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大森林

 翌日、僕はソフィーに勧められて、大森林の中にあるエルフの里に訪れることになった。


「名前通り大きいな、、、」


 今まで見ていたが、しっかり見ることは無かった。

   

「でしょ?だから、エルフの里まで遠いわよ」

「うわー、それは面倒だね」

「エルフの里からこっちに来るまで何時間もかかったのよ」

「それなら頑張れるかも」

「じゃあ行きましょうか」


 ソフィーによると、エルフの里は大森林の中に隠されているらしく、人間だけで見つけることは難しいらしい。今まで人間が入ってきたことはこの十年で三人であり、見つける難しさが分かる。


 そもそも、昔のエルフは人間のことをきらっていたらしく、その理由もあるため、昔のエルフたちは見つけられるのが難しい大森林に里を作ったらしい。


「魔物がきたわよ!」

「ほんと?」


 僕は敵感知を使う。方向は前の方で、三体だけだ。


「戦う?」

「もちろん。どんな敵が出るか気になるしね」


 敵感知の大きさは大したことがない。


 今回は初めての戦いだから、転移(ワープ)での不意打ちはなしだ?


「お、あれか、、」


 初めてみる魔物だ。狼のような見た目である。


「あれは、魔狼よ。足が速いから気をつけて」


 魔狼が噛み付いてくる。速度は普通のゴブリンよりも断然速いが、ハイゴブリンほどではない。攻撃を避ける。


「怖っ!」


 だが、怖い。前の世界では犬でさえ怖かったのだ。力が強くなっても怖いものは怖いのだ。


「どうしたの?!」

「何でもない!」


 怖さを我慢して、切る。魔狼の大きさは小さいため、簡単に切れる。


 右と左から2匹目と3匹目も来て、同時に噛みつきをするつもりのようだ。その前に火の玉(ファイア ボール)で二体に撃つ。


「ふぅ、なんとかなった」

「大丈夫だった?さっきの、、」

「あぁ、全然大丈夫だよ」


 怖かったなんていえない。でも、簡単に倒せてよかった。もし魔狼に苦戦していたら、この後に出てくるかもしれない魔狼の上位互換にボコボコにされるだろう。


「ならよかった」


 前にもこんなことがあった気がする。


 思い出した。初めてゴブリンを倒したときだ。あの時はゴブリンを倒すのが怖かった。でも、克服できたな。懐かしい。もう半年ぐらい前のことだろうか。


「じゃ、行こうか」


 大森林の探検はまだ続く。

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