」と彼は言った。ヤーデンが耳を澄ませた。
「五本すべてに水が流れている。五本すべてに足音がある」
シーラは矢をつがえた。
「なら、感覚を持つ観察者を欺くために作られた幻影ね」アレイラは小さな《均衡》の波を放った。
五本のトンネルは消えなかった。その違いが、よりはっきりした。一本は金属の匂いがした。
一本は少し温かい流れを運んでいた。
一本は彼ら自身の魔力を反射していた。
一本は、意図的に作られた空虚さを持っていた。
五本目には恐怖があった。彼らのものではない。
誰かがそこで待っていた。
「左寄りの中央」とアレイラは言った。ロニンがそのトンネルへ踏み込んだ。壁が発射した。
隠された細孔から数十本の氷針が射出された。ロニンは剣を銀の円へ変えた。
ヴィットリオが加わり、二人の気配が回転盾を形成した。針は通路中で砕け散った。
隊形の背後では、隠された天井板から工作員たちが落下した。待ち伏せは両端を同時に襲った。
ザフィーラは最初の工作員を苛烈な肘打ちで迎えた。
ネスターは前腕の防具で警棒を受け、相手を壁へ叩き込んだ。
キャサリンは二人目を風でトンネルの向こうへ吹き飛ばしたが、磁気靴が天井へ吸いついた。
工作員は逆さまに走り、ラファイエットの腕へケーブルを巻いた。
ラファイエットは、あえて引かせた。
最後の瞬間、彼女は足元の空気を圧縮し、工作員の予想を超える速度で相手へ加速した。
膝が仮面を打った。
キャサリンの風が相手を天井から引き剥がした。トンネルは近接戦で満たされた。
広い防御を展開できないほど狭い距離で、氷結銃が閃いた。ファランの力場格子が弾道を曲げ、壁へ逸らした。
ゲデオンは、ベネディクトが地図から隠し出口を探す間、彼を守った。
シーラは仲間たちの隙間を通して鈍頭矢を放ち、一射ごとに武器を停止させるか、袖を壁へ縫いつけた。アレイラは、一人の工作員が戦いへ入るのではなく、その横を抜けようとしているのを見た。
小さな黒いケースを持っていた。
「伝令!」と彼女は叫んだ。
ロニンが戦闘を離れて追った。アレイラとファランも続いた。
伝令は、深い貯水槽の上を細い金属歩廊が横切る円形の水室へ入った。
彼は制御盤を叩いた。壁沿いの門が開いた。
水が轟音とともに室内へ流れ込んだ。
歩廊が揺れた。
貯水槽はあり得ない速さで上昇した。
工作員は吊り下げ管へ飛び乗り、向こう側の出口へ進み続けた。
ロニンもその後を跳んだ。
工作員は振り向かずに後方へ発砲した。ロニンは二発を弾いた。
三発目が、彼の手の下にある管を凍らせた。管が割れた。
アレイラは彼の下に黄金の線を形成した。
ロニンはそこへ着地し、光の上を三歩走って工作員へ追いついた。
上昇する水の上で、二人の刃がぶつかった。ファランが制御盤へたどり着いた。
「門は開放状態で固定されている」
「なら、水源を閉じる」とアレイラは言った。
彼女は頭上の四本の巨大な流入管を見た。
キャサリンとオズリックが機動班の残りとともに到着した。
全員で室内の流れを変えた。
キャサリンとラファイエットは第一の管へ風を押し込み、激流を遅らせた。
オズリックは運動力で第二の門を支えた。
ゲデオンとシーラは第三の門の固定機構を砕いた。
アレイラは第四の流れの中に《憤怒》を形成し、下部歩廊の周囲で水を分けた。
ファランが緊急排出機構を見つけた。
貯水槽の上昇は、エタナと支援班がいる足場の数インチ下で止まった。ロニンは伝令の武器を奪った。
黒いケースが落ちた。
水へ入る前に、ヤーデンが受け止めた。
中には医療物資、配給封印、六つの身分偽装用仮面が入っていた。
「情報包ではありません」とエタナは言った。「補給ケースです」ベネディクトが経路を調べた。
「待ち伏せは、居住中の拠点を守っていた」
近い。
捕らえられた伝令が、口の中に隠した何かを噛んだ。
死の封印が作動する前にアレイラが到達し、《均衡》で起動部を分離した。彼は彼女を睨んだ。
「あなたの指揮官は、何度もあなたたちを置き去りにしている」と彼女は言った。
「任務は個人より長く残る」
「それは、あなた自身に何が起こるかへの答えではない」工作員の表情は変わらなかった。
だが、沈黙は変わった。
ソレル結界師長は、二人の衛兵に捕虜を連れ戻すよう命じた。残りは進み続けた。
曲がり角を一つ越えるごとに、トンネルは高度化していった。古いアカデミーの石は、補強された黒い板へ変わった。
氷結線が壁を通して動力を運んでいた。
換気扇は音もなく回っていた。
隠されたレンズが一行を追っていた。
ウィンターグラスが見ていた。




