第54話:夜明けの鍵――学園最古の秘密(第18章・第3部)
攻撃は、この部屋より大きい。
「鍵を走査しているだけではない」アレイラは言った。
「設置したすべての爆薬へ繋いでいる」
現場指揮官ライムは、仮面の顔をアレイラへ向けた。
「正解」
制御杖を床へ打った。霜の線が点火した。
アカデミーの下にある霜の線は、一度に爆発しなかった。
順番に目覚め、一つ一つの脈動が、盗まれたオーロラの鍵の歌へ答えた。地図が部屋の壁全体へ現れた。
西側橋梁、鐘塔、一年生寮、治癒棟、そしてその日に二度検査された整備通路の下で、白い点が点火した。
「以前のすべての攻撃を使って、次の攻撃を設置した」通信水晶を通して、ベネディクトが言った。
ライムの分節杖が、再びファランの力の刃へ当たった。衝撃が彼を、鍵を囲む透明障壁へ押した。最後の瞬間に身体を捻り、力を調整器へではなく横へ流した。
アレイラは両掌を六つ目の障壁へ置き続けた。鍵の怯えた律動が骨を通っている。
「ジャンプリート、基礎線を隔離できる?」
「全部は無理。アカデミー自身の電流を借りています。広く切りすぎれば、結界が人のいる堂へ放電する」
「なら、この部屋へ答えている線だけ切って」
メリザンドが地図を別々の層へ投影した。一本の本物の経路を、九本の偽物が囲んでいる。ヤルデンの声が通信へ入った。
「冷たい線は、脈動の間だけ無音になる。音の後にある空間を聞いて」
キャサリンとラファイエットが指示へ従った。風が部屋の床を走り、隠れた継ぎ目へ埃を運んだ。三本の本物の接続が見えた。
シーラが撃った。
一本の矢が、三つの皇族の光条へ分かれ、露出した線を打った。共鳴表示が五十三から四十八へ落ちた。
ライムは見なかった。
ファランの負傷側を攻め、短い構造体でしか守れないようにした。杖は三つの連結部へ分かれ、一つが手
首を捕らえ、一つが肋骨を打ち、一つが制御輪へ切り込む。
アレイラは片手を障壁から離し、床へ憤怒を送った。金色の光が最後の連結部を遮った。
鍵が震えた。
一拍の間、アカデミーのすべての扉が、違う廊下へ開いた。
生徒たちの悲鳴が通信網を通った。
教官は、その場から動かないよう命じた。ベネディクトは変化する地図を見つめた。
「通常の爆発準備ではありません。結界が場所をどう定義するかを変えている」
ヴェイル学長の返答が即座に来た。
「全班、現在地の構造物へ固定。敷居を越えるな。繰り返す、敷居を越えるな」ライムは杖の根元を回した。
白い点が中央尖塔の周囲を回り始めた。
部屋が五度傾いた。緩んだ破片は北壁へ滑った。
それから止まり、重力が方向を迷う中、空中へ上がった。ファランがアレイラの足元へ格子を作った。
「鍵をどれくらい保てます?」
「必要なだけ」
「それは測定値ではない」
「今あるのは、それだけ」
ライムは杖を制御輪へ突き立てた。
黒い霜レンズがオーロラの鍵の上へ開き、光のあらゆる変化を記録し始めた。
共鳴表示が再び上がる。五十九パーセント。
シーラがレンズを撃った。
工作員が上部整備手摺から落ち、可搬盾で矢を受けた。
ロニンとヴィットリオが反対側の整備扉から入り、ネスターとザフィラが続いた。ロニンは剣を動く枠へ突き立て、他の者が入るまで固定した。
「基礎班が、同時移動を報告」ヴィットリオが言った。
「堂が尖塔の周囲へ折り畳まれている」
ネスターが最寄りの走査塔を打った。ザフィラの踵蹴りが続き、内側の水晶を砕いた。
表示が三ポイント落ちた。
ライムは杖を放し、レンズ制御へ向かった。
ファランが遮った。
部屋がさらに十度回る中、衝突は横向きに起きた。二人は、床となった壁の上で戦い、靴は本来頭上にあるはずの記号を打った。
アレイラは、鍵がアカデミー全体を一度に直そうとしているのを感じた。本物の結界律動と、それを包む霜の複製を区別できない。
「均衡は、あなたの代わりに選べない」
彼女は光へ囁いた。
「でも、自分自身の音を聞くのを助けられる」
一つの偽音を分離した。二つ目を分離した。
治癒棟の回転が止まった。その時、霜網が適応した。
残りの線すべてが修正を模倣し、変形させて送り返した。ベネディクトの投影は、あり得ない幾何学で満たされた。
「鍵が結界を修復しようとする動作を、新しい命令として利用しています」
ライムが制御杖へ到達した。
ファランは杖を捕らえたが、負傷した腕の補助具が開き、手首の下から小さな起動器を放った。
アレイラは、命令脈動が基礎へ移るのを見た。
最後の隠し節点が、盗まれた律動を受け入れた。
グランド・アルカナム・アカデミー全体で、すべての鐘塔、橋錨、封鎖された整備通路が白い光の中で爆発した。
校内結界が内側へ折れた。
彼らの足元から、床が消えた。




