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(完結)ゲイ向けエロMODが導入された世界で陰キャがなんやかんやする話  作者: たろう


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4.ジムへ行こう

この奇妙な生活が始まってから俺の中で意識の変化が起きた。


それは、この全裸フルチン生活の中で、毎日股間もガタイも誰も彼もから見られ続けるのだという認識。もうイチモツについてはどうしようもないが、せめて体だけは見られても恥ずかしくないものにしたいという気持ちが生まれた。


今までの俺は完全にインドアオタクで、ゲームや漫画やアニメが人生において重要な位置を占めていたので、運動とは無縁な生活を送って来ていた。


しかし、ここにきてこんな風に考えが変わった。それは四十を超えているのにむきむきな鈴木課長と、課長ほどではないがそれなりに締まった体をしている萩原先輩がすぐ近くにいたことに加えて、意外と世の男たちというのはだらしない体をしているのだと直に見て理解したからだ。


もちろんそのだらしない体が逆にエッティなのだけれど、他の人がみんな俺と同じことを思っているわけでもなくて。


だから俺は、さすがに課長ほどではなくとも、ちょっとだけでも体を作ろうと思った。


思ったらすぐに行動するのが良いと最近実感していた俺は、すぐさま実行に移すことにした。


ただ、今までの人生でほぼ運動とは無縁だったので、いきなりがっつりやるつもりは無い。そもそも体も精神もついていけない。だからとりあえずは長く緩く続けていくことを目標として、近所にある二十四時間やっているジムに入会することにした。


徒歩十分もかからずに通えて、夜中も開いているので、行きたいときに行ってちょろっとやって帰る分には丁度いい。そして、幸運なことにそこはいろんなジムと利用料を比較してみても、どうやら平均かそれよりもやや安い月額というのも後押しになった。


個人的にはガチるつもりは毛頭なくて、安ければ安いほど、近ければ近いほど良いと思っていたので、器具が充実しているかどうかとか、インストラクターの質がいいかどうかだとかは勘案しなかった。


それよりも継続できないことのほうが怖かったし、安ければ自分に合わなかった場合にすぐに退会したときの被害も小さいと踏んでここに決めた。


しかも今なら初月無料らしい。登録料だったりセキュリティカード作成だったりの初期費用がそこそこかかるし、先日の病院での処置で予定外に散財したということもあって、このキャンペーンは単純に嬉しかった。


入会手続きの際、筋トレ初心者の俺はとりあえず器具の使い方や体の使い方を知らねばならぬと思い、最初はインストラクターを頼ることにした。そういうサービスがあって、これも初回のみ無料らしい。最高だぜ。


早速週末になって、予約した日に時間に遅れないように早めにスポーツジムに行くと、超元気でむきむきマッチョなイケメンが俺を出迎えてくれた。


俺は例に漏れず股間を熱くしながら、イケメンのガタイを観察した。来て良かった~。もうこれだけで、元は取れたな、などと考えていた。


そんな邪な考えに浸っている俺に彼が自己紹介をしてくれた。前島健太くんというらしい。話の流れで年齢が二十五歳と分かって、俺のテンションは否が応でも高まる。


取り敢えず荷物をロッカーに放り込んで用意しておいたタオルを持って彼の後に付いていく。歩きながら、笑顔がまぶしいイケメントレーナー前島くんにどういう目標があるのか、生活スタイルの改善サポートを希望しているか、どうしてこのジムに入会しようと思ったのかなど根掘り葉掘り聞かれた。彼はそれに対する俺の答えを細かく用紙に記入していく。


「そんな細かいことまで聞くんですね」

「ええ、そうなんです。お客様のご要望をきちんと把握することで、適切なサービスが提供できますから。長谷川さんもこういうことがしたいって要望があったら何でもおっしゃってくださいね」

「あ、そっ……ス。はい」


要望など何もない俺は口ごもる。


そう語る彼の陽の気に当てられて若干尻込みする。ただ適当にやれればいいなどと思っていた俺の浅はかな考えが、なんだか張り切っている彼に対して申し訳ないような気がした。彼は俺なんかを相手にするべき人材ではないと確信した。


それはそれとして彼のパイパンのそれは目に優しく、既にこの人以外には教わりたくないと思い始めている自分がいた。ちょろすぎんよー、俺~。


取り敢えず器具の使い方を教えてくれるというので彼の後について館内を移動する。前島くんがマシンを使っているところを見せてくれ、そのすぐ後で俺が軽く使ってみるということになった。


