里での休日2
「ハルカー。いる?」
数時間後、家の外から聞こえる声で目覚めた。
「ふわぁ。よく寝た。どうしたんだ?」
窓から外を見る。すると、外にはレンとソフィーがいた。
「あ、ハルカ!大丈夫?」
「ちょっと待ってて、今外に行くから」
急いで階段を降り、玄関に行き、扉を開ける。
「おはよう。ソフィー、レン」
「おはようって、もう夕方よ」
「え?まじで?」
「ソフィーネ様の言ってることは本当だ」
「そんな寝てたのか、、」
大体十五時間は寝ているんじゃないか?
「昨日のことヴィリアムから聞いたわよ。迷子になってたって。それで怪我したんでしょ?私達はお見舞いに来たのよ」
「怪我と言ってもほとんど完治しているけどね」
「ヴィリアムによると、腕が切断されたと聞いたが」
「え!?ハルカそれ本当!?」
「まあね、でも回復魔法で治してくれたからちゃんと動くから問題ないよ」
腕を激しく動かす。
「ヴィリアムに家に勝手に入っていいって言われたからお邪魔するわよ」
「ええ、ちょ、まあ、ヴィリアムがそう言ったならいいか」
「お邪魔しまーす」
「お邪魔します」
ソフィーとレンはすぐに居間へ行く。
「広いのによくここが居間ってわかるの?」
「まあ、何度か行ったことがあるからねー」
ソフィーがレンの肩を叩く。
「同じく」
「そりゃそうか。ソフィーとレンはヴィリアムとどんな関係なの?」
三人とも側から見れば距離が近い。
「私達三人は小さい頃から一緒に遊んでいた幼馴染かな?」
「一応そうなりますね」
幼馴染なのにレンはソフィーに対して敬語なのか。
「レンはね、少し前まではタメ口だったのに急に敬語になったのよ。なんでなんで?」
「俺と貴方では立場が違います。ただの隊の隊長と里長の娘ですよ?」
「そんなこと全然気にしなくていいのに」
「俺が気になります」
なんか複雑だな。
「だからソフィーに対して敬語なのか」
「そんなことより、」
「そんなことってなによ!?」
ソフィーが怒った。それほど幼馴染に敬語を使われるのが嫌なのだろう。
「まあまあ、落ち着いてください。ソフィーネ様」
「そうだよ、落ち着いて」
「わかったわよ」
少し不機嫌だ。
「改めて、なんで大森林で迷子になったんだ?」
「いやー、それが間違えて結界の外に出たらしくて、外側から入らなくて、ずっと里に行く転移魔法陣を探していたんだよ」
「外側から中に入らないのは当然だろ?」
よくよく考えてみるとそうだ。外側から中に入ることができるなら結界の意味はない。
「心配をかけて申し訳ない」
「とりあえず、ハルカ。君は死にかけていたんだ。もしヴィリアムが来なかったら確実に死んでいた。次からはちゃんと考えてから動くように」
「はい」
ソフィーは不機嫌になりながらも、僕が死にかけていた事自体にも大変驚いている。
「ハルカ、死にかけていたの?」
「まあね」
「レンの言った通りちゃんと考えて動くことね」
「はい。ちゃんとそうします」
「バカ」
弱めのパンチで殴られた
「ごめんな」
「私だって前死にかけてハルカに助けてもらったんだから言える立場じゃないけどね」
「だね」
「少しいいか?」
レンが話しかけてくる。
「ここからが本題だ」
真面目な顔で言う。




