夜の大森林
迷子になってしまったようだ。
「いや、待てよ。転移なら通り抜けかられるかもしれない。よし、やるぞ」
闇穴を出し、中に入る。
「うわー!」
どうやら、内側から押されて闇穴から追い出されたようだ。多分、これも入れないのは里の結界のせいだ。
「イッテェ」
尻餅をついた。少しだけ痛い。
さて、これからどうしよう。多分だが、レンは僕が家にもう戻って来ていると思っていると思う。ソフィーもそうだ。つまり、僕がいなくなったのに気づくのは明日あたりだと思う。里に行く転移魔法陣を探すか、野宿をして見つけてもらうまで待つかの二択だ。
ワンチャンを狙って、転移魔法陣を探すか。最近は冬になってきて、夜はとてつもなく冷える。今は寝袋などは持ってない。だから、できるだけ早く見つける。
多分今は5時ぐらいだろう。冬のため、日が暮れるのが早いため、6時には真っ暗だろう。暗くなる前には帰りたい。
「よし、探すぞ」
結局、見つからず真っ暗になってしまった。
「どうしよう。これじゃあ、視界が見えずらいから、魔物と戦いづらい。慎重にいかないと」
ガサっと音がなる。
「なんの音だ?」
敵感知に反応が出る。反応が出てるのはすぐ近くだ。周りに何体もいる。包囲された。
「まさか、魔物!?」
だが、おかしい。なぜなら、敵感知は五百メートル先まで見える。急に近くに現れることはない。もしかしたら、隠密を使われているのか。いや、隠密は敵感知に映らなくなるのと、気配が出なくなるだけと聞いている。でも、魔物の姿が見えない。
地面からボコっと、音がする。音がした場所を見ると、手の形をした骨が出て来た。
「ヒェッ!」
思わず驚いてしまった。
魔物が姿を現す。その姿は骨の姿をしたゴブリンだ。
「アンデットだ」
多分敵感知は地面にいる敵を感知したのだ。多分それまで反応がなかったのは活動していなかったからだろう。敵感知は死体までは感知しない。
「ウガァ!」
襲いかかってきた。あまり速くはないため、避けるのは余裕だ。
こっちが首を攻撃すると、簡単に崩れた。
「あれ、思ったよりも弱いな。ん?」
倒したアンデットが首と胴をつけていた。
「うそぉ」
治った。今度は顔を攻撃すると、骨が崩れた。多分弱点が顔なのだろう。
どんどんくる。今までに相手取ったことのない数だ。しかも、顔を攻撃しないと、死なない。面倒くさいな。そこらへんのゴブリンよりは厄介だ。
濃霧を出す。元から夜の闇で真っ黒のため、あまり変わらない。
「よし、頑張るか」
これ以上面倒くさい敵が現れませんように。




