隠密
「次はどんなスキルを教えてくれるんだ?」
「ええとね、次は隠密かな」
「ついに来たか」
隠密は前々から欲しかった
「どうやって発現させるんだ?」
「簡単さ、魔物を気づかれずに何十匹も殺す。それだけさ」
「意外と簡単だね」
「そうかい?魔物に気づかれずに何十匹も殺すことは最低でも一日ぐらい必要だと思うけどな」
でも、違うんだよな
「僕の使える魔法。覚えてないんですか?」
「あっ、その手があったか!」
それは、転移でこっそり後ろから不意打ちをすると言うことだ
「転移での不意打ちか。いいね、俺はずっと遠距離から風魔法をジャンジャン撃っていたらいつのまにかゲットしていたよ」
さすがとしかいえない。僕の魔法の最大射程は約百メートルほど。百メートル近づくと、魔物に敵感知でバレてしまう。
「それに、不意打ちで倒した数は何十匹もいるからすぐにできるよ」
「そうかい?本当にすぐに終わりそうだ。早速狩りに行こうか」
「オッケー」
里の結界のところまで行く。
「ここの結界は嫌な思い出があるから見たくもなかったんだけどな、」
「ハハッ、確かにそうだな。でも、俺がいるから心強いだろ?」
「確かにそれはそうだけど」
「いいからさっさと出な」
ヴィリアムが僕に向かって吹き飛ばしを使ってくる。
「うわっ、何すんだよ」
「さっさと結界の外に出ないからね、こっちは午後から予定があるんだ」
「それはそうだな、」
魔法を使うのはやり過ぎな気がするけど。まあ、少し吹き飛んだだけだから、ちゃんと手加減はしてくれたんだろうな
「北の方向にいるよ」
「わかってるよ。ていうか、北の方向がわからないんだけど」
「ごめんごめん、ていうかわかってないじゃん」
「いや、それはまあ、、、」
「カッコつけたかったんじゃない?」
「そ、それは違うし!」
図星だが、認めるのも癪だから否定する。
「まあいいや、あっちの方向にいるよね?」
「あぁ、行ってくる」
闇穴を使い、転移する。目の前に出ないように、敵感知のする真上に転移する。相手は魔狼だ
剣でサクッと切る。そして、ヴィリアムのところに戻る。
「見てたよ。早業だったね」
「え、見てたの?どこで?」
「ここからだよ、千里眼っていうスキルでね」
「そんなスキルがあるのか、いや、身体強化で目を強化すればよくね?」
「いや、ここは大森林だから、遠いところの状況は身体強化だけじゃ見えないだろ?でも、このスキルがあれば壁などを貫通して見えるんだよ」
それは普通に便利だな。でも、悪用する人が現れそうだな
「でも、これはそう簡単には発現できないから今の君にはゲットできないよ」
「そうなのか。それは残念だ」
あくまで戦闘で使えないからだ。決して悪いことをするためではない。
「ていうか、魔法を転移させて魔物を倒していけばいいんじゃない?」
「あっ、本当だ」
すっかり忘れていた。
その後、魔法を転移させて魔物を倒す戦法を十分ほどすると、手に入れられた。




