里での休日3
「ここからが本題だ」
レンが急に真剣な顔になる。
「本題?どうゆうこと?」
「実はな、5日前に俺の部下が何者かに殺されたんだよ」
「それがどうしたの?」
「その部下はアンデットによって殺された」
魔物に襲われて亡くなることは普通ではないだろうか。
「なんで部下が殺された話を僕に?」
「亡くなった部下はアンデット程度ではやられない。もしやられるとしたら何十匹もだ。ハルカ、君もそんなことに昨日遭遇しなかったか?」
「なんでそのことを?」
「つまりハルカも何十匹ものアンデットに襲われたわけだな?」
「まあね、倒しきったら数十分後にまた来るっていうことが繰り返し起こっていたね」
本当にあの時のことは思い出すだけでむかつく。
「そもそも自体、アンデットは群れない。普段は単独で人を襲うものだ。つまり、何十匹も同時に襲ってくるのは異常だ」
「僕は数十分おきにアンデットの集団が現れて何者かの嫌がらせとおもったね」
夜のことをおもいだす。
「そうだ。俺たちもそのような答えに辿り着いた。そして、ハルカがこの里に来た」
「僕がこの里に来たことがどうしたの?」
「アンデットを操れる魔法を使えるのは人族か魔族だ。だから、俺の部下を殺した犯人はハルカだと思ったのさ。それで君は檻に捕まったってことだ」
僕が捕まった真実を聞き、驚く。
「やっぱり勘違いで捕まったんだね」
「すまん、俺の早とちりだった」
「いいよ。僕だってレンの立場だったら確実に僕を捕まえて確認する」
「本当にありがとう」
つまり、アンデットを操る魔法使いがこの大森林にある可能性が高いってことだ。
「目的は謝ることじゃなくて、僕に協力を申し込むためでしょ?」
「なんでわかる?」
「君がその部下を話しているときは悔しそうだったからね」
「そうなのか」
レンは自分の顔を触る。そしてすぐに僕の方を見る。
「改めて、ハルカ。この事件の犯人を見つけるのを手伝ってくれないか?」
「もちろんさ。友達のお願いだし、捕まったことの恨みを晴らしたいし」
「ありがとう。そしてよろしく頼む」
「こちらこそよろしく」




