↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/4

2話 転校生はお隣さん!?

ー次の日ー

「綾香ー、おはよー!

今日、私達のクラスに転校生来るらしいよ!

知ってた?」

「うん、昨日下駄箱の前で話してる子たちの会話聞いたんだよね。イケメンで、前の学校ではファンクラブがあったとか……」

そういうと、優芽の目がキラキラと輝きだした、

「イケメンなのっ!? やったー!!」

私は昨日の男子もかっこよかったよなー、と私はいつのまにか考えていた。


ー教室ー

教室もみんなその話題でもちきりだった。

女子は目がハートになってる子も何人かいるし……

「綾香、おはよ」

「陽翔、おはよー 教室盛り上がってるねー

そういえば、男子って今日来る転校生どう思ってるの?」

女子は盛り上がってるけど、男子はいつもと変わらない人多いし。

「んー、まぁそこまで女子と変わらないけどな。

男子側もどんなやつか楽しみにしてるし。

…………綾香こそ今日来る転校生に興味あんの?

あっ、でも綾香のことだから興味ないか!」

ガハハと笑う陽翔。

「はぁー!? 私も興味くらいあるしっ!」

いつも通り言い返したけれど、陽翔の表情が固くなった。

「…………そうかよ」

そう言って男子達のもとへ戻る陽翔。


変な陽翔。

いつもなら「わりぃ、わりぃ」って笑い続けてるのに。

なんて思ってると先生が教室に入ってきた。 

「はいはい、みんな席に着いてー

知っているかもしれないけれどこのクラスに転校生がきました。いいわよー」

入ってきたのは背が高くて、黒髪でサラサラな男子。

女子達はキャーキャー黄色い声援が飛んでるけど……


えっ、もしかして、昨日のお隣さんじゃない??


「今日からこのクラスに転校してきました。

月城(つきしろ)湊(みなと)です。

1年間よろしくお願いします。」

「皆さん仲良くしてあげてね。

席は咲野さんの隣ね」

先生はよろしくねと言わんばかりにパチッとウィンクした。


えっ、えっ、ちょっ、先生!?

女子達からの目線が痛いんですどっ!?


そんな私の心の声にはおかまいなしに、

「よろしくね、咲野さん」

にこっと笑う月城君。


ドキッ


な、なんだろ、これ

顔が熱いし、鼓動も早い。


ーお昼休みー

「それは恋だよ!」

お昼ご飯の時に優芽は一言さらっと言った。

「えっ、こ、恋……?」

私は思わず持っていたウィンナーをポトッと落としてしまう。

「そう、恋!

綾香もようやく初恋が来たかぁ」

うんうんと頷いている優芽。

「で、でも、私今日初めて話したし……」

「一目惚れだよ、絶対!」

一目惚れ……私は優芽の言葉を繰り返した。

まだ、実感がない。

「私も恋してるから綾香がいうことはよくわかる」

私は飲んでいた水を思わず吹き出しそうになった。

「誰っ!? 誰を好きになったの!?」

優芽は周りを見渡し、少し顔を赤らめて私に耳打ちした。

「私、陽翔君のことが好きになったの」

…………………………………………へ?

「は、はる……んぐっ」

叫びそうになったところをすんでのところで優芽に口を押さえられた。

「なんでアイツなのっ!?

アイツいいところ一個もないよ!

ちょっかいをめっちゃかけてくるし、遅刻するし……」

「でも、好きになったの」

優芽は食堂に来た陽翔を目で追いかけている。

本当に好きなんだなぁ、と少し微笑んでしまう。

「分かった、優芽。全力で応援する!」

優芽はパァッと明るくなって、笑った。

「ありがとう、綾香!

私も綾香の恋全力で応援するね!」

二人で笑い合っていると予鈴が鳴って慌てて私たちは食堂を後にした。


ー授業ー

「はい、では教科書12ページを開いてください。

前回は主人公の気持ちまでやりましたね」

すると、月城君に咲野さんと小声で話しかけられた。

「咲野さん、教科書見せてくれない?

まだ届いてないっぽくて」

「あっ、いいよ!」

ガコンガコンと机を動かし始めた。


もしかしなくとも机くっつけます……?

心臓がもつ気配しないんですけど……


チャイムが鳴り終わるまで、私は授業の内容が頭に入っていかなかった。

ー帰り道ー

「さっきの授業やばかったんじゃない?」

優芽がニヤニヤしながら聞いてきた。

「まぁ、距離近かったし……」

髪をいじりながら顔を赤らめる。

「綾香も頑張ってるなら、私も頑張らなきゃ!」

「お互い頑張ろう!」

とハイタッチして他にもペットの話とか色々していたらあっというまに別れ道に。

「また明日ね、綾香!」

「じゃーねー!」

手を振って別れた後、ブロック塀を左に曲がろうとしたところでトントンと誰かに肩を叩かれた。

振り向くとそこにいたのは……

「つ、月城君!?」

驚きすぎてすっとんきょんな声が出てしまった。

「あっ、やっぱり!

昨日すれ違った子だよね?

僕のこと覚えてる?」

月城君は自分の顔を指差しながらいたずらっ子ぽく笑う。

その笑顔にまたキュンとなる自分がいる。

「もちろん、覚えてるよ!」

「びっくりしたよ、まさか昨日すれ違った子と一緒のクラスになるなんて」

「私もびっくりしたよ!」

「だよね!

僕、引っ越してきた時お母さんに隣に同い年の女の子がいるって聞いて嬉しかったんだよ!」

嬉しかった、と言われてドクンッと心臓が跳ね上がった。

「えっ、そうなの?」

「うん!

前の学校だと周りに同い年の子が一人もいなくて寂しかったからさ!」

彼にとってはなんともない言葉なんだろうけど、それは笑顔で言ってしまう月城君はずるい。

「そうだったんだ……

私も隣に同い年の子がいて嬉しい!」

ふふ、と笑う。

つられて月城君も笑った。

「これからはクラスメイトとしてよろしくね!

じゃあ、また明日!」

バタンと月城君の家のドアが閉まる。

「…………絶対に明日から休まないようにしよう」

そう思いながら私も玄関のドアを開けると、

「あら、綾香おかえりなさい。

これ、昨日もらったバームクーヘンに入ってたメモなんだけど、綾香のことじゃないかなって思って」

お母さんの手元には小さなメモ。

そこには『隣に住む同い年の女の子へ』と書いてある。確かに私のことだ。

ドキドキしながら開くとそこには綺麗な文字が並んでいた。

『隣に住む同い年の女の子へ

隣に引っ越してきた月城湊です。

同い年の子がいるとお母さんから聞いたので手紙を書くことにしました。

同じ中学校に通うらしいので、同じクラスになったらよろしくね!

                月城湊』

「お隣の男の子、すごく律儀なのね。

昨日も挨拶に来てくれたし」

エプロンを着ながら話すお母さん。

「そうだね」

そう言って私は自分の部屋に戻る。

「こんなの、もっと惚れちゃうじゃん」

私は火照った顔を枕にうずくめた。

こんばんは! 雪乃めぐみです!

今回はついに転校生の月城湊君が登場しましたー!!

しかも、家も席もお隣さんだなんて……!

これは綾香のドキドキも止まらなさそうです(笑)

そして、優芽ちゃんの好きな人も判明しましたね!!

まさか陽翔君だったとは……!

2人のこれからの恋模様は一体どうなるのでしょうか……?


それでは次回予告です!


月城君にファンクラブが結成!?

始まったばかりの綾香の恋に試練が……?


次回は10月25日の19時5分に公開予定です!

次回もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。