第3話 塔は難問へと挑戦者を誘う。
2F 難易度:『B』
【問題】
アル オトコハ ヤリヲ サクセイシヨウトシタ。ホサキニ ツケル キンゾクノ カタチニ 2ツノ コウホガ アリ オトコハ ナヤンダ。1ツメハ セイサンカクケイノ カタチ、2ツメハ テイカクガ 75°デ、チョウカクガ 20°ノ ニトウヘンサンカクケイノ カタチダ。ドチラガ ホサキニ シヨウシタトキ テキヲ オオク タオセルダロウカ。コタエハ リユウト トモニ ハッピョウスルコト。
この問題は「正三角形と二等辺三角形、槍の穂先に使った時どちらが人を多く倒せるか」って事が言いたいのかな?
「こんな問題、本当に解けるの?全然、選ぶために必要な情報がないじゃん」
「いや、解けるよ」
「えー、どうやって解くの?問題文の条件だけじゃ、わからなくない?」
「いや、簡単だよ。問題文をしっかりと読めば難しい事は何もないね。まだ、難易度Bなだけはある」
「しっかり、読む?んー?」
わからないなぁ。どこもおかしい所なんてないし。
「二等辺三角形ってどんな三角形か知ってる?」
「2つの辺の長さが同じ三角形でしょ?」
「そう。底角2つの角度が等しい三角形でもあるね。じゃあ、三角形の内角の和はいくつかわかる?」
「んー?180くらい?」
「180くらいじゃなくて、180ね。もうわかったでしょ?」
「えー?んー、そうか!20+75+75=170だから、そんな三角形ありえないんだ!」
「ああ、つまり解答は、『問題文の二等辺三角形は存在しないから作成することができない。したがって、正三角形の方が敵を多く倒せる』って所かな」
〔正解でございます!次のフロアへの階段を解放させていただきます〕
「2問目にしてこの塔の問題の傾向は掴めたかな。なんて事はないひっかけ問題だってね」
〔はてさて、どうでしょう。次のフロアでも同じことが言えますかな〕
アベルと話すナオを置いて先に上の階へと登った私は壁に書かれた問題を見る。先程までの問題とは違い簡潔に書かれている問題文を見て私は驚きを隠せなかった。
「何これ、全然わからないよ」
流石にナオにもこの問題はわからないんじゃないだろうか。そんな不安が私の頭に浮かんだ。
3F 難易度:『E』
【問題】
Zニ アテハマル スウジヲ ハッヒョウセヨ
K= F⇒X, K= C⇒Y, X+Y=Z




