魔力探知
これでだいぶ強くなれる筈だ。
「でも、なんで魔法を教えるんじゃなくて、スキルなんだ?」
魔法を教えると言ってくれたが、あれは嘘か?
「普通に魔法を鍛えるよりも、スキルを覚えた方がいいからね。それに、付与術を使うにはとあるスキルが必要だからね」
「とあるスキル?どんなの?」
「かならず必要というわけではないけど、なかったら使うのが難しいんだ。だからだよ、それに、君の今の魔力量じゃろくに使えないしね」
それはぐうの音も出ない。
「わかった。とりあえず、すぐにそのスキルを覚えるよ」
「いいね。その意気さ」
「じゃあ、まずなんのスキルを覚えるんだ?」
「まずは魔力探知だね。これは非常に重要なスキルさ」
「魔力探知ってことは相手の魔力量がわかるの?」
「確かにそのこともあるけど、1番の魅力は相手が魔法を使うのかがわかることさ」
つまり、相手の魔法の攻撃が簡単に避けれるようになるのか。
「魔法を使うのが分かるって、具体的にどの魔法かわかるのか?」
「それは違うね。相手が使う属性だけだね。例えば、もし君が魔力探知を使い、俺が風魔法を使おうとすると、僕の周りが緑色に光って見えるはずさ」
「なるほど、早速試してみたいね。どうやって使えるようになる?」
「それは簡単さ。俺の周りに魔力があると思うだけだ。次第に自分や俺の魔力量が見えるようになるさ」
言われた通りにヴィリアムの周りに魔力があると目をつぶって想像する。少しした後目を開ける。
「これはまさか魔力?」
自分の周りから少しだけ黒色の魔力が出ている。
「もしかして見えた?もし本当に見えるのなら、君の周りは黒色の魔力が出ているだろうね」
「本当だ。これが僕の魔力か。しかし、なんで黒色?」
「君が得意な魔法は闇魔法だろ?魔力は使っている人が得意な属性の色になるのさ。もし、全属性が得意な人がいれば、何色なんだろうね。」
「僕の師匠は闇以外全ての属性が得意だったけど、何色なのかわかる?」
「え、君の師匠闇の勇者なのに、闇属性が得意じゃないの?ハハッ、面白いね。それに、全属性じゃなくてもそれは十分にすごいね。今まで見てきた中ではそんな人はいなかったね」
やはり、僕の師匠は異常だった。
「さすが僕の師匠だ。そういえば、ヴィリアムの魔力量は?」
ヴィリアムの方をよく見る。すると、とてつもない量の魔力が溢れて出てた。
「うわーお」
「驚いたね。流石に無理もないよ。俺の魔力量は君と比べると何百倍もあるからね」
「これが勇者か、、」
「いや、普通の勇者はこの程度ではないよ。俺は勇者の中で2番目に魔力量が少ないからね」
「2番目に少なくてこの量か」
改めて自分の魔力量の少なさに実感した。




