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森の国

 どうやらものすごい遠いところに来たらしい。


「助けてくれましたので、道案内をしましょうか?」


 さっき助けだ人がそう言う。


「ありがとうございます。ここから一番近い街に行きたいんですけど、どれくらい時間がかかりますか?」

「ここから一番近い街ですか?私もちょうどそこに行く予定だったんですよ。馬車で連れて行きましょうか?」

「それはありがたいです」

「大体、ここから一時間ほどで着きますよ」


 助けた人の馬車に乗る。馬車は初めてだ。馬車には荷物がある。多分物を運ぶ人なのだろう。


 多分だが、左に見える、森は、大森林だ。森の国にはエルフが住んでいるらしい。そのほとんどが大森林のエルフの里にいる。たまに大森林から出てくる人もいる。だが、シェイテナブル国では一度も見たことがない。


 シェイテナブルは、人間だけの国らしく、他の種族が入ることは禁止らしい。


 人間以外にエルフ、ドワーフ、海人、魔族など様々な種族がいる。


 種族で一番の違いが使える魔法だ。例えばエルフは、風魔法と回復魔法しか使えない。ただ、この二つの魔法が飛び抜けて強い。ドワーフは火魔法と土魔法。海人は水魔法と電気魔法。この三種族は二つの魔法が得意でそれ以外は使えない。


 魔族は、光魔法以外は全部使える。魔族も光魔法以外は得意だ。


 そして、人族は全部の魔法が使える。だが、飛び抜けて強い魔法がない。つまり、魔族が全種族で一番魔法が得意だ。


 旅は三年もあるため、全種族を見て、戦ってみたい。


「旅人さん。ついたよ」


 僕が色々考えているうちにもうついたらしい。


 街は、今までに見たことがないほど美しい。まあいた街よりは小さい。まあ、前のあそこは王都だから比べる意味はない。


 僕は街に着くと、おろしてもらう。


「ありがとうございました」

「いえいえ、こちらこそ命を助けてもらってありがとうございます」


 初めての場所だからワクワクする。まずは宿屋探しだ。僕は今まで魔物を討伐しまくったおかげで、しばらくは困らないほどお金を持っている。


「使えないですね」

「え?」


 宿屋で泊まろうとしたところ、別の国のお金のため、使えないらしい。


 野宿するしかないのだろうか。


 

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