第39話:崩壊する闘技場――宿敵への救いの手(第13章・第3部)
「しかし期待も高めました。今後、人々は、もっと劇的ではなく、もっと不都合な時にも、私たちの思い
やりが残るかを見ます」
会議の大半、卓の下でファランの手はアレイラの手と繋がったままだった。闘技場で彼女が負った現実の危険へ話が移るたび、指はわずかに強く握り、守り、地へ繋ぎ止めた。
他の者たちが疲れながらも満足した別れを告げ、夜へ散り始めた後、ファランは浮遊灯に照らされた比較的静かな庭道を通り、彼女を寮へ送った。
ファランは言った。
「あなたを誇りに思います。そして、失うところまで近づいたことが恐ろしい。次は、すべての危険を一人で担う代わりに、私たちにも一緒に道を作らせると約束してください」
「飛び込む前に、班を探すと約束する」
アレイラは言った。
「でも、まだ届く道があるのに、誰かが死ぬのを見ているとは約束できない」
ファランは、その答えを受け入れた。それが英雄を演じる言葉ではなかったからだ。彼女という人間の中心にある境界だった。
彼は一度、彼女の指の付け根へ口づけた。二人の絆がまだ秘密だと、どちらも装えないほど公然と。
闘技場崩壊についての正式調査は、不都合な真実を明らかにした。空間錨は改変されていたが、一つの劇的な魔法によるものではなかった。誰かが整備命令を変更し、調整用水晶を一つ交換し、教官の印章を偽造して安全検
査を遅らせていた。
いくつもの普通の仕組みが、同じ方向へ少しずつ押されたため、攻撃は成功した。ベネディクトは、エンクレイヴの図書室の卓へ証拠を広げた。
「即興ではありません。計画した者は、アカデミーの結界と同じくらい、官僚制度を理解していた」
「そして全員が、シーラの力を責めると思っていた」ヴィットリオが言った。
「競争関係が、必要な物語を与えた」
アレイラは、誰も話し合わずにシーラのために空けておいた椅子を見た。
「なら、妨害者を見つけるのと同じくらい、彼女の嫌疑を晴らすことが重要ね」
会議が終わる前に、シーラは現れた。制服は肋骨沿いの治癒封印を隠していたが、姿勢は完璧に皇族的なままだった。
「私がここにいることを、あなたたちの輪へ加わったと勘違いしないでください」
彼女は言った。
キャサリンは、空いている椅子を彼女の方へ押した。
「その過程を簡単にしてあげようなんて、夢にも思いません」
シーラは、ほとんど笑った。
ほとんど。
彼女は、調査官たちが見逃した細部を提供した。闘技場での試合前、開始位置がすでに規定を満たしていたにもかかわらず、一人の上級生補助員が、その印を調整すると強く主張した。シーラは、その接触を杓子定規な干渉
として片づけていた。今なら、その補助員の紋章と声を、正確に再現できた。
手掛かりは首謀者を特定しなかったが、偽造命令を、整備棟へ出入りできる特定の家門派閥へ結びつけた。
「これを直接、学長へ渡すこともできたでしょう」
アレイラは言った。
「渡しました」
シーラは答えた。
「ここへ来たのは、私を殺そうとした者たちが、私たちの競争関係によって情報を照合できないと予想したからです。他人の都合のために予測しやすい人間になるのは、嫌いです」
ロニンは一度頷いた。それは、彼が簡単に示すものとしては、承認に最も近かった。
会議は友情宣言なしに終わった。シーラは証拠の写しを持ち、他に思い出したことがあれば共有すると約束して帰った。
その後も空の椅子は卓へ残った。誰のものとも決まっていない。だが、もう単なる象徴でもなかった。
人を救うことは、その人の忠誠を買うことではない。信頼の可能性を作る。その信頼は、それでも双方が選ばなければならない。
二日後、ゲデオンは一年生棟と上級生棟の間にある中庭で、アレイラを見つけた。救助について、あり得ない版を十分聞き、真実を要求しに来たのだった。
「ここにいたか」
彼は目の心配を完全には隠せない、いつもの笑みを浮かべ、隣の石の長椅子へ腰を落とした。
「朝から、あの闘技場の話を何種類も聞いている。中には、おまえが純粋な聖流だけで完全な空間崩壊を一人で止めながら、救助の最中に皇帝の娘へ道徳講義までしたことになっている。噂がこれ以上馬鹿げる前に、兄へ本
当の話をしてくれるか?」
アレイラは、圧力をかける活動、空間崩壊、そして慎重さを装った打算が入り込む前に下した判断について話した。ゲデオンは一度も割り込まず聞き、時折頷き、危険な部分では眉を寄せた。
彼女が最後まで話すと、長く息を吐き、幼い頃、妹が感心させると同時に心配させることをした時と同じように、金黒色の髪をくしゃくしゃに撫でた。
「シーラを救ったのは正しい選択だった」
ゲデオンは言った。
「だが、正しいからといって、おまえが傷つかないわけではない。全員を守り続ける人間を、おまえの人々にも守らせろ」
「そうする」
アレイラは言った。
「宮殿と今の最大の違いは、結果へ責任を負うのが、私一人ではないこと」
ゲデオンは笑った。
「よし。なぜなら、誰かがおまえを本気で傷つけた時、理不尽になる兄の権利は、今も俺が持っているからな」
二人は、夕空を背に浮遊灯が明るさを増し始めるまで、しばらく一緒に座っていた。彼の上級授業と、対処しなければならない馬鹿げた上級生の政治。エンクレイヴの友人たちと、全員がどう共に立ったか。救助と「王女の
成長する派閥」を巡って、すでに広まりつつある、ますます荒唐無稽な噂。もっと軽い話をした。
それぞれのアカデミー区画へ戻る時間になると、ゲデオンは短いが強く、彼女を抱きしめた。言葉以上のことを伝える抱擁だった。
去る前、彼は故郷へ手紙を書くよう念を押した。危険だけではなく、アカデミーを耐える価値のある場所にしてくれた友人たちについても。
「書くわ」
アレイラは抱きしめ返し、約束した。
「様子を見に来てくれて、ありがとう」
アレイラは、エンクレイヴが待つ一年生棟へ戻った。
次に何が来ても。
順位でも、政治でも、結界の向こうへ集まりつつある闇でも。彼らは一緒に迎える。
光は、もう孤独ではなかった。
だから、消すことはさらに難しくなっていた。