まずは上半身の筋肉を鍛えるためのマシーンが並ぶ場所へと移動する。


「じゃあ、まずはこれからやってみましょう」

「はい」

「これはペックフライというマシンで、一番人気です。大胸筋を鍛えるマシンですね」

「大胸筋」

「ええ、おっぱいが大きくなりますよ」

「……おお」

「やっぱり大胸筋は見栄えが良いですからね!では使い方を説明しながら俺が実演しますね」

「お願いします」


そう言って俺と向かい合うように台座に腰かけると、機材をゆっくりと動かす。両腕をゆっくりと動かすのに合わせて、彼の大胸筋もゆっくりと動く。その雄っぱいは豊満であった。


「すごい……」

「でしょう。これはかなり効きますよ」

「はい」


彼は可愛い笑顔をこちらに向けるが、俺がすごいと言ったのは彼の体勢についてだった。住む世界が違う我々の間で、既に認識がかみ合っていない。


肩幅に広げられた足の間にそそり立つパイパンマグナムが、彼の呼吸に合わせてびくびくと揺れている様があまりにもエロくて、感嘆の言葉が知らず口から漏れただけだった。これは確かに俺の股間にキクぜ……。


俺は彼の巨根をただひたすらじっと見つめ続けた。今日のオカズは君に決まりだ!


惜しげもなくおいしそうな肉体を晒して前島君が俺にお手本を見せてくれた後、俺と交代して今度は彼がつい今しがた使っていたマシンに腰かける。


イケメンの汗というエリクサーがケツの皮膚から俺の体内に吸収される妄想をしながら、マシンを使う。その間も彼に俺のムスコが見られているという事実に興奮せざるを得ない。


じっとりとしめった座席に腰かけ、両足を広げて座れば、もう俺のムスコはビンビンだった。痛いほどに張り詰めている。今ならちょっと触れただけで暴発してしまいかねなかった。


「いいですね。痛むところなどはありませんか?」

「あります」

「どこですか?」

「いえ、間違いました。ありません。大丈夫です」


あぶないあぶない。俺の暴れん棒に血が集まっていると普段からない知能が極端に低下してしまう。そのせいで要らぬことを口走ってしまうのが俺の悪いところだ。


「使い方はシンプルですからね。次からは一人で難なく扱えると思います」

「はい」

「では、次のマシンへ移りましょう」

「わかりました」

「次は肩の筋肉を鍛えるマシンですよ」

「おお」

「肩も人気があります。こう、メロンみたいにでかい肩になれば、肩幅も広くなって格好良く見えます」

「ですね」


ボディビルの大会でしか聞かない言葉を聞かされて、俺はここがボディビル大会の会場だったろうかと思った。そんなあほなことを考えながら、俺は彼に誘導されて次の機材の前まで移動する。


こちらのマシンも座るタイプで、彼が俺に背を向けて座ると、重さを調整してから実演して見せてくれた。


「ショルダープレスです」


そう言いながら、持ち上げた両腕をゆっくりと上下に動かす。惜しげもなく晒される彼のつるつるに剃られた脇が露わになる。ふっふっという小さな息遣いがセックスのときの呼吸見たいに聞こえるのもいい。汗が彼の自慢の雄っぱいの上を流れていく。その光景に、俺の卓越した童貞力が、脳内でその妄想力をいかんなく発揮している。


いつの間にか説明が終わったらしい前島くんが俺に声をかけてきたとき、既に俺の脳内ではくんずほぐれつが既に第三ラウンドに突入していた。はっと気づいた俺は慌てて前島くんと交代して機械を動かす。


無料でイケメンから視姦してもらえるサービスがこの世のどこにあるだろうか。ここにあった。〇ピュタはあったんだ。


それからいくつかのマシンを案内され、今度は下半身を鍛えるエリアへ移動になった。


「下半身は地味ですが、重要な筋肉です」

「そうなんですね」

「やっぱりバランスが大事ですから。上半身は見栄えが良いので皆さん頑張って筋トレするんですけれど、下半身をおろそかにする方が一定数いるんですよ」

「ほうほう」

「でも、下半身が貧弱だと、全身のバランスがよくありません。見栄えも悪くなります」

「そうなんですね」

「長谷川さんには是非意識して太腿やふくらはぎも鍛えて欲しいと思っています」

「わかりました。おろそかにしません!」

「良い返事で、俺も嬉しいです」


そういって彼は眩しく笑う。最高か。


「これはヒップスラストというマシンです」

「ヒップ……」


俺の喉が鳴る。


「そうです。臀部と太腿を鍛えるマシンですね」


そう言って語り合う俺たちの目の前にあるマシンはドスケベな形をしていた。彼が今からとるであろう体勢を思えば、自然と股間が膨らんでいくのもいたしかたなし。さぁ、今すぐそのエッチな体勢を俺に見せてくれ、前島くん!


