大森林4
人狼の下半身と上半身が分かれた。
「やったか?」
念の為、僕は人狼を剣で刺す。
「よっしゃぁぁ!」
倒せたことを確認したため、安心する。
「イテェ!」
胸の傷が少し痛む。どうやらさっき負った傷が治っていないようだ。
「大丈夫?!」
ソフィーが急いでこっちに来てくれた。
「傷口が開いちゃったみたいで」
「時間がなかったんだから一時的な治療よ」
ソフィーは僕の胸に再び中級の回復魔法をかけてくれた。
「ありがとう」
さっきの治療とは違い、今回は治ったようで、動いても痛くもなんともない。
「本当に傷まない?」
「平気、平気」
「ならいいけど、、、」
「そういえば、さっきの風の刃ナイスだったよ!」
「ちゃんと指示通りにやっただけよ」
僕達は、前に思いついた作戦をした。それは、濃霧でソフィーを隠して、風の刃で攻撃をさせる作戦だ。だが、前にも言った通り、僕の位置はソフィーは分からないため、間違って当たる可能性があることである。そのため、事前にソフィーが攻撃する前に空中に行くことで、当たらないようにした。さっき火炎を人狼に当てた理由は、顔に当てて、視界をさらに塞いで、僕はコッソリ空中に行くためだったのだ。だから、この作戦は通用した。
「人狼に攻撃があまり効かなかったね」
「中級までの魔法はほとんど効かないもの」
「えー」
僕だけでは倒せないじゃん、、、、
「本当にソフィーがいてよかった」
「そうよ!私だってちゃんと役に立つんだから!」
ソフィーの機嫌が良くなった。
「取り敢えず、再出発だね」
「レッツゴー!」
その後は、人狼などは全くいなく、魔狼しか遭遇しなかった。
そして、一時間後、、
「やっとついたわよ!」
「やったついたー。って、肝心のエルフの里は?」
目の前はただ大森林があるだけだ。
「ちょっとまってよ」
ソフィーは、地面を見て、何かを探している。
「あっ、あった!」
ソフィーの足元を見ると、魔法陣が描かれている。
「これは転移魔法陣?」
「正解!これでエルフの里に行くの」
転移魔法陣は目を凝らして地面を見なければ分からない。道理で全然見つからないわけだ。
「じゃあ行こうか」
「そうね!」
僕達は一緒に転移魔法陣に乗る。数秒後、視界が真っ白になり、転移する。
すると、目の前には、綺麗な里が見えた。転移したんだろう。
「誰だ貴様!」
なぜか僕は弓を構えているエルフたちに囲まれていた。




