第7話 パーティー結成
今回はフラグ関係なしの回になっています。
次回、ようやく出発です。
俺は朝食を摂り終わると、両親に昨日あったことを伝えた。
すると2人とも涙を流しながら聞いてくれた。
「そうか…冒険者として認められたんだな…お前は俺の誇りだ…!」と父さんは言ってくれたし、
「ラント、体には気をつけるのよ。もし寂しくなったらいつでも帰っておいでね」と母さんは体を気遣ってくれた。
「ありがとう父さん、母さん。それじゃあ、行ってくるね」
俺はそう言うと家を出て、冒険者ギルドに向かった。
両親は、「いってらっしゃい」と柔らかな笑みを浮かべながら送り出してくれた。
***
俺がギルドに着くと、もう既にリムルが待っていてくれた。
「おはよう!ラント!いよいよだね!」
「ああ。おはようリムル!あ、ギルド長もおはようございます」
「ああ、おはよう。君の新しいカードが出来ているぞ。カヌラ」
ギルド長がそう言うとカヌラさんが俺にカードを渡してくれた。
「おはようございますラントさん。こちらが新しいカード、L等級カードになります」
「こ、これが……L等級のカード……」
カヌラさんが渡してくれたカードはプラチナに輝く加工が施されていた。これこそまさに伝説等級のカードというに相応しいものだった。
「へへん!ラント驚いた?私も持ってるよ!」
そう言うとリムルもプラチナに輝く加工が施されたカードをポケットからサッと取り出して俺に見せてきた。
それを見ると俺はやっとリムルと同じ立場になれたことを実感し、急に嬉しさが込み上げてきた。
「……ああ。驚いた。リムルと同じのが貰えるんだもんな」
「いや別にそういう意味じゃないんだけど……」
「ん?」
「な、なんでもないよ!そ、それより、護衛対象の方はどなたなんですか?」
リムルがそう聞くとギルド長が椅子に腰掛けている
男の人を紹介してくれた。
「この方だ。この方はドゥームさん。武器商をしているその界隈では有名な方だ。」
「いやいや。私もまだまだ未熟ですよ。それより、あなた方が伝説のL等級冒険者の方ですね。今回はあなた方に護衛をして貰えると聞いて安心しました。
是非、よろしくお願いいたします」
そう言うとドゥームさんは立ち上がって頭を下げた。
「いやいや!やめてくださいよそんなの!」
「そうですよ!俺たちなんてまだまだなんですから!」
俺たちがそう言ってもいやいや謙遜なさらず。としか言ってくれない。
「そうだな。君たちはまだパーティーも組んでなかったもんな。」
ギルド長がそう言ったことで、俺たちはやっと思い出した。
「そうでしたね!ところでパーティーを組むにはどうすればいいんですか?」
俺がそう尋ねると、カヌラさんが1枚の紙を持ってきた。
「ここにパーティーメンバーの名前と等級、パーティーの名称を書くんです。それだけですよ」
「パーティーの名称かぁ…何かいいの無い?ラント」
出たよ、丸投げ。いっつもなんだよなあ。
俺は少し悩んだ後、いい名前が降ってきた。
「……あ!そうだ!【暗夜の月】はどうだ?夜の闇を照らす明るい希望!いいと思わないか?」
「【暗夜の月】かぁ……いいね!よし!じゃあ次!リーダーはどうする?」
俺はリーダーに向かないしなぁ……これはリムルに決まりだな。
「じゃあリーダーはリム……」
「ラントでいいよ!」
そう言うとリムルはニシシと笑った。
こういう顔はいたずらをした後しかみないな。やられた。
「ああ。それでいいよ。じゃあ俺がリーダーな」
「うん!満場一致だね!」
「いや2人だけどな」
俺がそう返すとリムルがニコッと笑う。
一連のやり取りを見たギルド長が
「はいはい。そういうのは後にしてくれ」って言ってきた。そう言うのってなに?
それを聞いたリムルは何故か顔を赤くしてるし。
熱でもあんのか?
「とっ、とにかく!そういう事なので!カヌラさんこれであってますかっ!」
そう言うとリムルはカヌラさんにパーティー申請書を提出した。
それを見たカヌラさんは「はい。受け付けました!」と言ってくれた。
そしてその紙にカヌラさんが印をポンと押す。
ただそれだけの事なのになぜか緊張してしまう。
「はい。これで正式にパーティーとなりましたよ!」
カヌラさんがそう言ってくれたお陰で緊張が一気に引いていく。
俺は自然と口から安堵の息が漏れるのを感じた。
リムルは動じなかったようで、すぐにこう言ってはしゃいた。
「よーっし!暗夜の月、結成だーっ!!」
【最後に】
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