俺の鼓動は百メートルを全速力で走ったばかりのように早鐘を打っている。


「じゃあ、見本を見せますね」

「お願いします!」


ゆったりとした動きで機械に近づくと、彼は台座の上に仰向けに寝転がる。キタキタキタキタ。


これはセッ〇スで言う正常位という体位ではないのか。


そんなことを思いながら息を詰めて成り行きを見守っていると、前島くんがマシンに横たわった。


すると間もなくして、俺の想像した通りのあられもない恰好が目の前に現出した。俺の興奮は最高潮に達する。


俺のスケベ感情とは裏腹に彼はいたって真面目に器具を操って筋トレの実演をしてくれているというのに、俺としては全く別のことに気を取られてそれどころではなかった。


人目にさらしてはいけない彼の秘密の場所が露わになる。


あっあっあっ!そんな所を見せちゃって良いんですか?本当に?


衆人環視の中で突如繰り広げられる御開帳に俺は喜びを通り越して恐怖の感情すら覚えた。自身の幸運が恐ろしい。


飛び散る汗が美しい。


躍動する筋肉がエッチだ。


自分の顔を必死に取り繕いながら、脳内では騒がしくもう一人の俺が声の限りに叫んでいた。


生きてて良かったと本気で思った。


何も知らない真面目なイケメンインストラクターは、至極真面目に機材の使い方や注意点を懇切丁寧に口にしながらマシンを動かす。


俺の目はもう彼の秘部からそらせない。


俺は機械の使い方などこれっぽっちも聞いていなかった。彼のイケメンボイスはまるで天上の歌。荒い息遣いは全てASMR。全ての雑念を排して、ただひたすらに脳のリソースを全て、目の前の映像と息遣いを記憶することに投入した。


先ほどまでしていたスケベな妄想すらしなかった。そんなメモリーの無駄遣いなどできない。


俺は心のストレージに彼の芸術的な肢体を保存することに心血を注ぐ。時に立ち位置を変え、時にゴミを拾うふりをしてしゃがみ、機材を確認するふりをしてケツの穴をガン見する。


彼の献身に俺は全身全霊をもって答える以外に術はない。


つまり、脳みそに焼き付けて、家に帰った後で感謝のオ〇ニーをするのだ。


本当に、こんなどエロいサービスが追加料金無しで?


次回から有料だということを忘れて俺はそんなことを思った。いいだろう。俺の有り金全て持って行けよ……。


「どうですか?わかりますか?」

「わかりません!」


IQが三にまで落ち込んでいた俺は全く彼の説明を聞いていなかったので、再度使い方を実演してみせてもらった。


笑顔の前島君は嫌がる素振りもみせずに追加のサービスもしてくれて俺を思う存分楽しませてくれた。それから俺と彼とが交代し、俺は彼の汗にまみれた台座に横たわる。


これは実質セッ〇スなのでは?俺はいぶかしんだ。


「はい、じゃあ俺がやったのを真似して体を動かしてください」

「はい!」

「本当に長谷川さんは良い返事ですね~」

「それだけが取り柄なんで!」


俺は両脚をおっぴろげて仰向けにマシンに横たわる。彼が真剣な顔で俺の体を見つめている。


夜道や公園で出合い頭に女性にコートを広げて体を見せつけるタイプの痴漢をする犯罪者の気持ちが少しだけ分かった。俺は新しい扉を開いてしまったのかもしれない。


こちらの邪悪な考えなど全く気付かないのだろう、前島くんは俺を一生懸命褒めてくれる。自己肯定感は爆上がりである。心の純粋なイケメンのスケベボディを見ながら、かつイケメンに自分を見せつけながらするトレーニングはあっという間に終わった。


推し活という言葉の意味を俺はこの日しっかりと理解した。その日のオ〇ニーは盛大に捗った。

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